家島諸島めぐり、ラストは最も人口の多い家島。まずは簡単な島の紹介とアクセス、そして網手港から宮港までの道のりをご紹介。宮浦神社にも立ち寄りました!
家島ってどんな島?
家島(いえしま)、坊勢島(ぼうぜじま)、男鹿島(たんがじま)、西島(にしじま)の4つの有人島が属する家島諸島。その中でも、家島は2,000人を超える人が暮らす、最も人口が多い島。「家島本島」とも呼ばれています。
島内は港町の風情が色濃く残っています。海に向かう鳥居が人気の「家島神社」や真浦の獅子舞で知られる「真浦神社」が鎮座しており、港町を散策しながら神社をめぐるといった楽しみ方ができます。
島へのアクセス
家島へ行く航路は、「姫路港」から高速いえしま/高福ライナーが運航しています。本数は1日16便と非常に多く、乗船時間は30~45分ほど。運賃は1,000円です。
家島の港は「宮港」と「真浦港」の2ヶ所あります。この2港の距離は約2km、歩くと30分ほどかかるのでご注意を。
さらに、坊勢渡船が坊勢島と家島をつなぐ離島間航路を運航しています。乗船時間は15分、運賃は400円。この航路の場合は、第3の港「網手港」に寄港。「宮港」や「真浦港」までは徒歩30分ほどかかります。
今回の訪島計画
今回は1日で家島諸島の4つの有人島をめぐる計画。ということで、坊勢島からの離島間航路を利用して訪島します!
1日で4島めぐるとなると、どうしてもこの家島の滞在時間が短くなってしまいます。大丈夫かなと思っていたところ、西島で奇跡の臨時便により大幅に予定変更!島への到着が早まり、その結果滞在時間を延ばすことができました!
坊勢島から網手港へ
ということで、坊勢島から15:45に到着した家島の網手港。桟橋があるだけで、お店などの施設はありません。
坊勢島と同じく、ここも原付は大量。島では車よりも便利な移動手段なのでしょうね。
待合室は窓と戸がない、半分屋外タイプ。バス停みたいな佇まいです。もちろん、トイレ・自販機・マップはオールゼロでございます。
港から進むと分かれ道。左へ進むと「真浦港」、右へ進むと「宮港」です。まずは家島神社へ向かう予定なので、右へ。
この分かれ道に立つのは網手の浜地蔵尊。きれいに掃除されており、東屋まで設けられているお地蔵様。厚く信仰されているのが一目でわかります。
宮港までの道のり
最初は何もない道ですが家島中学校を過ぎたあたりから、いつの間にか集落に入っています。途中、冷蔵庫の群生地を見つけました。
塗りたてのような真っ赤な神社は、桜丸大神と書かれています。聞きなれない神社ですが、白い狐が置かれているので稲荷神を祀っているのかも。
空き地にはネコがたくさん!ここのネコたちは、お互いにすりすりしながら歩いていて、不思議な集合体のようです。
ひょうたんやというお店を見つけました。食料品、鮮魚も扱っている島の商店。店の前には生簀があり、カワハギやキジハタを販売しておりました。
鎮座する宮浦神社
網手港からゆっくり歩いて約40分、宮港のそばに立つ宮浦神社に到着しました。
木造で銅板葺のしっかりした社殿。現在の建築は、昭和63年(1988年)に再建されたものです。
御祭神は猿田彦神、天照皇大神、武甕槌命、底筒男命。7月に行われる天神祭はここから御神火を採火することからはじまるそう。
かつて比叡山の僧侶・覚円は坊勢島(ぼうぜじま)に渡海。そこで霊夢を見て、琵琶湖とよく似たこの家島の地に白髭大明神を建立します。それがこの神社のルーツ。明治時代の神仏分離に伴い、宮浦神社に改称されます。
このまま海辺の道を歩いて、家島神社へと向かいます!つづく。
最後の1枚は、道中で見つけた野生のかがみもちです。
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