一度は見たいひたち海浜公園の真っ赤なコキア。10月に訪問すると、モコモコとしたコキアが丘を埋め尽くす光景を目にすることができます。さらに個性的なコスモスやバラなど、秋の花が盛りだくさん!秋のひたち海浜公園は、1粒で何度も美味しいです。
秋のひたち海浜公園
茨城県を代表する観光スポット、ひたち海浜公園。遊園地やバーベキュー、サイクリングなど様々な楽しみ方ができる広大な公園ですが、その名を全国に広めているのは「花景色」!5月に一面青い絨毯を広げるネモフィラ、そして10月に真っ赤な世界を作り上げるコキアは特に有名です。
ネモフィラと同様に、園内の「みはらしの丘」という場所が、コキアスポット。入園した人はみんなそちらへ向かうので、人の流れに乗っていけば迷うことはありません。
やっぱりかなりの混雑ですが、園内は広大なためそれほど圧迫感はありません。
コキア&コスモスの花景色
みはらしの丘に到着しました!グリーン、ピンク、レッドと3つの色が折り重なる様子があざやか。まるでパッチワークのようです。
赤いのはコキアですが、手前のピンクはコスモス。てっきり別々の場所に咲いているのかと思ったのですが、同じ場所に合わさっているんですねー!
絨毯のように広がる真っ赤なコキア。もこもことした質感がかわいらしく、なんだかおとぎの世界に迷い込んだような気持ちです。
人はたくさんですが、丘自体が広々としており道幅もあるため、交通に支障は出ないレベル。「ここから撮るのが一番!」みたいな撮影スポットも決まっていないため、人の流れは割りとスムーズです。
季節によって姿を変えるコキア
あまりなじみのある植物ではないコキア。正式名称は「ホウキギ」、別名「ホウキグサ」とも呼ばれており、かつてはホウキの材料としても利用されていたそう。離れてみるとモフモフに見えるのですが、近くで見ると意外ととげとげしてます。
もともと赤い植物というわけではなく、これは紅葉した姿。夏場に訪れるとグリーンの姿を見ることができます。
緑色のコキアは、秋になると頭の方から徐々に赤くなっていきます。さらに、10月下旬になると、赤色が少しずつ抜けて黄金色になってゆきます。色が変わる途中のグラデーションコキアを探してみるのも面白いです。
カラフルで個性的なコスモス
先ほどのみはらしの丘ではコキアとコラボしていたコスモスですが、園内には他にもコスモスの花畑があります。観覧車をバックに広がるのは色とりどりのキバナコスモス。
白く八重の花を咲かせているのはカップケーキミックス。名前の通り、カップケーキを開いたような花をしていますスーパーのお菓子材料コーナーに並んでいそうな名前です。
筒上の花を咲かせるシーシェル。最近昭和記念公園(東京都)で知ったのですが、こちらも面白い花びらですよねー!
赤黒い花を咲かせているチョコレートコスモス。どことなく大人の魅力を感じさせるカラーリングです。色味もチョコっぽいですが、なぜか香りもチョコっぽいのです。
他にもいろんな花が・・・!
みはらしの丘の手前にはソバの花。コスモスやコキアに比べると地味なのであまり写真に撮っている人はいませんが、白く小さな花を健気に咲かせています。
ハギも良い感じに咲いています。すごくキレイなのですが、咲いているのはみはらしの丘へ向かう道。コキア&コスモスの手前ではちょっとポジショニングが悪いです。
そして、秋の花の代表といえばバラ。園内には「常陸ローズガーデン」があり、多様なバラがてんこ盛り。初夏と晩秋の2シーズンで楽しむことができます。
美味しいコキア
お腹が空いてきたので何か食べたい!園内には軽食やレストランがいくつかあるので、食事に困ることはありません。
せっかくならここでしか食べられないものが食べたい・・・そんな私におすすめなのがコキア系の食べ物!紅葉前と紅葉後の赤と緑をイメージした「コキアカラーソフト」や、同じカラーリングで「こきあ饅頭」などなど。さすがにコキアは食用ではありませんが、コキアカラーにちなんだ食べ物がそろってます。
そして、この季節の名物といえば「コキアカレー」。
真っ赤なカレーでトマト風味に見えますが、スタンダードな甘口カレー。ご飯がかなりぎっしり詰まっているので、見かけよりもずっとボリュームあります。そして、ルー不足にはご注意ください。
福神漬けの代わりに、「畑のキャビア」ことトンブリがついてます。臭みもなく、カレーと合わせて食べるとプチプチ食感が残って楽しい。
ところでトンブリって何でしょうか・・・?調べてみたところ、その正体はコキアの実を加熱加工したもの。
コキア、食べられました!!!
アクセスと営業情報
最寄りとなるICは「ひたち海浜公園IC」ですが、料金所を出てすぐ信号があるため、渋滞となることが多いです。そんなときは渋滞をスルーして一つ先、終点となる「常陸那珂湊IC」まで行くのがおすすめです!
常陸那珂湊ICから出ると、海浜口駐車場が近いのですが、ここは台数が少ないため満車になっていることも。そんなときはぐるっとまわって西駐車場へ向かいましょう!常陸那珂湊ICから向かうと左折入庫できるので、割とスムーズに入ることができます~。
開館時間 | 9:30~17:00 ※季節によって変動あり |
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休館日 | 火曜 ※時期によって無休 |
料金 | 450円 |
公式サイト | https://hitachikaihin.jp/ |
※掲載の情報は2022年9月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
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