日生といえば「カキオコ」。多数のお店がある中で、今回訪ねたのが日生港すぐ近くに立つみっちゃん。ローカルな魅力が詰まった朝ドラのようなお店で、牡蠣たっぷりのお好み焼きをいただきました!
カキオコの人気店
岡山県の備前市にある日生(ひなせ)。1960年代頃から牡蠣の養殖が盛んになり、それを活かして考えられたメニューがカキオコ。日生町には多数のお店がありますが、今回私が選んだのはみっちゃん。日生港のすぐ近くにあります。
平日の10:45頃の訪問。日生諸島めぐりの途中、少し時間があったので立ち寄りました。まだお昼前だったためか、お客さんは私以外におらず。クチコミによると行列になることもあるそうなので、ラッキーでした!
鉄板一枚の店内
店内に入ってびっくり!テーブルもカウンターもなく、鉄板1枚が置かれただけの空間。
それを中心に椅子が6〜8つほど並んでいるという、非常に特殊な店内。もうこの時点で、初めての体験にどきどきしてきました!
「カキオコかな?」と尋ねてくれたおばあちゃんが、すぐ目の前にて調理スタート。
壁には「みっちゃん耳が聞こえにくいので大きい声で注文してください」との貼り紙が貼られています。このおばあちゃんが店名となっているみっちゃんなのですね!
調理は目の前で
みっちゃんは薄く伸ばした生地にたっぷりとキャベツとネギを乗せていきます。具材と生地を混ぜないのは、関西風ではなく、広島風でしょうかね。
投下されるのは、これまたたっぷりなカキ!かなりの大粒です。
しばらく蒸したあと、ひっくり返すとふんわりとした姿に。「カキが大きいからちょっと待っててね」と、みっちゃんが声かけてくれました。
熱々のカキオコ
ついに焼き上がりました!調理過程をずっと見ていたので、待ちに待った気持ちに。ソース、青のり、紅しょうが、青ネギはみっちゃんがかけてくれます。
直径は25cmくらいとけっこう大きめ。キャベツがたっぷりなので、お味はさっぱりとしてます。生地はもちもちカリカリという食感。たまりません。
そしてカキがごろごろ!大粒で10粒ほど入ってます。もったいぶらず、どんどん食べても大丈夫。
マヨネーズと一味を使って味変も可能です。
さてさて、わたしは猫舌です!鉄板直食いはなかなかハードと思ったのですが、取り皿があったので少しずつ冷ましながら食べられました。
ボリュームはけっこうありますが、少食気味な私でもなんとか食べ切れました。熱いのと量が多いことから30分くらいかけてゆっくり食べたので、最後の頃にはすっかりカリカリ。でも、これはこれで美味しいです!
超濃厚なローカル感
店内ではみっちゃんと娘さんらしき方の会話がとっても愉快!
近所のおばちゃんがやってきては、テイクアウトを注文しつつ、待っている間にひとつ鉄板の上で食べ始めたり、また別なおばちゃんが来ては果物を届けていたりと、次々と地元の人が訪れる感じもたまりません。
まるで朝ドラのようなにぎやかさがとっても居心地良い。おばちゃんの一人が、ひっそりカキオコを食べる私に気が付き「美味しいだろ?やかましくてごめんなー!」と声かけてくれました。全然です!!もっとやってください!!
「レトロ」や「エモい」といった表現では全然足りない、ぎっしりと詰まった濃厚なローカル感。カキオコの味とともにたっぷりと堪能させていただきました。
アクセスと営業情報
日生港より徒歩1分。駐車場は店の隣に2台ほど。かなり狭いので、大きい車の方は港の市営駐車場(200円)に停めるのが良さそうです。
前述の通り、行列ができる可能性がありますので、時間に余裕を持たせての訪問がおすすめ!Google Mapのクチコミも見ておくのがおすすめです~。
営業時間 | 10:00~14:00 |
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定休日 | 火曜 |
公式サイト | なし |
※掲載の情報は2025年5月時点のものです。最新情報は店舗にてご確認ください。
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