福江島 Part 1 市街地のスポット 離島とは思えない趣ある五島氏庭園&五島つばき空港へ (五島市)

五島列島

五島列島7日間の旅5日目は最後にして最大の島となる福江島。レンタルバイクを借りたら、手始めに石田城跡に残る日本庭園・五島氏庭園と、五島つばき空港の愛称で親しまれている福江空港の2つの市街地スポットへ向かいます。

訪問日:2019/7/22(月) 

福江島ってどんな島?

福江島地図

福江島(ふくえじま)は、面積は326km²と五島列島最大の島。石垣島や西表島よりも少し大きく、また伊豆大島の約3倍の大きさを誇り、日本の離島の大きさランキングでも11位にランクインしています

メインとなる福江港周辺には市街地が広がっており、コンビニ・ポプラやスーパーが何件かあります。他にもミスド、マツモトキヨシ、ジョイフルといったチェーン店もあり、生活には何も困らない雰囲気。福江島地図2

主な観光名所は、堂崎天主堂や水ノ浦教会などの4ヶ所の「教会」、石田城跡や武家屋敷といった「歴史スポット」、鐙瀬(あぶんぜ)熔岩海岸や鬼岳、温泉などの「火山スポット」、そしてビーチや展望台などの島らしい「自然スポット」など様々なバリエーションがそろっています。

福江島へのアクセス

まずは五島列島おなじみの夜行船フェリー太古。福岡県の博多港を23:45に出発するため、各地から飛行機で福岡空港→博多港から乗船というコンボで翌朝には島へ到着できます。
フェリー太古

夜行船に抵抗がある方やスケジュールが合わない方は、長崎県の長崎港からジェットフォイルフェリーで向かう方法もあります。こちらを利用する場合は長崎空港からバスに乗り長崎港へ。
高速船

定期船が乗り入れる港が8つもあった上五島に比べて、メインとなる港も基本は福江港1箇所。どの船で向かっても降りる港は一緒なので、シンプルでわかりやすいです。

また、船だけでなく飛行機による空路もあります。
長崎空港や福岡空港から五島つばき空港こと福江島空港まで一気に渡ることができます。時間に余裕はないけど懐には多少余裕がある、なんて方にはおすすめの手段です。

今回私は、五島列島の島めぐりの最後に立ち寄ったので、奈留島から高速船ニューたいようでアクセスしました。所要時間は30分、運賃は790円。
たいよう

島での移動手段

福江島は広い島で、なおかつ観光スポットが島のあちこちに散らばっています。移動手段の確保が重要です。
レンタカーを借りようかと思ったのですが、そこそこのお値段。2泊する予定のため、ここはお財布に優しいレンタルバイクにしました。

今回の旅ではレンタカー、コムス、自転車と利用してきましたが、まだバイクには乗っていません。島旅といえばやっぱりバイクに乗りたいという気持ちもあります。

利用したのは、ゲストハウス雨通宿(うとじゅく)に予約の際に紹介してもらった入江レンタカー。福江港到着時に連絡したところ、港まで迎えにきてくれました。福江島宿泊者は10%オフとなり、2日間で4,960円。

レンタルバイク
今回の相棒はコチラ。前カゴはありませんが、後ろに付けるキャリーを無料で貸してもらえたので収納はばっちり。むしろカゴより安心のストレージ。

またがってアクセルをにぎり出発!爽快な風が吹き抜け、常に下り坂の自転車みたいなイメージ。やっぱり島といえばバイクです!
宿泊予定の雨通宿にチェックインし、荷物を預かってもらいます。今日は午後の船で久賀島へ向かうのですが、それまで少し福江港周辺を観光することにしました。

心が落ち着く『石田城五島氏庭園』

石田城跡

開園時間:9:00~17:00
休園日:火、水、年末年始
入園料:800円

福江港のターミナルから徒歩10分ほど、市街地ど真ん中にある石田城跡。お堀に囲まれたお城跡地は、五島高校や歴史資料館、図書館などの施設が入っています。
石田城跡

そんな城跡の二の丸に残る五島氏庭園は、福江市街地を代表する観光スポット。五島家の30代当主・盛成(もりあきら)によって造られた林泉式庭園です。ソテツやオオタニワタリなど亜熱帯性の植物が生い茂っており、入口から既に独特な雰囲気が漂います。
五島氏庭園

五島氏庭園2

庭園の中央に広がる池は、金閣寺の丸池を模したという心字が池。盛成は亀を好んでいたため、池の随所にカメをかたどった岩が配置されています。その数は全部で36にもなるそう。亀石探ししても楽しそうです。

この池は、その名の通り「心」の文字をかたどっているそう。しかし、点々が見当たらないのであまり心っぽくないと感じてしまいます。全国にある心字池の多くは草書体(筆記体のような書体)の心を模しているパターンが多いので、この心字が池も同様に草書体なのかもしれません。

こちらは「茶事の井戸」。抹茶テイストに苔むした、とても趣ある井戸。中を覗いて見ると、そこにはカニがいっぱい!福江島はカニが多い島です。
茶事の井戸

この岩の台は「板石」といい、御庭方を命じられた僧・金正がこの石に座って指示を出していた場所。いわば監督席ですね。
板石

庭園を周り終えると、順路は隠殿屋敷の中へと続きます。ここからは知識豊富なおばちゃんが、屋敷に伝わる歴史や細部に隠れた装飾、隠し部屋や抜け穴などをみっちりと解説してくれます。襖の向こうに広がる日本庭園は、離島とは思えない風情ある景観。
五島氏庭園3

このあとは13:35のフェリーで久賀島へ!レンタルバイクを載せて日帰り観光してきました。
詳しくはコチラの記事にて↓

久賀島 Part 1 悩むアクセスと島での移動手段 (五島市)
奈留島から福江島に着いた後は、バイクをレンタルして久賀島へと渡ります!五島列島の他の島に比べてアクセス手段、島内での移動手段ともに選択肢が非常に少ないため、訪問難易度は高め。事前計画必須な島です。

立ち寄りスポット『五島福江空港』

久賀島から福江島に帰り、時刻は17:30。まだ帰るには早いなーと思い、市街地からほど近い鬼岳へ。
鬼岳
ここは車で登れる小さな芝生の山で、山頂からは市街地が一望できるらしい。暮れゆく夕日に染まる街とか素敵!そう思っていたのですが、鬼岳山頂にはたっぷり雲がかかっています。これでは登ったところで、雲で何も見えないのは確実です。それどころか雨も降っているかもしれません。ということで、途中で道を変更し、近くの福江空港へ行ってみることにしました。
五島つばき空港

「五島つばき空港」の別名もあるこちら空港は、福岡・長崎からの便が就航している小さな空港。内部にはお土産屋さんとレストランがあり、ちょっとした道の駅感覚での立ち寄りにもおすすめ。五島つばき空港2
五島愛が高まってしまったので、ゆるキャラ「つばきねこ」のトートバッグと、万能五島あご味買っちゃった!つばきねこ
空港といえばおなじみの展望デッキも備えています。滑走路にはORC(オリエンタルエアブリッジ)の航空機が降り立っていました。就航する便はそれほど多くないので、離着陸が見れたらラッキーかも!プロペラ機
そろそろ日も暮れてきたので、今夜の宿・雨通宿(うとじゅく)に戻ります!

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