日本を代表する温泉の一つ、道後温泉。松山市の市街地からすぐ近くにあり、電車でわずか20分ほどでアクセスできます。情緒あふれる町並みや、ミュージアム、名物グルメなど様々な魅力が詰まっており、営業時間も長め。たっぷり一日楽しめる温泉街です。
レトロな道後温泉駅
松山市駅から伊予鉄城南線で約20分の道後温泉駅。ここが道後温泉散策のスタート地点。明治時代の洋風建築で仕上げられており、モダンな雰囲気。駅舎内にはスタバも入っています。
駅前にあるレトロな車両は「坊っちゃん列車」。展示用の車両かと思いきや、土日祝日には街中を走ることがあるそうです。気になる方は、運行予定をHPにて確認してからの訪問がおすすめです。
坊っちゃんカラクリ時計
道後温泉駅の目の前にあるこちらの時計は、坊っちゃんカラクリ時計。隣には足湯もあります。地元の中学生が浸かって話している様子は微笑ましい。
8:00~22:00の毎時00分になると、坊ちゃんのキャラクターが登場!大きな時計がぐぐぐっと持ち上がり、かなりスゴイ!流れてきたのは「子守歌風伊予節」。楽曲も4曲用意されており、時間帯によって変わります。
土日祝日や特定期間には30分間隔で上映されることも。かなり見ごたえがありますので、時間調整してもぜひ見て行きたいところです。
色彩あざやかな伊佐爾波神社
道後温泉駅から東へ300mほど進むと、そびえる石段が見えてきます。こちらは伊佐爾波(いさにわ)神社の参道。
登った先には朱色があざやかな楼門。別名、「道後八幡」とも呼ばれる神社で、はるか昔に仲哀天皇と神功皇后が道後温泉に訪れた際の行宮跡地に建立されたと伝えられています。
回廊が取り囲んでおり、ぐるっと一周できます。本殿は内陣と外陣が連なり、間に樋を設けた八幡造という建築様式。このタイプの神社は、現在4社しかないそうです。
展望足湯のある空の散歩道
道後温泉本館目の前の階段を登った先にある展望台。高台にあるため、眺めは抜群。温泉街を一望、とまでは行きませんが、趣深い道後温泉本館を上から眺めることができます。
さらに足湯も設置されています。利用時間は6:00〜21:00までと長いので、早朝や夜のお散歩にぴったり。見晴らしの良い足湯って、めっちゃ気持ち良いですね!
道後ぎやまんガラス美術館
道後温泉本館から徒歩5分ほどのところにある山の手ガーデンプレイス。温泉街の喧噪も届かない静かな敷地内には、手入れの行き届いた素敵なお庭が広がります。
この建物の地下にあるのが道後ぎやまんガラス美術館。江戸、明治、大正時代に国内で作られたガラス作品を中心に、約300点を展示するミュージアム。開館時間は9:00〜22:00と非常に長いため、温泉に入った後でも立ち寄れます。
ガラス作品の多くは、日常に溶け込むよう実用性も考えられているのがとってもユニーク。こちらは明治から大正時代に作られた虫かご。繊細過ぎて少しだけ不安になります。職人たちは細やかな作品を造り上げることで、技を競い合っていたそう。
こちらはなんとガラスの簾!江戸時代から明治時代に作られたもので、ステンドグラスのように使用されていたと考えられています。割ってしまいそうでコワイと思うのは私だけでしょうか・・・?
子規記念博物館
夭折の天才歌人として知られる正岡子規に焦点を当てた歴史ミュージアム。俳句に興味が無い方でも、歴史博物館としてそれなりに楽しめる内容です。
詳しくはコチラの記事にて!
道後温泉駅から徒歩5分の道後公園内にあります。公園内には他にも湯築城跡と湯築城資料館もあるので、セットでの訪問もおすすめ。
道後温泉に入浴
さてさて、やっぱり共同湯めぐりはしておきたいところ。道後温泉には「道後温泉本館」「椿の湯」「道後温泉別館 飛鳥乃温泉」と、松山市が運営する3つの浴場があります。
詳しくは次回の記事にて!
名物鯛めしを食べる!
道後温泉駅から道後温泉本館に向かって伸びるアーケードの商店街道後ハイカラ通り。お土産屋さんやカフェなどが並ぶ観光客御用達のストリートです。
ここでぜひ食べておきたいのが愛媛県の名物料理「鯛めし」!鯛めしと一言でっても3種類のタイプがありますが、全てこの辺りで食べることができます。
詳しくは次の次の記事にて!
今回は行けなかったのですが、道後温泉復活に関わる湯神社、お湯をかけると願いが叶う玉の石、「湯の大地蔵」を安置する圓満寺、近現代日本の日本画を中心に展示しているセキ美術館など、他にも見どころはたっぷり!
一六茶寮で食べることができる一六タルトの天ぷらや、坊っちゃん団子など美味しいものもたくさんあります。
全部巡りたい方は、時間はたっぷりと用意してお腹も空かせておくのがおすすめです!
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