横浜の港町を彩る大きな観覧車。華やかなイルミネーションと圧倒的なみなとみらいの夜景展望で、国内の観覧車の中でも有数の見応えを誇ります。人気の観覧車なので、待ち時間が発生することもあるのでご注意ください。
光り輝く大観覧車
ランドマークタワーと並び、みなとみらいのシンボルとも呼べる大観覧車、コスモクロック21。「よこはまコスモワールド」という遊園地の中にあります。
この観覧車は、1989年に開催された横浜博覧会のアトラクションとして現在の場所より運河を挟んだ向かい側に建設されました。人気が高かったことから博覧会終了後も維持が決定、コスモワールドとして運営が継続されることに。その後、みなとみらい地区の発展に伴い、1999年に現在の場所へ移転されます。
2016年にリニューアルを果たし、フルカラーLEDを搭載!デジタルアートさながらのライトアップで夜のみなとみらいを彩ります。日本に観覧車は多数存在しますが、外観の煌びやかさはトップクラスです。
ちなみに、コスモクロック21の外観を楽しむには、よこはまコスモワールドの隣に立つワールドポーターズという商業施設がおすすめ!高さ約45mの屋上からは、観覧車の中心に近い目線で見ることができます。
混雑には要注意
よこはまコスモワールドは入場無料タイプの遊園地。そのため、観覧車だけピンポイントに乗りに行くことができます。
ただし、周辺はカップヌードルミュージアムなどの観光スポットやワールドポーターズなどの商業施設が集まる人気のエリア。非常に混雑する可能性があります。今回土曜日の18:00頃に向かったところ、遊園地の外から見てもわかる大行列が・・・。今回はひとり乗車なので、行列に並ぶのはハードルが高いです。ということでもう少し遅い時間にまた来よう。
ワールドポーターズで夕食を済ませ、さらにランドマークタワーの展望フロアで夜景を楽しんだりしてリベンジ!営業終了時間の15分前が受付締切なので、ぎりぎりの20:45頃に再訪。
まだまだ並んでます!!
とはいえ、先程よりはだいぶ列も短くなったのでもう諦めて並ぶことに。並んでいる人数からして、確実に営業時間をオーバーしてしまいそうですが、15分前までに並ぶことができればセーフみたいです。
あたりはカップルばかりですが、もはやこれくらいでは私の心は折れません。15分ほど並んでついに乗車!
ちなみに一人乗車の際は恐怖の対象でしかない強制記念撮影(出口で販売)もあります。ただし、閉園時間が近いためか終了しているようでした。もしこれがあったら私のライフはゼロになっていたかもしれません。
広々と快適なゴンドラ
ゴンドラは8名乗りでとっても広々。周辺情報や横浜の歴史を学べる観覧車ナビというタブレットも設置されていますが、コロナ対策のため使用停止中。
スピーカーからは、観覧車の紹介や横浜の景色を説明した音声が日本語と英語で流れます。
ゆっくりと夜空に飛び上がって行くゴンドラ。純粋に夜景を楽しむならばランドマークタワーの方がゆったりできて良いですが、少しずつ景色が変わって行くのが観覧車の醍醐味です。
広がるみなとみらいの夜景
次々と見えてくる「ランドマークタワー」「帆船・日本丸」「横浜ベイブリッジ」などの横浜のシンボルたち。横浜は夜でも見どころが多くてとっても楽しい!2021年に運行開始したばかりの都市型ロープウェイ「ヨコハマエアキャビン」が運河を渡って行く姿もよく見えます。
こちらは日帰り温泉施設「横浜みなとみらい万葉倶楽部」。屋上には光輝く足湯を備えており、くつろぐ人たちの姿も見えます。
個性的な姿をした建物は「ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル」。ヨットの帆をイメージしているというその先端には、「みちびき」という名の女神像が安置されています。観覧車からは角度的に見えづらいのですが、建物のてっぺん付近の白く輝く光の中にその姿があります。
所要時間は約15分。景色が楽しいのであっという間でした。
大きさランキング何位?
1989年の建設当初は全高107.5mで、なんと世界最大の観覧車であったそう。その後、国内に建設された滋賀県の「イーゴス108(108m)」、大阪府の「天保山大観覧車(112.5m)」、東京都の「パレットタウン大観覧車(115m)」に抜かれていきます。さらに世界各地で巨大観覧車が多数造られていき、現在では世界ランク17位くらいの位置になっております。
では国内では何番目なのでしょうか?1999年の移築時に台座を底上げした結果、全高は112.5mにアップ。「天保山大観覧車」と並び国内4位・・・・だったのですが、2022年に3位であった「パレットタウン大観覧車」が閉業になった結果、繰り上げ3位となりました。
ちなみに1位は大阪にある「REDHORSE OSAKA WHEEL」、2位は東京の「ダイヤと花の大観覧車」となっています。
世界最大の時計
このコスモクロック21、中心部にシチズンのデジタル時計を搭載しており、名前の通り時計機能も併せ持っています。
さらにデジタル時計だけでなく、60本の支柱が1秒ごとに点滅していくため、秒針としても機能。世界最大の時計として、ギネスにも登録されていたそうです。
いろいろな場所から目に入る観覧車なので、時計がついているのは非常にありがたいです。実は今回、受付時間ぎりぎりに向かったため、ずっと観覧車の時計を見ながら小走りで向かいました。
ただし、夜のみなとみらいはほとんどがカップル。夜景デートを楽しむ二人がうっかり終電ロストをするのを防いでしまうかもしれませんね・・・!
アクセスと営業情報
みなとみらい線のみなとみらい駅から徒歩3分、JR線の桜木町駅から徒歩10分。
開園時間 | 11:00~21:00 ※時期によって変動 |
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料金 | 900円 |
公式サイト | http://cosmoworld.jp/attraction/wonder/cosmoclock21/ |
※掲載の情報は2023年1月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
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