青ヶ島 Part 4 尾山展望台から島を一望&木々に隠れた真っ赤な東台所神社へ

青ヶ島

青ヶ島2日目は早朝ヘリポートからスタート。尾山展望台に登って二重カルデラを眺めたり、木々に包まれた東台所神社へ行ったりと徒歩で行ける集落付近の観光スポットをめぐりました。

2016/09/20(火) 

青ヶ島名物!早朝ヘリポート

今日は6:00起床!早起きして向かう先は、青ヶ島の空の玄関・ヘリポート宿泊している為朝からはすぐ近くなので、ささっと朝の支度を済ませて6:30頃到着。

すでに人がたくさん集まっています。なぜこんな早朝に人が集まっているかといいますと、ヘリコプターの定期便で八丈島へ渡るため。

八丈島へ渡る大型船「あおがしま丸」は昨日に引き続き欠航。ヘリコプターを予約していない人々は、当日キャンセル待ちというわずかな希望を頼りに朝早くからヘリポートに並んでいるのです。

私も一応並んでみましたが9番目。定員9名なので、全席キャンセルにでもならない限り回ってきません。これは可能性低いです。

中には、翌日のヘリをちゃんと予約しているにも関わらず並ぶ人も。「翌日ヘリが飛ぶかわからない。帰れるときに帰らなくては・・・」そんな不安から、本日のキャンセル待ちも狙って並んでいるそう。

この日は当日キャンセルが2名ありました。これにて9人のうち2人は帰り便確保!キャンセル待ちの人は残り7名となりました。

ここで、もう1つの可能性が生まれます。それはヘリコプター臨時便。乗れない人が多い場合、まれに夕方便が追加されることがあります。昨日宿にいた2人組は、運良くそれに乗ることができたのでした。
「7名いるので、臨時便出るかも・・・!」

そんな期待は一瞬で崩れます。
まさかの定期便欠航!!!!!
キャンセル待ちどころか、予約していた人すら帰れない緊急事態です。

一部では絶望の空気が流れる中、私はまだ行きたいところが残っているので、普通に島内観光することにしました。宿に戻って朝ごはん。

朝食を食べていると、昨日サウナ付近で話したキャンパーの二人が避難してきました。風が強くなってきたのでこの民宿に泊まるそう。この2人とは、運命共同体となりました。

尾山展望台から見る二重カルデラ

昨日の大凸部(おおとんぶ)からは雲の影響で景色が楽しめなかったので、もう1つの展望台尾山展望台へ向かいます。

途中にあるのは還住の像。かつて噴火から非難するために青ヶ島を離れた島民たちを、島へ再度居住するために導いた英雄・佐々木次郎太夫の像です。

しばらく道路を登っていくと、登山道入口があります。駐車できそうなスペースも。レンタカーの方はここに停めたら良いですね!

昨日の大凸部への道と比較すると、きちんと舗装されておりとても登りやすい道。すいすい進めます。

すぐに頂上へ到着。円形の石段とモザイクのレリーフが設置されています。

見える、見えるぞ・・・!!!昨日は見ることができなかった二重カルデラが見える!やっぱり感じるものではなくて、見るものですー!

 

昨日行ったひんぎゃのサウナも見えます!よくあんなところまで歩いたなーと感慨深い。

昨日行った流し坂も見えます!コケで緑になっていた道ですが、こう見るとかなり急坂だったのですね。

木々に包まれた赤い社『東台所神社』

展望台の奥には、東台所(とうだいしょ)神社へ抜ける道が。昨日、石段が急過ぎて諦めた神社。展望台から行けば石段を通らずに行けます!草木が生い茂ってますが、登りのつるつる石段に比べたら楽なもんです。

こちらが東台所神社。怖いほど鮮やかな赤色で、ただならぬ空気にゾクゾクが止まりません。「失恋の腹いせに島民7人を手にかけ、その後入水した」という男性の霊を鎮めるために建立されたかなりディープな由縁を持つ神社なのです。

 

帰りは昨日のぼりを断念した石段を下ってみようかなー。下りなら意外といけたりしないでしょうか。

一歩踏み出して、すぐに考え改めました。この石段、やっぱりめっちゃすべります!!ごろごろスライダーになるのが確定なのでやめました。

 

民宿 為朝に戻ってお昼ごはん。

レンタカーの誘惑

「 今日はもう歩かない!」

私は高らかに宣言しました!昨日からひたすら歩き続けて脚が悲鳴をあげているのです。ということで、商店の向かいにあるあおがしまレンタカーへ。

料金は半日(4時間)で2,500円。1日(8時間)だと4,000円くらいになります。

レンタカー屋のおじさんは、昨日島の中を歩き回っていた私のことを覚えていてくれました。
「昨日はがんばって歩いてたなー。今日はあれに乗りな。道はもう覚えてるだろ?」

優しいおじさんです。本日の私の相棒はこの子。

カーステレオには「民謡ニューウェーブ」のCDが入ってました!現代的に解釈された民謡を集めたコンピレーションアルバムで、日本のラジカルトラッドとも呼べそうな作品群。青ヶ島民謡も含まれています。
さあ、まずは島の南端、三宝港へと向かいます!!

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