粟国島 Part 6 森の中に点在する池をめぐる『大正池公園』(粟国村)

粟国島

大正池公園は、沖縄の離島では珍しい淡水池が並ぶ公園。草木が生い茂る中に遊歩道が設置されており、気軽に島の自然を体感できます。園内には展望台もあり、集落や港を一望できます!

訪問日:2025/12/16(火) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

草が生い茂る公園

マハナ展望台の次は「洞寺(テラ)」へ向かう予定のはずでしたが、道中に「大正池公園」があることに気が付きちょこっと寄り道していくことに。

地図のポイントに来ましたが、どこかわかりません!!

草刈りをしているおじさんたちのそばをウロウロしていると、フェンスに囲まれた「大正池公園入り口」と書かれた白い看板を見つけました!どうやらこの草むらの先にあるようです。

木々に包まれた池

左側を見ると、柵の向こうには石の壁に囲われた池が見えます。どうやらここが大正池であるよう。大正天皇即位を記念して作られた池であり、島の言葉では「ミーガー」とも呼ぶそうです。

その先には階段があります。一部には落ち葉が積もっていますが、しっかりした造り。頭上からはガジュマルの気根が垂れ下がっており、沖縄感が漂います。

上っていくと、茶色い池が見えてきました。こちらは「ナカガー」。東ヤマトゥガーの記事にて「ガー」とは沖縄方言で「井戸」を指す言葉と書きましたが、ミーガーもナカガーも水源としての役割を担っていたのでしょうね。

さらに進んでいくと、分岐点があります。左の階段を上ると展望台につながりますが、まずは直進方向へ。

池の上を進む遊歩道

すぐに見えてくるのは「上ヌカー」。最初の大正池と同じくらいの池で、橋が架かっています。この遊歩道は「浮桟橋方式」とのこと。水位によって高さが変動するのでしょうかね。

森を抜けた先にあるのは「中ヌガー」。すっかり乾いてしまっており、草木が生い茂る。池の面影はほとんどありません。

この先はいったん舗装された道へと出ます。

再度公園の入り口へ。ここにあるのは「ヌルガー」。こちらも干上がっていますが、その代わり周囲の石積みを確認することができます。

水源が乏しく、かつては水不足に悩んでいたという粟国島。雨水をためるための「トゥージ」と呼ばれる甕を各所に設置していました。各集落に井戸を掘ったところ、海水が混ざっており飲料には適さなかったというお話も見かけました。そんな島において、この大正池公園内にある多数の池はきっと貴重な水源であったのでしょう。

ちなみに、現在は海水淡水化装置が整備され生活用水に困ることはほぼなくなったそうです。

高台にそびえ立つ展望台

ヌルガーの先へ進むと、草むらの奥にそびえたつのは展望台!

木造の立派な姿。階段を上っててっぺんまで進んでみます。いったい何が見えるのでしょうか。

高台にあるため、港や集落が見渡せました!そんな高いところにいる感覚はなかったのですが、港と比べるとけっこうな高さ。

なお、この展望台はけっこう老朽化しております。このままだと、そのうち立ち入り禁止になりそうな予感です。

バードウォッチングも可能

こちらの穴の開いた壁は、おそらくバードウォッチングのためのスペース。姿を隠して観察・撮影できるのです。

この大正池公園は、多数の水鳥が集まるスポット。カイツブリ、ゴイサギ、アカショウビン、カワセミなど、様々な種類の鳥が集まるそうです。

「インドガンやアカガシラサギなど珍しい鳥見れたら嬉しいな!」そんな気持ちで訪れたスポットだったのですが、レアな鳥はおろか、一羽も出会うことができませんでした!!

なぜなら前述のとおり草刈り真っ最中で、草刈り機の機械音がフルボリュームで響き渡っていたのです。

鳥を狙うなら、きっと早朝が良さそうな予感。そんなわけで、草刈り前の公園を歩きまわったところ、足が「ひっつき虫」だらけになってしまいました。

今回私が餌食となったのは、おそらくセンダングサ。白くてかわいらしい花は、針のかたまりみたいな種子に変化するのです。


このあとは洞寺(テラ)へと向かいます。仏教に関わるスポットですが、お寺とは異なる信仰の地なんですよ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました