島のメイン観光スポットである展望台。高い崖の上に草原が広がるロケーションは開放感抜群。近くには灯台・風車・番屋跡もあり、その機能や歴史も知ることができます。
南西につづく断崖絶壁
周囲の大半が高い崖に包まれている粟国島。その中でも島の南西端に位置する「筆ん崎(ふでんざき)」は、火山灰が積み重なってできた断崖絶壁。フェリーから見ても、その存在感に圧倒されます。

その崖の上にあるのがマハナ展望台。どことなくハワイのような響きの名称は、「もっとも端」という沖縄の言葉であるそう。
集落からは緩めの上り坂を進んでいきます。電動アシスト付自転車ならば、気にならないレベル。
道中にあるカラフルな小屋、こちらはトイレ!島では貴重な公衆トイレです。

崖の上の草原
たどりついた展望台。草原が広がる長閑な広場で、果てしない闇の向こうに手を伸ばしたくなる系のスポットです。

屋根付きの休憩所もあります。以前は2階建ての展望台が建っていましたが、平成25年(2013年)に現在のものが竣工。「むんじゅる笠」という、伝統的な日除け笠をイメージしたたデザインとなっています。

この広場の標高は約87m。東側は港と集落を見渡すことができます。天気が良いと南に慶良間諸島、南西に渡名喜島、 西に久米島など島々も見えるそう。

柵がありますが、その向こうは断崖絶壁!開放感とスリルをともに体感できるスポット。もし晴れた日の夕方に訪れれば、海に沈むサンセットも拝むことができるそうです。

真っ白な粟国島灯台
海ではなく内陸側を見ると、そびえ立つ灯台が見えます。こちらは粟国島灯台。

灯台に近づくには、先ほどのカラフルなトイレのそばの未舗装路を進みます。特に案内はありませんので、見過ごさないようにご注意を。

真っ白な灯台は、昭和53年(1978年)に立てられたもの。高さ16.48m、水面からは107.5m。囲いの入口にある赤と緑のタイルが印象的です。

通常は非公開ですが、11月15日に内部公開が開催されていました。「海保が来る」というイベントで、「巡視船みずき」の船内見学と合わせて、灯台の展望デッキを上ることができたそう。どうやら毎年この時期に開催されているとのウワサ。

レアな可倒式風車
マハナ展望台の傍には、風車が倒れています。

こちらは倒壊しているのではなく、意図的に倒しています。「可倒式風車」といい、強風の際には寝かせることで、損壊を防ぐことができるのです。
この風車は平成26年(2014年)に設置されたもの。波照間島、南大東島に続いて3地点目となる可倒式風力発電設備であり、その後、平成28年(2016年)には宮古島の近くの多良間島にも設置されました。島めぐりされている方は、きっとどこかで見たことがある方も多いのでは。
南大東島の2基には「うふあがりふうしゃ」「ゆいまーる風車(かじまやー)」と名前が付けられていましたが、ここの風車も名前があるのかな?

よくみると「風粟(ふうあ)くん」という名前が記されていました!まるでレッサーパンダみたいな親しみやすい名前ですね!!
周囲を監視していた番屋跡
マハナ展望台から少し内陸へ進んだところにある石垣は番屋跡。島で一番高い所に建てられていました。

ここに詰めていた番人は、洋上を見渡して島の周囲を監視。異国船を見つけると慶良間諸島へ連絡、それが首里へと知らされていました。連絡の際にはヒータティヤー(烽火台)から狼煙をあげていたそうです。
先ほどのマハナ展望台の案内板に「番屋原」という記載を見かけましたが、きっとこの番屋があったのが名前の由来なのでしょうね。
なお、このマハナ展望台の近くには喫茶まはなが営業しています。「コーヒー」や「トーストセット」に加えて、「粟国黒糖カレー」や「粟国黒糖ぜんざい」といった島らしいメニューも。島では超貴重な昼食スポットです!

このあとは、島の中心の方にある「大正池展望台」へと向かいます!沖縄の離島ではレアな淡水系スポットです。


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