霞ヶ浦を見渡すトライアングル展望タワー『虹の塔』(行方市)

茨城県

道の駅や動物園とともにそびえ立つ、三角形の展望タワー。展望室からは雄大な霞ヶ浦や筑波山など、遮るもののない景色が広がります。ちょっぴりレトロな館内では、かつての玉のミュージアムの名残も感じ取ることができます。

訪問日:2025/9/14(日) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

たまつくりのシンボル

2024年7月に「霞ヶ浦どうぶつとみんなのいえ」がオープンしたことで賑わいを見せる道の駅たまつくり周辺。

そこにそびえ立つタワー、こちらは虹の塔という展望台。高さは64mとそれほど高いわけではありませんが、周辺には高い建築がまったくないためなかなかの存在感。

塔身は三角柱であり、てっぺんの展望台部分はそこから広がるという、独特な形状。北海道の「五稜郭タワー」や埼玉県の「行田タワー」と近いタイプです。

エレベーターで展望フロアへ

受付からタワーまでは、スロープを進んで行きます。館内にはボルダリング設備があり、レンタサイクルも行っていたりも。

エレベーターに向かう通路、ここには「霞ヶ浦どうぶつとみんなのいえ」の動物紹介ポスターが!動物園の入園券であるリストバンドを見せると、入場料が100円引きになりました!

エレベーターでたどりついた展望台。冷房がしっかりきいており、ベンチと100円の双眼鏡が多数設置されています。

霞ヶ浦が広がるパノラマ

西側を見ると、巨大な「霞ヶ浦」と「霞ヶ浦大橋」。遠くには高さ120mという巨大な「牛久大仏」の姿もぼんやりと見えます。天気が良いと「東京スカイツリー」も見えるそう。

手前には「道の駅たまつくり」と「霞ヶ浦どうぶつとみんなのいえ」が見えます。建築がユニークなので、なかなか見応えありますね。

北西には「筑波山」。男体山と女体山、2つの峰をもつ美しい姿で鎮座しています。

北側は「茨城空港」があります。そんなに便数が多くないので、航空機が離着陸する姿は見えず。天気が良いと、高さ213.5mという日立のエレベーター実験塔「G1タワー」も見えるそうです。

東側と南側は一面の畑と田んぼ。シンボルなどは見当たりませんが、のどかな田園風景に心が落ち着きます。

玉のミュージアムの名残

見える景色の案内図があるのですが、そこに見えるのは「ミャンマーのロックパゴタ」という記載。え、そんなものがあるのかと思いきや、文章を読むと「ここから約4,700キロメートル先の山の頂上」にあるそうです。

見えるわけないです!!

以前、このタワーには「玉のミュージアム」という、球体をテーマにしたミニミュージアムが併設されていましたが、今は閉鎖されている模様。ミャンマーのロックパゴタは玉の形をした大きな岩とのことなので、もしかしたら「玉のミュージアム」があった頃に玉にちなんで紹介されていたのかもしれませんね。

こちらは特に案内などもない、謎のフレーム。覗き込むとちょうど「筑波山」が見えます。

淡い記憶ですが、こちらはかつて「世界一大きい玉」と記されていた覗き穴。覗き込むと世界一大きな玉=地球が見えるというものであったハズ・・・!これもまた玉のミュージアムの名残だと思います。

通路には、けん玉、花火玉、丸薬、地球儀など、おそらくミュージアムで展示されていたであろう「玉」が並んでいました。

「水の科学館」が「霞ヶ浦どうぶつとみんなのいえ」にリニューアルされた、霞ヶ浦ふれあいランド。このタワーもそのうち大幅なアップデートがされたりしないでしょうかね。

アクセスと営業情報

開館時間 9:30~16:30
休館日 水曜
料金 440円
公式サイト 行方市観光協会に料金変更の記載がありますが、専用のページは見当たらず・・・。

※掲載の情報は2025年9月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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