カラフルな鳥居と縁むすび『足利織姫神社』(足利市)

栃木県

山の中腹に建つ足利織姫神社は、平等院鳳凰堂を模したという美しい社殿や市街地を一望できる眺望が開放的な神社。7つの縁を司る色鮮やかな鳥居や恋人の聖地など、ポップな魅力もあるスポットです。

訪問日:2025/7/21(月) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

山上に建つ神社

栃木県足利市にある足利織姫神社は、宝永2年(1705年)に創建された神社。もともとは八雲神社の境内社でしたが、織姫山に遷座された後に明治13年(1880年)の火災で焼失。昭和12年(1937年)に現在の位置に再建されました。

一時は衰退してしまいますが、平成に再興。現在は旅行メディアで紹介されることも多い人気の神社のひとつです。

鳥居の先に続くのは229段の階段。社殿は山上にあるため、これを登って行かねばなりません。通常時ならこれくらいなんてことないのですが、今日は猛暑日。日傘を差していても汗が止まらない!

足利の夏は暑すぎます!!

左右対称な社殿

登った先に建つのは昭和12年(1937年)の再建時に建てられた社殿。シンメトリーに広がる姿は、平等院鳳凰堂をモデルとしているそうです。

たしかに、左右に翼廊を広げた鳳凰堂にそっくりですが、見比べてみると「千鳥破風」があったり、左右が一層である点など細やかな違いも。

御祭神は、機織りを司る「天御鉾命」と織女である「天八千々姫命」の二柱。天照大御神に織物を献上したと伝わる神様であることから、織物や産業振興の神として信仰されています。また、男女の神様であることから縁結びの神様としても知られています。

社殿は高い位置にあるため、眺めが抜群!横たわる渡良瀬川や足利のまちを見渡せますが、熱すぎて日向には数秒しかいられません・・・!

縁結びのご利益

社殿のすぐそばに吊るされているのは愛の鐘。その傍には「恋人の聖地」のプレートも。そう、ここは恋人の聖地に指定されているのです!

御神木のスダジイは2つに分かれた姿。私の経験上、このタイプの樹木は夫婦木として、縁結びの信仰がなされているハズ!と思ったのですが、特にそのような記載は見当たらず・・・。

七夕は過ぎていますが、境内には色鮮やかな短冊がたくさん吊るされていました。淡いブルーはモダンで爽やかな雰囲気。恋の願いをはじめ、さまざまな願い事が込められていました。

お守りもカラフルでかわいいものがたくさん。「レースの御守」がとっても気になっていたのですが、あまりの暑さで冷静な判断ができなくなってきました。

カラフルな七色の鳥居

参拝時に登った石段とは別のルートがあります。それがこちらの縁結び坂。あれ、鳥居の色が朱色ではありません!

この縁結び坂には、紫色・朱色・若草色・青色・緑色・黄色・赤色の7色の鳥居が立てられています。

それぞれ潜り抜けることとで、様々な「縁結び」が期待できるそう。紫色が「よき経営」、朱色が「よき仕事」、若草色が「よき学業」、青色が「よき人生」、緑色が「よき知恵」、黄色が「よき健康」、赤色が「よき人」と、全部くぐればそれは素敵な暮らしを送ることができそうです。

ちなみに一般的な虹色は「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」の7色。ここでは、「橙」「藍」の代わりに「朱」「若草」がラインナップ。何か意味がある色合いなのでしょうかね。

七色の鳥居をくぐりおえると、最初の鳥居のあたりに戻ってきました!暑さが限界なので、急いで車に戻ります!

なお、社殿の奥を進むと「織姫公園」が広がっており、そこには「機神山山頂古墳」という古墳もあったようです!今回は暑すぎてあまり散策できなかったので、次はもっと涼しい季節に訪れようと思いました。

アクセスと営業情報

・東武伊勢崎線の「足利市駅」より徒歩30分
・JR両毛線の「足利駅」より徒歩30分

開門時間 24時間
料金 無料
公式サイト https://www.orihimejinjya.com/

※掲載の情報は2025年6月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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