見どころいっぱいなトロピカル動物園『ネオパークオキナワ』(名護市)

沖縄県

カラフルで個性的な鳥を中心に、様々な動物に会うことができる動物園。広い園内をぐるりと一周する「沖縄軽便鉄道」や、1日2回のバードショーなど、見どころは多数。たっぷり時間をとって楽しみたい動物園です。

訪問日:2024/9/20(金) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

楽しみ方いろいろな動物園

沖縄県名護市にあるネオパークオキナワは、1992年に開園した南国感あふれる動物園。広い園内は見どころがたっぷりです。

テーマパークのアトラクションのような入り口もわくわくします。

入園チケットはいろいろなパターンがあります。ざっくりと書き出すとこんな感じ。それぞれのセット券や、ちょっとだけお得なWeb割引もあります。

入園料:1,600円
ふれあい広場:400円
沖縄軽便鉄道:800円

「ふれあい広場」はゾウガメやカピバラ、琉球犬などとふれあえるエリア。「沖縄軽便鉄道」は園内をぐるりと一周する鉄道アトラクション。お時間ありましたら、全部がセットになった1 Day パスポート(2,600円)がおすすめです。

まずは沖縄軽便鉄道

園内では沖縄軽便鉄道が走っております。全長1.2Kmの線路で、所要時間は約20分。時刻表は決まっておりますので、事前に確認しておくのがおすすめです。

乗車すれば、解説を聴きながら園内をぐるりと一周することができます。次々と登場するのは、様々な鳥や動物たち。園内をめぐる前に乗車すると、さらっと全体が掴めるというメリットも。

この沖縄軽便鉄道は、かつて沖縄本島にて運行していた鉄道を再現したもの。機関車は実物の約3/4のスケールで再現されています。

大正3年(1914年)に那覇〜与那原間にて営業開始した沖縄軽便鉄道。大正11年(1922年)には那覇〜嘉手納間の嘉手納線が開通、翌年には南部の糸満線も開通しました。北部の拠点である名護までの路線延長も計画されましたが、太平洋戦争の戦火によって軽便鉄道は壊滅。その後も再建されることはありませんでしたが、こうしてネオパーク内にてその雰囲気を味わうことができるのです。

のびのびくらす動物たち

入園して最初に目に入るのはフライングケージ。アフリカ大陸のケニアにあるナクル湖をモデルにしたという水辺には、様々な鳥が放し飼いにされています。

なんといっても気になるのはアフリカクロトキ。エサを購入すると、全員集合してくるので、それはそれは大変なことになります。

檻の上には大きなホオジロカンムリヅル。このクラスになると、さすがにちょっとコワイです。

こちらはスナネコ。砂漠に暮らす世界最小クラスのネコで、砂漠の天使とも呼ばれています。飼育している動物園はわずかしかない、レアな動物です。

園内には池の中を通り抜ける水中トンネルもあります。そこから見えるのは、濁った池を泳ぐピラルク、レッドテールキャット、ブラックコロソマなどの大型淡水魚。濁ってて見づらいのですが、逆にリアル。魚影が近づいてくる様子はどきどきしますね。

たのしいバードショー

11:00と14:30の1日2回、屋外にてバードショーが開催されています。

ハリスホーク、オオフクロウ、ソロモンオウム、アオメキバタンが登場、スタッフさんによる生態の話があったり、頭上を飛び交ったりと充実した内容です。

スタッフさんが移動しながら鳥たちを飛ばすので、もれなく間近を鳥が飛んでいく体験ができます!私はタイミングをミスってしまったのですが、上手くいけば迫力ある動画や写真が撮影できます。

カメラをかまえていると、こんな近くで見せてくれたりもします。オオフクロウが登場の際は、やんばるの森のお話も聴かせてくれました。

レア動物に会える希少種の森

順路にそって進むと最後に見えてくるのが国際種保存研究センター「希少種の森」。この動物園はただ動物を飼育・展示するだけでなく、希少種の保護や繁殖も行っています。ここでは、そんな珍しい動物たちを観察することができるのです。

こちらはアオコブホオカンチョウ。コロンビア北部に生息する鳥で、黒いからだにくちばし周りの薄いブルーがあざやか。平成18年に国内初孵化に成功、国内ではネオパークでしか見ることができません。

こちらの赤いカメはリュウキュウヤマガメ。林に暮らす陸棲のカメで、沖縄でしか見ることができません。生息数は減少しており、1975年には国の天然記念物にも指定されています。

他にもカラスバト、コアリクイ、コモンリスザル、ビントロング、オオサイチョウなど珍しい生き物がたくさん。ここでしか見ることができない生物も多数飼育されていますので、じっくりとお楽しみくださいね!

アクセスと営業情報

那覇空港から沖縄自動車道経由で1時間15分ほど。美ら海水族館やナゴパイナップルパークなど様々な観光スポットがひしめく本部半島の入り口にあります。

開館時間 9:30~17:30
休館日 年中無休
公式サイト https://www.neopark.co.jp/

※掲載の情報は2024年9月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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