霞ヶ浦の川エビつけ麺が食べられる『土浦ラーメン』(土浦市)

茨城県

土浦駅の近くにある、地元民に愛されるラーメン屋さん。スタンダードな出で立ちですが、多彩なメニューがそろっておりなかなか個性的なお店です。今回はジオパーク認定商品である「川エビつけ麺」を頼んでみました!

訪問日:2024/8/10(土) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

土浦のラーメンといえば

ラーメン屋さんが多数存在している土浦。土浦駅の東口から徒歩10分ほどのところには、その名も土浦ラーメンというラーメン屋さんがあります。

赤字に白という飾りっ気の無い看板は、レトロ感満載です。

店内はカウンター席、テーブル席、お座敷席を備えた、いかにも「まちのラーメン屋さん」といった雰囲気。店員さんの雰囲気も、ちょっぴり朝ドラ感あります。寡黙な雰囲気の店長さんはもともとバス釣りのプロで独学でラーメン屋を始めたとのウワサも。

豊富すぎるメニュー

シンプルなメニューで勝負しそうな雰囲気はありますが、実はバリエーション豊か。

まずは「素ラーメン」「ラーメン」「タンタンメン」「厚切りチャーシューメン」「BIG厚切りチャーシューメン」を選び、お次は味を選ぶというスタイル。

鶏白湯、生醤油、燻製醤油、塩、味噌、ゴマ味噌、チーユ、海老白湯と、いろいろな味から選ぶことができます。

タンタンメン+鶏白湯、タンタンメン+塩など、他ではあまりないような組み合わせも可能。メニューブックは文字だけですが、壁にはイラスト付きメニューもありとっても見やすいです。

全然決められない!!そんなときは、店内に掲示された人気ランキングが助けになってくれるはず。このランキングは定期的に更新されているので、最新のトレンドがわかる仕様となっています。

ちなみに麺はメニュー毎に「ちぢれ細麺」「太麺」と決まっていますが、変更もできます。カスタマイズ性の高さは、いろいろ試してみたくなりますね。

これが川エビつけ麺

ここには2021年9月に「筑波山地域ジオパーク認定商品」に選ばれたメニュー、川エビつけ麺があります。いつもならばいろいろな組み合わせを楽しむのですが、今回はこちらを選択。

麺は北海道産小麦「晴よ来い」を使用しているという極太タイプ。しっかり噛み応えがあります。

トッピングは大きな輪切りチャーシュー、赤タマネギ、水菜、メンマ、海苔。チャーシューは様々なスープに合わせるため薄味に仕上がっているそう。タマネギは甘くてとっても美味しいです。

そして、こちらがスープ!霞ヶ浦産の川エビと、土浦市に本社を置く柴沼醤油でできております。味は非常にマイルドで見た目よりもサラサラ。エビの風味が口いっぱいに広がり、甘さも感じることができるスープです。

卓上調味料も豊富で味変も可能。ブラックペッパー、柚子胡椒、お酢、激辛ラー油に加えて、自家製唐辛子も。食べるラー油的な感じでけっこう辛いです。

ジオパーク認定商品って何?

筑波山地域ジオパークは、2016年9月に認定された日本ジオパーク。茨城県南部のつくば市、石岡市、笠間市、桜川市、土浦市、かすみがうら市の6市にまたかまり、「関東平野に抱かれた山と湖~自然と人をつなぐ石・土・水~」がテーマであるそう。

筑波山地域ジオパーク公式ホームページ
筑波山地域ジオパーク公式ホームページです。

筑波山地域ジオパーク推進協議会では、筑波山地域ジオパークにゆかりのある商品を「筑波山地域ジオパーク認定商品(食品及び料理)」として認定。この川エビつけ麺は、水揚げ量日本一の霞ヶ浦産天然川エビと、土浦で1688年創業の柴沼醤油を使用したつけ麺として認定されているそうです。

他の認定商品ってどんなものがあるのかな?調べてみると、ワカサギフロランタンの「霞浦の恵み」(土浦市)、福来みかんの果汁を使用した「福来サイダー」(阿見町)、筑波山梅林の梅を使った「筑波の梅シロップ」(つくば市)など、2023年時点で46商品があります。茨城県南部のお土産ってあまり知名度が無いので、この機会に広まったら良いですね!

他にも魅力的なメニューがたくさん

こちらは同行者が頼んだ鶏白湯のタンタンメン。国産鶏の首皮をじっくり煮込んで作ったというスープで、豚骨と牛骨のスープも合わさっているそう。

タンタンメンはピリ辛ひき肉がたっぷり。ごろごろした巨大ひき肉には、土浦らしくレンコンも入ってます。

辛さは激辛、中辛、やや辛の3択。辛いもの好きな友人は激辛を頼んで「唐辛子の旨味を感じる」と喜んでいましたが、私には辛すぎてもはや味がしませんでした・・・。

サイドメニューも豊富。唐揚げにタレがかかった「チキンおろし醤油ダレ」や「シューマイ」、「砂肝」「ヤゲン」などのおつまみメニューもあります。定番は「特製蒸し餃子」。ごま油と醤油とコショウを混ぜたようなタレに浸っています。もちもちの皮がとっても美味。

とにかく組み合わせのバリエーションが豊富なので、川エビつけ麺はもちろんのこと、いろんな味を楽しみに通いたくなるお店でした。

ちなみに、各テーブルには店名を掲げた撮影用のスタンドも。ラーメンの写真を撮る方は多いと思いますが、ナチュラルに店名が入るというとってもユニークなアイディアですね!

アクセスと営業情報

JR土浦駅の東口から徒歩10分ほど。駐車場は店舗横に4台くらいありますが、入口・場内ともに狭いため、大きい車は要注意。

営業時間 11:00~14:00 (土日祝 ~15:00) 18:00~22:00 (L.O.21:30)
公式サイト https://x.com/tsuchiuraramen

※掲載の情報は2024年8月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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