伊豆半島の南端の街・下田にある、海に浮かぶ水族館。ペンギンやカワウソ、アザラシなど人気な生き物だけでなくちょっとマニアックな生き物も揃います。イルカショーだけでなくイルカ体験メニューも豊富です。
休館日:無休
料金:2,100円
海に浮かぶ水族館
受付から桟橋を渡って向かうのは、アクアドームペリー号と名付けられた海中水族館。下田海中水族館は、文字通り海に浮かぶレアな水族館なのです。このような構造の水族館は、おそらく、熊本にあるわくわく海中水族館シードーナツとココだけではないでしょうか。
足を踏み入れると、そこに広がるのは大水槽アクアホール。タカノハダイやコショウダイ、アカエイなど伊豆の海の魚がたっぷり泳いでいます。
このペリー号内部は基本的にこの大水槽専用の施設。通り抜けて反対側まで渡った先に、通常サイズの水槽並ぶ水族館やアザラシプール、ペンギン水槽などが並んでいます。
水族館の人気者たち
のんびりと暮らしているゴマフアザラシ。この「ビア」はなんと40歳!アザラシの寿命は30年程なので、かなりの高齢です。
小型のフンボルトペンギンに加えて、世界で2番目に大きなオウサマペンギンに会えます。モコモコした大きなヒナもいました。
白と黒があざやかなカマイルカ。タイミングが良いと、スタッフの人がイルカをバックに記念撮影してくれます。もちろん無料です。
マニアックな生き物
下田海中水族館で飼育されている生き物で、私が個人的に気になった魚を紹介します!どうしてもマニアック路線に行きがちなのでお許しを。
斜めのストライプと尾ビレのドット柄がおしゃれなタカノハダイ。割とどこにでもいる魚ですが、臭みがあるためあまり美味しくないことで有名。猫も食べないのでネコマタギとも呼ばれています。
ヒゲが生えたナマズそっくりのイタチウオ。地方によっては「ウミナマズ」「オキナマズ」などの通称もありますが、実際はナマズ科ではなくアシロという魚のなかま。
写真では非常にわかりづらいのですが、砂に埋まって顔だけ出しているサカナはメガネウオ。顔が上部についており常に空を見上げるような姿勢から”スターゲイザー”というきれいな通称もありますが、その顔はどちらかというと怨霊のようにコワイです。気になる方は、ぜひ検索してみてください。
気軽にエサやり体験
下田海中水族館では、様々な生き物に餌やりも楽しめます。入口の手前で訪問者を出迎えるのは、プールに泳ぐウミガメ。トングを使ってキャベツを目の前に出すと、パクっと食いつきます。
マダイやイシガキダイへの餌やりコーナーもあります。まるで池を泳ぐコイのように、人が近づくと集まってきます。
コツメカワウソの餌やりも可能!1回500円のガチャガチャを回すと、カプセルに入ったエサが出てきます。1日20個と数が決まっていますが、好きなタイミングで餌やりを体験できます。
水槽に設けられた穴から、必死に手を伸ばしてくるカワウソ。ふにふにの肉球が気持ち良いです。
イルカショー&アクティビティ
実際の海を区切ったイルカプール「ふれあいの海」。海上に設置されたステージでは、9:20/11:00/13:00/15:00の1日4回イルカショーが開催されています。所要時間は15分ほど。
広々とした生簀でイルカたちがのびのびとショーを繰り広げます。
縦回転や横回転など、様々なスピンを見せてくれる。トレーナーのお兄さんを持ち上げてジャンプ!その後はお兄さんを背中に乗せてイルカに乗った少年を披露してくれました。
今日は3匹のイルカによるパフォーマンスだったのですが、好奇心旺盛な1匹は、ショーの途中で生簀内の冒険に出かけてしまい、消息を絶ちました。
海の上に浮かぶオレンジの席は、アメイジングシートという特別席。平日1,000円、土日祝1,500円と別料金が必要ですが、ショーを特等席で見ることができます。
途中、何回かこのシートの真上をイルカが飛ぶ瞬間も・・・!カメラをかまえて準備しておけば、イルカが頭上を舞う姿をカメラにおさめられるのではないでしょうか。
他にもイルカに餌をあげたりハンドサインしてトレーナー気分が味わえるドルフィンフィーディング1,300円や、イルカと一緒に泳げるドルフィンスノーケル7,000円など、イルカと遊ぶ様々な体験メニューがそろっています。
ちょっとだけお得なEチケットはこちらで購入可能です!
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