葛西臨海公園に設置された巨大な観覧車。地上100mを越える高さからは、都心部の夜景や光り輝く舞浜を一望できます。葛西臨海水族園の帰りに一人で乗ってみたのですが、比較的おひとり様にも優しい観覧車でした。
海辺にそびえる大観覧車
ダイヤと花の大観覧車は、葛西臨海公園にそびえ立つ大きな観覧車。ライトアップされて煌びやかな姿は、公園のシンボルとも呼べる出で立ちです。
その直径は111m、地上高は117mと、大観覧車の名に恥じぬ大きさを誇ります。ゴンドラは68台で、一周はおよそ17分。日が沈むとイルミネーションを行っており、ダイヤ模様の大きな花のような姿を見せることから「ダイヤと花の大観覧車」という名が付けられたそうです。
乗車券は、葛西臨海水族園の入場券や東京水辺ラインの乗船券で10%オフになります。これらを利用した方は無くさないようにご注意ください。受付の隣には、シーサイドファンタジアハウスという小さなゲームセンターも入っています。
おひとり様でも乗りやすい
チケットを購入したら乗車口へ!土曜の夜でしたが、まったく混雑はしておらず、待ち行列はナシ。葛西臨海公園はどちらかというとファミリー層に人気なスポットなので、夜は静かです。
今回は勇気の要る「おひとりさま乗車」なので列が無くて安心!!もしこれで行列になっていたら、私はカップルたちの人間観察の餌食になっていたことでしょう。
安心して進んで行くと、まさかの記念撮影が!!!
観光地でよく見かける、「全員記念撮影・出口で有料販売」というアレです。数々のおひとり様を経験してきた私でも、これはさすがにレベルが高すぎます。なんとか回避させてくれないかな・・・。
そう思っていたところ、スタッフさんが気を使ってくれて、普通はほぼ強制なところ「写真撮りますか?^^」と一声確認してくれました。「すみません、なしで・・・!」と伝えたところ、すんなりと回避させてくれました。
ちょっとレトロな雰囲気のゴンドラですが、冷暖房は完備されています。内部では葛西臨海公園の歴史や見える景色の音声案内が流れる。あまりロマンティックな雰囲気ではありませんが、おひとり様にはこれくらいがちょうど良いです。
ゴンドラから見える景色
ゴンドラはぐんぐんとあがっていきます。東側にはホテルシーサイド江戸川、展望レストハウスクリスタルビュー、そして葛西臨海水族園のガラスドームがよく見えます。
目をこらすと、海の向こうのディズニーリゾートも見渡せる。ライトアップした東京ディズニーランドホテルがファンタジックな出で立ちです。
西側は、荒川を挟んでめくるめく都心の夜景。スカイツリーと東京タワー、夕暮れにぼんやりと富士山も見えました。
都心から続く京葉線と首都高速湾岸線も見ごたえあります。せわしなく行き交う交通を高みの見物していると、妙な優越感に満たされてきました。ひとりですが。
日本最大級の観覧車?
さてさて、この観覧車を形容する際に見かけるのが「日本最大級」というコトバ。「最大」ではなく「最大級」、という表現が出てくる際、「かつて最大であったけどその座を奪われてしまった」というケースが多いです。
そう、このダイヤと花の大観覧車の【地上高117m】は、建設当初は日本最大でした。
その後、最大の座を引き継いだのはOSAKA WHEEL(オオサカホイール)。大阪府吹田市のEXPOCITYにそびえる巨大な観覧車で、【地上高123m】。わずか6mの差でした。
1位はOSAKA WHEEL、2位はダイヤと花の大観覧車、ここまで来ると3位が気になります。調べてみたところ、この2基に並ぶのはお台場の【地上高125m】のパレットタウン大観覧車。
なのですが、2022年8月末に営業を終了してしまいました。ということで、繰り上げ3位となっているのは横浜の大観覧車 コスモクロック21。【地上高112.5m】という高さを誇ります。その先も気になりますが、大きさランキングはいったんこの辺りまで。
EXPOCITYや万博記念公園が見渡せるOSAKA WHEEL、みなとみらいの夜景が広がるコスモクロック21に比べると、夜景から離れているため見える景色は少し控えめなダイヤと花の大観覧車。おそらく、昼間の方が大海原やそこに浮かぶ伊豆大島などが見渡せて見ごたえあるパノラマが広がっているのではないでしょうか。
アクセスと営業情報
JR京葉線の葛西臨海公園駅から徒歩5分ほど。
営業時間 | 10:00~19:00 ※土日祝は20:00まで |
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休業日 | 3月~12月の第3水曜日(8月を除く)、1月の第4・5水曜日、2月の全水曜日 |
料金 | 800円 |
公式サイト | http://www.senyo.co.jp/kasai/ |
※掲載の情報は2022年12月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
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