伊平屋島と橋でつながる野甫島。小さな島ですが、世界の塩博物館をはじめとした見どころがたくさんあります。今回は1時間ちょっとの短い時間でサクッとまわってきました。
フェリーの出港時刻の13:00まで、レンタカーで伊平屋島をぐるっと一回り。島内をまわったあとは、橋を渡って野甫島へやってきました。
野甫島ってどんな島?
伊平屋島から500mほどのところに浮かぶ野甫島(のほじま)。周囲4.82kmという小さな島で、100人ほどの人々が暮らしています。
1979年に野甫大橋が完成、伊平屋島との往来が容易になります。現在の野甫大橋は、2004年に開通した二代目。橋長320mと沖縄の離島架橋の中では短めですが、海の上を走るのはなかなか爽快です。
世界の塩博物館
野甫島で最も有名な観光スポットが、ソルトクルーズ世界の塩博物館。離島には珍しいハコモノタイプの観光施設です。
館内では、チリ、トルコ、イタリアなど、世界各地で採れた岩塩や、塩挽きや塩入れ、塩職人の人形など塩に関連するさまざまなものが展示されています。
鏡のような絶景で知られるボリビアのウユニ塩湖の塩も展示されています。このブロック状の塩でイスやベッド、家すらも作ってしまうそう。
さらに、野甫島で採れた塩を使った様々な製品も販売しています。名物は完全天日塩の「塩夢寿美(えんむすび)」。カレー塩、ゆず塩、ピパーズ塩、そして爽快ピリ辛ブレンド塩の4種類があります。
シークヮーサー、ピパーズ、島とうがらしがブレンドされたものを買ってみたのですが、独特な風味でいろいろな料理に使えそうな味でした!
ここのお姉さんがとても親切な方で、野甫島の見どころなども丁寧に教えてくれました。
御産土井戸
御産土井戸(うふまーゆー)は、かつては野甫島の人々の水場であった場所。現在は神聖な場所とされているそう。
河川のない野甫島では、井戸のだけが唯一の水場でした。その後、雨水を貯めるタンクが設置され、1975年には伊平屋島と海底ケーブルが接続。井戸に頼らなくても水を得ることができるようになりました。
大天納&天納小
大天納(うふあまんな)・天納小(あまんなぐわ)という看板を見つけたので行ってみることにしました。
轍も続いており車で行けそうな道ですが、途中からかなりの悪路になります。転回も難しいため、入り口に車を停めて徒歩で向かうのがおすすめ。
5分ほどで静かな海辺が見えてきました。なんだか秘密の入り江のようで、不思議な雰囲気の場所です。
ところで、大天納・天納小とは何でしょうか?
海の向こうに見える島?近くにある岩?それともこの場所全体の名前?
尖った岩場があります。これでしょうか?
調べてみたところ、明確な答えは見つかりませんでした。しかし、訪問した方の記事などを見ていると「共同の洞穴墓」といった記載を見つけました。どうやらお墓のようです。
ちなみに、ここは島の人がタコを取りに来たりするそうです。
野甫島展望台
集落内の細い道を進むと、斜めに伸びる上り座があります。車で進んでいくと、そこにあるのは展望台。滑り台がついているので、野甫島の子どもにとっては公園みたいな場所なのかもしれませんね。
ここからは野甫島の集落、そして野甫大橋と伊平屋島がよく見渡せます。それほど高いわけではありませんが、なんだかすごく心地よい場所です。
海に浮かぶ森のような小さな島が見えます。正確な名前はわかりませんが、島の人はその形状から「フライパン島」と呼んでいるそう。干潮時には歩いて渡ることもできるらしいです。
難易度高めな野甫島
今回は限られた時間なのでここまで。
野甫島に来た際、最初は道が全然わからずなかなか苦戦しました。今回私はソルトクルーズのお姉さんに教えてもらったスポットを中心に回りました。これはそのときに描いてもらった秘密の地図です。
伊平屋の港には、野甫島の聖地を記したパンフレットも置いてあります。・・・なのですが、地図が描かれておりません。
島の人に尋ねるか、車を降りて歩いてめぐるのがおすすめ。案内板などはかなり控えめなので、ドライブ感覚で来ると、何も見ることなく島を一周してしまう可能性があるのでご注意ください!
フェリーで運天港へ
さて、そろそろ船の時間が迫ってきました!港近くのガソリンスタンドで給油したら、レンタカーを返却。フェリーに乗って運天港まで帰ります。
ミーバイジャーキーなるものを見つけたので買ってみました!おもったよいあっさりした風味で、おつまみというよりもおやつに向いてる感じでした。
こちらも同じく港でかったミーバイ汁。民宿内間荘で出たミーバイ汁がとっても美味しかったので、つい買ってしまいました。家に帰ったら作ってみよう!
さて、運天港に着いたあとは港の駐車場へ行き、那覇から借りてるレンタカーを受け取り。この後は瀬底島へと向かいます!
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