蔵王山という小さな山の上に建つ展望台。ガラス張りで開放的な展望室からは、三河湾や渥美半島を広く見渡すことができます。夜遅くまで開いており、なおかつ屋内型の展望施設なので、夜景や星空鑑賞にもおすすめです。
蔵王山頂の展望台
蔵王山展望台は、愛知県の田原市にある蔵王山(ざおうさん)の山頂に造られた展望台。きちんとした建築物があるタイプの展望台です。
入口は2階なのですが、そこへ向かうスロープがとても気持ち良い。まるで空を歩いているようで、爽快感抜群な遊歩道です。
自動販売機やトイレだけでなく、お団子やカフェラテなどを扱う蔵王パノラマカフェも入っています。伊良湖岬などへ向かう渥美半島ドライブの途中に立ち寄るのもおすすめです。
開放的な展望室
建物の4階にある展望室は、全方向ガラス張りのため太陽の光がたっぷり降り注ぐ。ぽかぽかととっても気持ちの良い空間で、日向ぼっこにもぴったり!お昼寝したくなる・・・そう思っていたら、ベンチで寝ている方がいました。
360°のパノラマは爽快そのもの。北側は三河湾に浮かぶ風力発電所があり、白い風車が立ち並ぶ様子が美しい。海の向こうに見えるのは、おそらく蒲郡市の西浦半島。
南側はびっしりと建物が敷き詰められた田原市の市街地。車が次々と行き交っており、とてもにぎやかな印象です。冬場の晴れた日には、遠く富士山まで見えることもあるそう。
併設のミニミュージアム
展望室の下にあたる3階は、ちょっとした体験型ミュージアム。「あかり」をテーマにした展示では、提灯・ランプ・電灯といった照明器具が列びます。
タッチで操作する、渥美半島のデジタルガイドマップ。トレッキングやサイクリングなど、様々な魅力がつまったエリアを体感できます。
ファンタスティックシアターZAOでは、蔵王山の早朝から夜までの映像が流れます。ゆったりとしたリラクゼーションな映像なのですが、イケイケな館内BGMとぶつかるのがちょっとだけ気になります。
床に映し出されたデジタル映像は「光と遊ぼう! Hikariコミニケーション」。菜の花畑や海の生き物など、渥美半島の豊かな自然がテーマの作品で、上を歩くとそれに合わせたアクションが楽しめるモーショングラフィックです。
夜景観賞にもぴったり
この蔵王山展望台は夜の10:00まで開館しているので、夜景スポットとしても人気。天気が良い日には、きっと星空も見えるのではないでしょうか。
この展望台のポイントは、屋内からでも夜景を見ることができること。寒い冬でも手が震えることなく、気軽に夜景鑑賞が楽しめます。
さらに、この展望台自身も幻想的にライトアップ。春夏秋冬の特定期間に、その季節に合わせた光のアートを展開しています。サクラ、海、紅葉、冬空とそれぞれテーマが決まっており、訪れる時期によって変化を楽しむことができるのです。
アクセスと営業情報
山頂展望台へ行くには、田原市街地から山道を昇って行きます。舗装されており、片側一車線ずつあるため、かなり走りやすい道。山道の時間も10分弱なので、気軽にアクセスできます。
休館日:年中無休 ※2階カフェ、3階体験フロアは火曜
料金:無料
公式サイト:https://zao3.info/
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