平泉ならではのスタイル「盛り出し式わんこそば」が楽しめる食事処。さらにバリエーション豊かなお餅をセットで味わうこともできます。ボリュームはほどほどですが、いろんな味を楽しみたい方や、カフェ感覚で軽く食べたい方におすすめなお店です。
岩手といったらわんこそば
岩手の名物といえば「わんこそば」。お客が手にしたお椀に給仕のスタッフが一口大のソバを入れ、食べ終わるとまた次のソバを入れ・・・・といった具合に続く独自のソバスタイル。そのお客がフタをするまでエンドレスで続けられます。
江戸時代に盛岡藩初代藩主である南部利直が上京する際に花巻に立ち寄り、そこで提供されたソバがお気に召し、何杯もおかわりした事が由来の一つとされています。また、ゆで揚げたソバがのびて風味が落ちるのを防ぐため、一度に盛り入れず、小さいお椀で盛り替えするという説も。
ぜひ一度は挑戦してみたいものですが、基本一人旅ばかりでなおかつ少食な私はなかなか踏み出せずにいました。
盛り出し式わんこそば
わんこそばのお店は盛岡に多くあります。しかし、わんこそばが食べられるのは盛岡だけではありません。世界遺産の寺院が多く存在している平泉にもわんこそば文化があります。
ここ平泉のわんこそばは少し変わっており、一杯食べ終わるごとに提供されるのではなく、最初に盛られた状態で出てくる「盛り出し式わんこそば」と呼ばれるスタイル。自分のペースでじっくりと楽しむことができるのです。
店舗数はそれほど多くありませんが、平泉駅のすぐ前にある「駅前芭蕉館」、名前は同じですが別経営のお店「芭蕉館」、駅から少し離れた「夢乃風」などのお店で楽しむことができるそう。
どこへ行こうか迷っていたところ、駅前芭蕉館、芭蕉館ともに2022年10月現在お昼しか営業しておらず。今回は18:00までやってる夢乃風へ。
平泉駅から約1km、駅前から伸びる県道300号線沿いにあります。店員さんはすごく感じがよく、とっても良い雰囲気。テーブル5席くらいしかないこじんまりとしたお店です。
わんこそばとお餅のセット
この夢乃風はわんこそばだけでなく、お餅も名物!というか、もともとお餅屋さんとのウワサ。色んな味のお餅があって気になります。
そんなときはお餅とわんこそばが一度に楽しめる「夢御膳」!!!
薬味はネギ・ワサビ・もみじおろし、山菜、とろろ。自分の好きな味をつくって楽しめます。お蕎麦がとっても美味しくて、ツユだけでも全部食べれそう。ソバは6杯と少なめですが、これくらいがちょうど良い人もいるのでは。
お餅はずんだ、あんこ、くるみの3種類。いずれも甘い系ですが、お蕎麦との組み合わせが絶妙!
ソバと餅、それぞれの味のバリエーションを楽しむのはもちろん、「おソバ2杯食べたらお餅1つ」みたいに食べる順番を考えるのもまた楽しいです。
バリエーション豊富なメニュー
今回注文したわんこそば+お餅の夢御膳以外にも、様々なメニューがそろっています。
「藤原三代お餅御膳」は、ずんだ・あんこ・くるみ・しょうが・ごま・ぞうにの6種類のお餅が楽しめるメニュー。甘いのとしょっぱいのがあってバランス良さそう。どれから食べるか迷ってしまいそうですね~。
さらに、わんこそば+ウナギの「夢御膳うなぎバージョン」や、郷土料理である「はっと汁」、海苔で巻いて食べるという「平泉ホルモン」も。いろんなメニューが楽しめるので、複数人で訪れたらシェアして楽しめそう。
ランチや早めの夕食、もしくは「お餅御膳」狙いでおやつタイムにカフェ感覚で訪れるのも良さそうなお店でした。
アクセスと営業情報
平泉駅から徒歩約15分、中尊寺参道入口から徒歩約10分。平泉駅→中尊寺の道中にあるため、参拝ついでに立ち寄りやすい立地です。
車の場合は、平泉スマートICから5分ほど。店舗の前に数台分の駐車スペースがあります。
営業時間 | 10:00~18:00 |
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定休日 | 不定休 |
電話番号 | 0191-46-2641 |
※掲載の情報は2022年10月時点のものです。最新情報は直接店舗にご確認く行こうか
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