4泊5日で思いっきり楽しんだ利尻・礼文の旅もこれでおしまい。島からフェリーで稚内港へ行き、稚内空港から羽田空港へ航空機で帰ることにしました。最後の記事なので、旅の後記、そしてトラブルについてもこっそり載せています。
稚内港に上陸!まずは稚内駅へ
礼文島からハートランドフェリーに乗ってやってきた稚内港フェリーターミナル。空港行きの連絡バスも港から出ており、乗車すれば30分ほどで稚内空港へ向かうこともできます。
今回は帰りの飛行機まで時間があるため、まずは稚内駅へ。港から稚内駅までは徒歩10分程度。
稚内駅は言わずと知れた「日本の最北端駅」。さらに道の駅、バスターミナル、みなとオアシスの機能も併せ持っております。キタカラという商業施設も付属しており、こちらにはお土産屋さん、カフェ、映画館、コンビニ、さらにはグループホーム、地域交流センターまでセット。おそろしく多機能な駅で、稚内の中心であることが伺い知れます。
レンタカーでショートドライブ
さて、稚内駅に着いたのが11:10頃。羽田行きの便15:10に接続するバスは13:40発なので、2時間30分ほど時間があります。稚内駅を散策したり、名物グルメを楽しんだり、15分ほど歩いて「わっかない海の駅&稚内市樺太記念館」へ訪問するとちょうど良い時間。
なのですが、私は稚内に来るのはもう3度目。ちょっと攻めた時間つぶしがしたかったので、レンタカーを借りることに。
ということでお手軽価格でおなじみのニコニコレンタカーを予約していました!看板はものすごく控えめなのですが、この「ホテル美幸」のフロントにレンタカーのデスクが入っています。
お値段は6時間以下で2,420円。2時間ちょっとの利用だと少し勿体ない感じはしますが、もともとが安いのでこれくらい気になりません。
貸し出し手続きの時間などを差し引き、トータル2時間ほどで最北端の「宗谷岬」、そしてそこから続く「白い道」へ軽くドライブ。詳しくは次回の記事にて。
便利な空港連絡バス
稚内で行きたいところも行き終えたので空港へと向かいます!
稚内駅から13kmほど離れていますが、前述の通り空港連絡バスが出ています。飛行機に合わせて時刻表が作られており、料金は700円。事前に窓口でチケットを購入しても、車内で現金払いしても大丈夫。
所要時間30分ほどで稚内空港へと到着。現在定期便が運行している空港としては、日本最北端。現在は羽田空港と新千歳空港への定期便が就航しています。
空港での食事
空港2階にはレストランがあります。カレーや牛丼、各種ソフトドリンクなどがあり、カフェ感覚でのひと休みにもぴったりな場所。
名物は「オオナゴ」を使ったメニュー。オオナゴというのはイカナゴのこと。稚内では25cmくらいまで大きくなるそう。定番メニューばかりかと思いきや、ちゃんとご当地感あるラインナップがあるのが嬉しいです!
「おおなごフライカレー」と「おおなご蒲焼き丼」があります。迷ったのですが、ここは蒲焼き丼へ。甘く蒲焼きにされたオオナゴがご飯に合います!骨もほとんど無く、ボリュームもほどほどなので、ささっと食べるのにもおすすめ。
お土産さがし
稚内空港にはお土産屋さんが入っています。出発までちょっと時間があるのでこちらで時間つぶしすることにしました。
白い恋人やじゃがポックルなど北海道らしいお土産がある中で、人気のなのはこちらの「わっかない流氷まんじゅう」。まんじゅうとはつくもののあんこは入っておらず、萩の月のようなカスタードケーキがホワイトチョコレートでコーティングされたもの。器にのせるとバニラアイスみたいに見えます。
「バタじゃが」も売ってます。レンジでチンするだけで北海道じゃがバターが楽しめる逸品。賞味期限も長いので、お土産にぴったりですね!稚内というよりは南富良野の名物ですが、細かいことは気にしてはいけません。
このあたりで保安検査場がもうすぐ締切との放送が!慌てた私はなぜかこれを買ってしまいました・・・!
おっきなシマエナガのぬいぐるみ、かわいくないですか?
羽田へ向けて出発
フライトの20分前に保安検査場は締め切り、そして15分前から搭乗がはじまります。小さな空港なのでスムーズですが、その分保安検査場の窓口も少ないため、時間間際になると行列ができていました。
機内のモニターではバラエティ番組が上映中。イヤホンがあれば音声も聴くことができます。
日中のフライトは窓から景色が楽しめます。稚内空港を飛び立った飛行機を見送ってくれるのは、高くそびえる利尻富士!3日前にあの山のてっぺんにいたなんて、何だか信じられません。
その後も洞爺湖、登別、室蘭、そして函館など北海道南部の街並みが雲の隙間からちらりと顔をのぞかせます。大間や恐山のある下北半島、猪苗代湖などちらちらと東北の名所を眺めていると2時間のフライトはあっという間。
定刻通り17:05に羽田空港に到着しました!稚内は晴れてましたが、こちらは雨がちらつく曇り空。ただし、気温はやっぱり高くて暑く感じます。
これにて5日間の旅はおしまい!羽田空港からの帰路、いつもならば京急線を利用していましたが、平日の帰宅ラッシュと被って電車移動するのがツラいので、行きで覚えたリムジンバスに乗ってしまいました。
利尻・礼文旅行の後記
念願の利尻・礼文の旅もこれでおしまい。天候が不安定だったため、「船や飛行機が欠航する」といった話もちらちら聴こえてきましたが、特に影響されることなく無事予定通りに旅ができました!
晴天にはあまり恵まれず雨に濡れての移動も多々ありましたが、念願だった利尻富士は登れたし、各島の行きたかったところはだいたい巡れたのでかなりラッキー。旅から帰ってきた翌日、利尻富士に初雪がかかったという話を聞いた時は、本当にタイミングが良かったんだなと実感しました。
北海道の旅というのは、特に人の優しさを感じることが多いのですが、この利尻・礼文も例外ではありません。出会った島の人はみんな親切で、余所者を温かく迎え入れてくれます。今回は合計で4泊5日も滞在していたため、利尻島を歩いているとお店の人だったり旅行者だったりと、あちこちで知り合いに会うくらい馴染んでしまいました!さらに礼文島に渡ったあとも、利尻で知り合った数人と再開したり、さらに仲良くなった人が最後島を立つ際にお見送りに来てくれたりと、なんとも人のつながりを感じる旅でした。
非常に細かく記事を分けたため、20本近くになってしまいましたが、ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!
最後に、【今回の旅のトラブル】を3つほど。
①羽田空港へ向かう際に電車が大幅遅延
原宿駅付近で外国人カップルらしき二人が線路内に侵入したという謎の事件によって電車が遅延!羽田空港へ向かっていたところ、新宿駅にて足止めを食らってしまいました。
ホームにあふれ出る人、やってくるのは乗車率のおかしい満員電車…。大きなバックパックを背負ってこの状況はかなりキツいです。いろいろと替わりの路線などを考えたのですが、新宿駅ということでバスタ新宿から羽田空港行きのバスを利用することに!
残数4席でぎりぎりでしたが、無事乗車。お値段は電車で行くのに比べて倍近くかかってしまいましたが、かなり楽に向かうことができました。
②スマホ終了の恐れ
2日目に雨の中で利尻山を登ったせいか、宿に戻って充電器を挿すも反応されなくなってしまいました。電池残量は残り20%。スマホにはかなり依存しているため、旅の途中で使えなくなるのはやばい!
とりあえず航空券の確認番号やメモしていた旅程を書き出し、Twitterや近しい人へ連絡、LINEの名前を「スマホ終了」に変える、などいろいろな対応を考えましたが、別の充電器を使用したところ無事に充電開始。充電器が壊れたかと思いきや、他のデバイスは充電可能。よくわからないですが結果オーライ!
でも、スマホに依存しすぎるのはキケンだなと思いました。かといってサブのスマホやカメラを持ち歩くのも考え物。難しいですね。
③カギの紛失
礼文島でゲストハウスにチェックイン、カギを受け取った後少しスタッフさんと話していたところ、ついさっきもらったばかりのカギを紛失してしまいました・・・!
ポケットの中にもバッグの中にもありません。いろいろ探し回った結果、なんとお財布の中に入っていました。
話しをしながらだったため、無意識のうちに入れてしまっていたのでした。私はこの「無意識にモノをしまってしまい見つからなくなる」というのを非常によくやらかすのですが、皆さんは経験ありますか?
トラブルに直面したときは大慌てでしたが、今となっては楽しい思い出。トラブルの無い旅なんて旅じゃないと思っていますので、今回の反省点は次回以降に生かしていきたいところです!
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