徳之島南部の伊仙町に立つ一棟貸しの宿。広々とした一軒家を自由に使える快適さに加えて、お庭のヤギとニワトリ、楽器、個性的なインテリア、資料室など魅力がたっぷり。みんなに教えたいけど、あまり知られたくないような秘密基地のようなお宿です。
徳之島南部のゲストハウス
徳之島の南部、伊仙町にあるゲストハウスみちは、1組4名様までの一棟貸しの宿。那覇・奄美大島・鹿児島からのフェリーが寄港する亀徳新港からは車で30分ほど、徳之島空港からも車で30分ほどの位置にあります。
与論島からフェリーに乗り、16:30に到着した徳之島。レンタカーで寄り道しながら、宿に着いたのは18:00頃。スタッフさんとともに飛び出してきたのがヤギとニワトリ!!もうこの時点で、最高すぎます!!
館内はとってもおしゃれ!様々なモノがあちこちに置かれているのですが、洗練されており清潔感もあるという理想的な雰囲気です。
快適すぎる設備
ゲストルームは情緒あふれる畳敷タイプのお部屋。部屋内にはエアコン、扇風機、ハンガーがあります。備え付けのハンモックは、一度乗るとあまりの快適さになかなか降りられなくなるので要注意。
冷蔵庫も置かれており、中には水・ジンジャエール・お茶などが。なんと、自由に飲んで良いそうです。
洗濯機は自由に使用OK!隣のラックには洗剤類に加えて、無添加せっけん、大島椿、アミノ酸などの石鹸類が揃っています。好きなモノを選んで自由に使って良いとのこと。
お風呂はとっても広々!足を伸ばせる湯船で、日中動き回った疲れが溶けていきます。
気になるモノだらけ
ユニークな点がたっぷりなゲストハウスですが、その中でも際立っているのがこちら。
なんと、館内に資料室を備えています。与論町誌、知名町誌、笠利町誌など、奄美群島の資料がたっぷり。島の方言、民謡などの資料も。
一泊利用で手を出すには、情報量が多すぎます!!
さらに三線、アコースティックギター、ピアノ、エレキギター、そしてオタマトーンなどの楽器も置かれています。
そして気になるのはCDラック。ルー・リードやキンクスをはじめ、私も見たことないアーティストがたっぷり!なんとなく、芸術家のセレクションな気がします。
自由に流して良いとのことなので、ペンギン・カフェ・オーケストラで軽快な夜を過ごしたり、ベル・アンド・セバスチャンで優雅な朝を過ごしたりしました。
ヤギとニワトリ
冒頭でもちらっとふれましたが、ここはヤギとニワトリ付きのゲストハウス。カーテンを開けてお庭を覗けば、のどかな牧場のような雰囲気です。
なんでも、ゲストハウスを開く際に買い取った物件がヤギ付きだったらしく、最初からヤギはいたそう。大人しそうに見えますが、いきなり突進することもあって行動が読めません。
日が沈み夜になるととっても静か。静かにカーテンを開けてみると、ヤギもニワトリもすっかり寝ていました。
ただし、朝になるとコケコッコーがはじまります!そして、ヤギは唐突に壁を攻撃してきます!なんて楽しいのでしょうか。
泊まってみた感想
朝はタイミングが良く、お茶もいただいてしまいました。ハーブティー、ドラゴンフルーツ、塩黒糖と、島感あふれるメニューにほっこり。
キレイで設備も快適で、私が今まで泊まった宿の中でもベスト5に入るくらい素敵なお宿でした。オーナーさんが不在でそのお母様がいろいろと対応してくださったのですが、館内のCDやアート作品は娘さんの趣味であるそう。いったいどんな方なのか、ただ者ではないオーラを感じます。
今回は一泊でしたが、楽器さわったり、いろんな音楽聴いたり、資料室の本を読んだり、ヤギやニワトリと遊んだりとやりたいことがたくさん。願わくば一ヶ月くらい住み着いてみたいです。
気になる料金は大人1名一泊5,500円。2名で泊まっても11,000円(※2024年10月時点)。一棟貸しでまわりを気にせず過ごせて、さらにこれだけ快適に楽しめてこの値段は破格です!ぜひ徳之島へ訪れる際はここでゆったりと過ごしてみてくださいね。
ちなみに、館内にはなんと被り物もあります!ネコに見えますが、こちらはアマミノクロウサギ。耳が短いウサギなのです。似合うと言われたのですが、どうでしょうか・・・?
コメント
[…] 今回宿泊しているゲストハウスみちは素泊まりなので、夕飯探しがはじまりました!しかし、徳之島の南部の伊仙町は、港のある徳之島町や空港のある天城町に比べるとお店は少なめなエリア。さらに日曜日ということもありお休みばかり。お店探しは困難を極めました。 […]