将棋のまちを体感できる2大スポット『将棋資料館&天童公園』(天童市)

山形県

山形県の天童市といえば将棋の駒!今回は「将棋資料館」で将棋について学びつつ、「天童公園」にて人間将棋盤を見てきました。なんとなく聞いたことがあるのですが、人間将棋ってどんなイベントなのでしょうか・・・?

訪問日:2024/5/2(木) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

将棋のまち・天童

将棋の駒が名産として知られてる山形県の天童市。駅前には光り輝く将棋の駒のオブジェが置かれています。

ここでは郵便ポストだって将棋の駒。描かれているのではなく、ポストそのものが駒のカタチというのがとっても良いですね。

市内の日帰り温泉「天童最上川温泉ゆぴあ」にも当然のように将棋が置かれていました。天童市に住んでいる人は、もれなく将棋を覚えているのでしょうかね。

まずは将棋資料館へ

そんな将棋のまちに来たら外せないのが天童市将棋資料館。天童駅前、というか駅の中に入っているためアクセスは抜群です。

館内は残念ながら撮影禁止。将棋のルーツとなった盤上遊戯の紹介からはじまり、日本への伝来、将棋駒のできるまでなど様々な切り口で将棋を紹介しています。

面白かったのが古将棋。現代の将棋は40駒ですが、古将棋はその数が異なっています。36駒の「小将棋」、92駒の「中将棋」、130駒の「大将棋」、192駒の「摩訶大大将棋」、354駒の「泰将棋」と、それぞれ実物が置かれています。見たことも無い駒がびっしりと並ぶ姿は圧巻。盤面図のみですが、804駒というとんでもない駒数を誇る「大局将棋」についての展示もありました。

天童公園の人間将棋盤

天童市の中心部にある舞鶴山につくられた天童公園。市民の憩いの場であり、桜の名所としても知られています。

ここには巨大な王将のモニュメントが置かれています。こちらは「二千局盤来2018」。一会場で同時に行った将棋の最多対局数ギネス世界記録達成を記念して設置されたそう。

その数、驚愕の2,362局!!!このモニュメントをよく見ると、対局に参加した人の名前が刻まれています。

そしてこの天童公園最大の見どころがコチラ!地面に描かれたマスは、「人間将棋」の将棋盤。特に柵などもなく、自由に入ることができます。

人間将棋の観覧席の上に立つのは将棋塔。天童市のシンボルとした建てられたこの塔、毎年春にはここで将棋の駒の供養祭が行われるそうです。

少し奥へ進むと、眺めの良い展望台。天童駅、天童温泉街、山形空港などが見渡せます。東屋では、地元の中学生たちがくつろいでいました。自分の街を見渡す展望台があるのって羨ましいです。

ちなみにこの天童公園は駅からは2kmほど離れているので、徒歩だと30分ほどかかりそうです。そして高台にあるため、その道中のほとんどが上り坂。少々ハードかもしれません。

春に開催される人間将棋

さてさて、気になるのは人間将棋。いったいどのような催しなのでしょうか。

人間将棋は、文字通り人々が将棋の駒に扮して対局が行われるというイベント。4月中旬の土・日に、およそ2,000本の桜の下で、開催されております。

かつては着物や法被であった駒役も、1987年から兜や鎧をまとった武者姿に。1991年からは差し手もプロ棋士が選ばれるようになります。記念すべき最初のプロ棋士は、羽生善治vs屋敷伸之であったそうです。

さきほどの将棋資料館では、そんな人間将棋の映像を見ることができます。差し手も対局中は武者言葉で喋っており、さらにすべての駒を動かさなくてはならないといったユニークなルールもあるそうです。

将棋のおみやげ

駅ビルのパルテ2階にある観光案内所&物産センターでは、キーホルダーやお菓子など、様々な将棋関連グッズを販売しています。もちろん、将棋の駒そのものもありますよ~。

せっかくなので何か買っていこう!ということで選んだのはコチラ。

「将棋駒パスタ」と「将棋もろこし」。将棋の駒をモチーフにしたおみやげです。

将棋もろこしは小分けになっているので、お土産にもぴったりです!将棋駒パスタはどんな料理にしたら面白いでしょうかね・・・?

コメント

タイトルとURLをコピーしました