かわいらしいピンクのハート絵馬『三光稲荷神社』（犬山市）

犬山城の麓に鎮座する稲荷神社。ずらりと並ぶピンク色の絵馬やおみくじが独特のファンシーさを放ちます。銭洗いやおもかる石などもあり、コンパクトながらも見どころの多い神社。あのドラマの影響もあったそうです。

犬山城麓の神社

三光稲荷神社は、犬山城がそびえたつ城山の麓に鎮座しています。城下町を経由して犬山城に向かう場合、その入口にあたるため、お城へ向かう方は自然と立ち寄ってしまう神社です。

創建時期は不明ですが、伝承によると天正14年(1586年)と歴史の長い神社。主祭神は宇迦御魂大神、猿田彦大神、大宮女大神。古くは織田信長の叔父である織田信康の崇敬も厚く、江戸時代にはこの地を治めていた犬山城主・成瀬家の守護神として信仰されてきました。

可愛いピンクのハート絵馬

この神社の絵馬はかわいらしいハート型。クリーミーなピンク色と赤文字の「縁」がファンシーさを引き立てます。

拝殿前の狐の像のまわりにもピンクのハートがたっぷり。これは社務所でいただける恋みくじ。まるっこくてとってもかわいらしいです。

さらに足元にも注目！石畳の一部、ハート型の部分がピンク色に染められています。いくつかあったので、参拝の際にはぜひハート探しにチャレンジしてみてくださいね。

連なる朱の鳥居

稲荷神社らしく、境内には赤い鳥居が多数並んでいます。本数はそれほど多くありませんが、整然と並んだ姿が非常に絵になる光景です。

密度が高くストレートなので、写真に撮りやすいのがポイント。少し離れてズームで撮ると、鳥居がびっしりと並んだ姿を映すことができます。

なお、本殿側から撮るよりも、通り抜けてから振り返ったアングルの方がおすすめ。鳥居の向こうにハートの絵馬が写り、この神社らしい光景を拝むことができます。

願いが叶うおもかる石

拝殿の縁側に置かれた石はおもかる石。願いを込めて持ち上げ、感じた重さで願いが叶うかを占うというもの。

案内によると、「目を閉じて祈りを捧げ、両手で戴くようにして持ち上げる」とのこと。実際やってみたところ、私は意外と簡単に持ち上がりました！おそらくですが「両手で戴くように」というのがポイントだと思います。

銭洗いの池

他にも交通安全、海上安全、事業発展など、多くの御神徳を持つ猿田彦神社や、男女良縁・家内円満・夫婦和合のご神徳がある姫亀神社（大宮女大神）などの神社もあります。

こちらは銭洗稲荷神社。御神水が満ちた銭洗いの池でお金を洗うと、何倍にもなって返ってくるそう。この銭洗いは受付が必要なタイプ。夕方訪問したところ、社務所が閉まっていたため体験できずでした。

倍返しの御利益

銭洗いの順序が記された案内板を見ていると、右上に名刺が貼られていました。

なんと半沢直樹も来ていたようです！！！

気になったので調べてみたところ、お金を洗うと何倍にもなって返ってくるというご利益が、ドラマ「半沢直樹」で堺雅人演じる主人公の決めゼリフ「倍返しだ！」とリンク、「倍返し神社」として話題になったそうです。

劇中では仕返しをするという意味合いで使われた倍返しも、ここではお金が倍になって返ってくるという素敵なご利益。参拝される予定の方は、ぜひ社務所の開いている時間を狙って「倍返し」のご利益をお受け取りくださいね。

アクセスと営業情報

名鉄「犬山駅」西口より徒歩約15分、「犬山遊園駅」西口より徒歩約12分。

※掲載の情報は2024年11月時点のものです。最新情報はHPにてご確認ください。