赤備えに六文銭 数多くの伝説が残る真田氏を知る『九度山・真田ミュージアム』(九度山町)

和歌山県

真田昌幸・幸村・大助の真田親子3代が幽閉されていた九度山にある博物館。臨場感あふれるシアターやからくり屋敷のような仕掛けもあり、予備知識なしでも楽しめる体感型のミュージアムです。

開館時間:9:00~17:00
休館日:月曜、火曜
料金:500円
2019/5/6(月)

昨晩はとってもキレイな道の駅ねごろ歴史の丘にて車中泊。9日間の長い南紀旅も最終日、今日は1日かけて都内に帰るだけの日!そのはずが、地図を見ると近くに九度山が。ここには2016年にオープンした九度山・真田ミュージアムがあります。

本日5/6は大坂夏の陣が起こった日。せっかくなので寄り道していくことにしました。

真田ミュージアムへのアクセス

電車で向かう場合は南海高野線の九度山駅から徒歩10分ほどの場所にあります。

車で向かう場合はちょっと注意が必要です!
九度山・真田ミュージアムは住宅街の中にあるため、駐車場はありません。
道の駅柿の郷くどやまの駐車場に車を停めて、そこから歩いて向かうのが一般的とのこと。

車で直接真田ミュージアムを目指してしまうと、狭い道をがんばって進んだ挙げ句、停める場所がなくて引き返すはめになってしまうのでご注意ください。カーナビは道の駅柿の郷くどやまに設定するのがおすすめです。

道の駅からは徒歩5分ほど。鯉のぼりが泳ぐ気持ち良い丹生川の河原を見ながら進みます。

橋を渡った後は、すごく細い住宅街を通ります。道は細く、一方通行もあるため、車でここまで来てしまうと大変です。

よく見ると、家々の軒下には九度山の赤提灯がぶら下がっている。

真っ赤なミュージアム

立派なお屋敷のような外観の真田ミュージアムに到着!赤い六文銭の幟が雰囲気あります。

館内は真っ赤!真田のイメージカラーである赤を基調としています。

大河ドラマ「真田丸」で人気となった真田氏。館内には、出演者たちの等身大パネルが並びます。

真田といえば・・・?

印象的なのは真っ赤に染められた武具。こちらは『真田の赤備え』

真田の代名詞とも呼べるこの色ですが、最初に赤備えを率いたのは武田軍の飯富虎昌といわれています。他にも徳川四天王の1人である井伊直政も赤備えを用いていました。そして、井伊家の領地であった彦根のゆるキャラ「ひこにゃん」も、実は赤備えです。

赤備えと並ぶもう1つのアイコンが『六文銭』

6枚の銭をあしらったこのデザインは、真田家の家紋として、旗印や兜など随所にモチーフとして用いられています。
この六文銭は、亡くなった人を葬るときに棺に入れる6枚の銭「六道銭」。一般的には三途の川の渡し賃として知られており、命を惜しまず戦う「不惜身命(ふしゃくしんみょう)」の心を表しているそうです。

充実の映像コンテンツ

この真田ミュージアムがある九度山は、関ヶ原の戦いの後、西軍に与した真田昌幸、真田幸村が幽閉されていた場所。昌幸は11年、幸村は14年もの間この地で過ごすことになりました。

まるで障子のようなシアターでは、真田親子の九度山での暮らしを実写ドラマで上映中。貧困の中でも地元の人々から慕われていた様子、そして闘志が消えることがなかった生き様を感じる力強い作品。

よく見ると、椅子の一部が六文銭になっています。

こちらでは大坂の陣のCGムービーが流れる。

冬の陣、夏の陣での徳川軍&豊臣軍の軍勢の動きをわかりやすく見せてくれます。戦力差の大きい大坂夏の陣って、何度見てもハラハラしてしまいます。

まるで忍者屋敷『真田の隠し部屋』

館内を進んで行くと、薄暗いエリアに。

ここは真田の隠し部屋。ボタンを押すと隠し通路が現れたり、隠れている忍者が見えたりと、まるでからくり屋敷のよう。

掛け軸の裏や囲炉裏の下の抜け道、井戸の底の通路など様々な仕掛けがあります。これはお子様でも楽しめそう!でも、薄暗いのでちょっと怖くなってしまう可能性も。

いろいろな真田伝説

正史としての真田だけでなく、伝説に関する展示もあるのが、ミュージアムとしてはとってもユニーク。

大坂の陣で死んだといわれている真田幸村、真田大助、豊臣秀頼ですが、実は生きていたという伝説があります。
その中でも、最も有力と呼べそうなのは、討ち死にした幸村は偽物で、島津家を頼って鹿児島に渡ったという説。鹿児島には秀頼や幸村の墓があるらしいです。

他にも全国各地にある真田ゆかりの地。

 

こちらは大坂城に存在する真田の抜穴を再現した通路。

また、ミュージアムの最後にあるのは真田十勇士アニメシアター。

真田十勇士は、江戸時代以降に創られた真田のお話。猿飛佐助や霧隠才蔵といった、現代でも漫画やゲームでお馴染のキャラクターが登場する「真田=ヒーロー」な魅力が込められた作品です。ここで見ることができるアニメは教育テレビのような親しみやすさ。


さて、そろそろ都内へ帰ります!
無料区間の京和奈自動車道をぐいーんと進み、途中、御所の郷にて休憩。ここは2日目に車中泊したところ。早くもなつかしい。

このまま一気に伊勢湾岸道、東名高速へ。
10連休最終日でしたが、渋滞もほとんどなくスムーズに帰宅できました。GW最終日はあまり混雑しないという話は本当だったのですね。

久しぶりの車中泊の旅、しかも9日間という長めの日数でしたが、行きたいところもたくさん行けて大きなトラブルもなくとっても楽しめました。

2日目朝にシガーソケットが壊れると行った致命的なトラブルもありましたが、HONDA CARS奈良中央 中和幹線橿原店のおかげで解決。スケジュールもほとんど圧迫されずに済みました。

GWということで大渋滞も想定していたのですが、初日の東名高速くらいでほぼ渋滞ナシ。
一番混みそうなアドベンチャーワールドは朝イチの訪問でほぼ渋滞回避できました。あとは和歌山マリーナシティと和歌山城がちょっとだけ駐車場に苦戦しましたが、少し離れたところに停めることで大丈夫でした。

さてさて、毎回恒例の今回のコースで行こうと思っていたけど行きはごったところ。

【和歌山県】
・トルコ記念館
・日米修交記念館
・稲積島
・龍神村曼陀羅美術館
・Sioトープ
・森林公園

【奈良県】
・面不動鍾乳洞
・瀞峡ウォータージェット船

意外と少ないです!さすがに2度目の紀伊半島めぐりだったので、これでかなり押さえられたのではないでしょうか。

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