礼文島に行ったらゼッタイに食べておきたいのが「ホッケのちゃんちゃん焼き」。鮭でつくるのが有名な料理ですが、島では肉厚なホッケを開きのまま使用して豪快に焼き上げます。今回は「炉ばた ちどり」と「海鮮処 かふか」の2店舗で食べ比べしてみました!
礼文名物のホッケ
礼文島の名物として知られるのがホッケ。明治~昭和にかけて繁栄を極めたニシン漁が衰退すると、その代わりとして漁獲量が増加。今ではウニやアワビに並ぶ島の名産品として知られています。5~10月が漁期であり、旬となるのは秋。この時期のホッケは肉厚で脂が乗り、非常に美味だそう。
開きにして焼いたり、フライにしてハンバーガーになったりと様々な楽しみ方ができるサカナですが、礼文島ならではの食べ方として人気なのが「ホッケのちゃんちゃん焼き」。ちゃんちゃん焼きといえば鮭が有名ですが、礼文島では新鮮なホッケを開きにし、そこに味噌を載せて焼き上げます。
ホッケのちゃんちゃん焼きを扱っているお店として有名なのが、香深(かふか)港近くにある『炉ばた ちどり』と『海鮮処 かふか』。今回は両方に訪問することができたので、さらっとレポートさせていただきます!
①炉ばた ちどり
漁港の目の前で営業する炉端焼きのお店。夜はもちろん、ランチタイムも営業しています。人気店なのでオープンの11:00ちょうどに伺いました。
島の居酒屋といった門構えなので少し入りにくい雰囲気もありましたが、恐る恐る入ると気さくな店員さんと可愛らしい”看板娘”の女の子が案内してくれました。
こちらがちどりのちゃんちゃん焼き!味噌がのっかった生のホッケを炭火で焼いていきます。店員さんがセットしてくれるので、しばらくはこのまま待機です。
まず先に火が通るのがしっぽの細い部分。こちらをほぐしながら、味噌とネギをあえて食べます。
これは美味しい!!
甘口の味噌がアツアツのホッケと絡んでたまらないお味でご飯が無限に進みます。炭火で焼き上がった皮もパリパリでとっても美味しい。島に来て良かった、そう思わせてくれる味です。
②海鮮処 かふか
ちどりのすぐ近くにあるのが漁協が運営している「海鮮処 かふか」。ウニをはじめとした海鮮メニューや寿司、各種定食などバリエーション豊かなメニューのお店で、島では貴重な食堂でもあります。こちらでもちゃんちゃん焼きを食べることができます。
いかにも食堂といったイメージのお店で、観光客でもおひとり様でも非常に入りやすい雰囲気。席数は非常に多いですが、時折貸し切り営業の日もあるそうなので、不安な方は電話で確認しても良さそうです。
2階に位置しているため、目の前には漁港が広がっています。海の向こうには、うっすらと利尻富士の姿も見えます。
こちらがかふかのちゃんちゃん焼き。既に焼き上がった状態で提供されます。
ふっくらとした身がとっておも美味しい!味噌部分も少し焦がしてあるので、香ばしさがプラスされています。味噌は甘さ控えめで生姜の香りを感じました。
どちらがおすすめ?
2つのお店、どちらが美味しいかと問われると、味は「ちどり」の方に軍配が上がります。やっぱり炭火で焼きながら食べる炉端焼きは強いです。
ただし、「ちどり」の欠点は髪の毛や服にしっかりとサカナの匂いがしみ込んでしまうこと。お風呂に入った後に食べると、翌日もずっとサカナの匂いをまとってしまい、またすぐにでも食べたくなってしまう危険性があります。ということで、お風呂前に食べるのをおすすめします!
また、「ちどり」は席数がそれほどありません。そのため、満席で入れないことも多々あるようです。そして、炉端焼きができる席は限られているため、相席となるのが普通。
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