三宅島は様々な種類の鳥が観察できるため「野鳥の楽園」とも呼ばれています。伊豆諸島最大の淡水「大路池(たいろいけ)」を目指して、レンタルバイクで出発です!バードウォッチングの前に、アカコッコ館で予習するのがおすすめです。
朝ごはんはカメノテ
今日は朝7:00起き。こちらが民宿さつきの朝ごはん。
なんとカメノテの味噌汁です!初カメノテです!てっきりダシとりのために入っているのかと思いきや、一緒に泊まっている方のアドバイスによるとカメノテそのものも食べることができるそう。
パリッとカラを噛んで中身を食べます。うーん味がしない・・・
1人で島をまわるならレンタルバイク!
本日は、13:35の橘丸(大型客船)で伊豆大島へ渡る予定です。したがって午前中はゆったり観光できます。昨日は錆ヶ浜港付近の阿古地区をまわったので、今日は少し足を伸ばそうと思います。
三宅島は一周約30km。徒歩でまわるには広く、起伏も多いので交通手段が必要になります。レンタカーかレンタルバイクのどちらかを借りよう。
「コスモレンタカー」が4時間3,600円。そこにガソリン代がかかると4,000円くらいでしょうか。送迎は往復2,625円と書いてあります。ガソリン代なども含めると、7,000円くらいでしょうか。ちょっと予算的に厳しいです。
一方、「朝信レンタルバイク」は3時間2,500円(ガソリン込)とレンタカーよりもずっと安上がり。そして民宿さつきからは徒歩5分ほどと立地も良いです。
ただし、空を見ると重い雲が覆っています。天気が崩れるとピンチですが、ちょっとだけ晴れ間が見えたのでバイクにすることにしました。
朝信レンタルバイクへ。錆ヶ浜港から1km程なので、歩けない距離ではないです。こちらのお店、基本は無人なので電話して開けてもらいます。お店に向かう前に連絡しておくのがおすすめです。
今日の相棒はこちら。ルアーのカギが独創的です。
バードアイランド三宅島
火山の島として有名な三宅島ですが、もう1つの魅力がバードウォッチング。「バードアイランド」の異名を持つほど、たくさんの種類の野鳥を観察することができるのです。
いきなり野鳥といわれても、どう探して良いかわかりません!そんなあなたにおすすめはこちらのアカコッコ館。島で見ることができる野鳥をはじめ、植物や地形など、島の自然について学ぶことができるミュージアム。入館料は200円。
館内では、スタッフの方がさらっと解説してくれます。くだいた表現をしてくれるので、とてもわかりやすいです。
こちらの三宅島ジオラマは、島の小中学生による作品!5年がかりのプロジェクトだったそうで、クオリティがとても高い!
しかし、このジオラマ作成後も噴火があったので今ではこの形はしていないそう。現在の雄山(三宅島の火山)火口はこんな感じ。
三宅島の野鳥代表アカコッコ。こちらの施設名にもなっている、三宅島のシンボルとも呼べる鳥です。島内では時期により多数みつけることができますが、国の天然記念物に指定されているレアな鳥なのです。伊豆諸島と薩南諸島あたりにしか生息していません。
こちらも島を代表する鳥、カンムリウミスズメ。一生のほとんどを海で過ごす鳥です。
奥には野鳥観察コーナーも。ベストポジションに双眼鏡がセッティングしてあるため、ここで粘れば簡単に野鳥観察ができます。
アカコッコいました!これ、どうやら着ることができるらしいです。
大路池でバードウォッチング
アカコッコ館で予習したあとは、建物奥の道から大路池(たいろいけ)へ。一周する時間は無さそうなので、反時計回りに南側桟橋~北側桟橋まで行って同ルートで戻ってくることにしました。片道400メートルのショートコースです。
草木に覆われた道は、けっこうぬかるみます。道の途中には倒木がたくさん。くぐったり、乗り越えたりする必要があるので、汚れてもよい服装がおすすめです。
10分ほどで南側桟橋。
さらにもう10分で北側桟橋。この大路池は、伊豆諸島最大の淡水の池。山の中の湖のようで、離島っぽくない光景です。
この辺りで、アカコッコ館で無料レンタルしてきた双眼鏡の出番!
たくさんの野鳥を見ることができたのですが、鳥は動きが速い!!写真どころか、双眼鏡すら間に合わないことばかり。バードウォッチングって難しいです。
このルートでの所要時間は、野鳥観察しながらゆっくり歩いて往復1時間弱でした。
長太郎池でフィッシュウォッチング
このあとは、フィッシュウォッチングの名所、長太郎池(ちょうたろういけ)へ。名前に「池」とつきますが、先ほどの大路池(たいろいけ)と違い、海水です。多数の魚が観察できるタイドプールなのです。
シュノーケルで潜る気まんまんでしたが、天候がそれをゆるさない。雨が強すぎるので、三宅島観光はここまで。
どしゃ降りのなか、レインスーツを着こんで走ります!レンタバイクのヘルメットに雨よけバイザーがついていたので、視界が乱れなかったのが救いです。
さらば三宅島!次の島へ
雨の中バイクを返却して、民宿さつきで荷物をまとめて港へ向かいます。
大型船・橘丸が寄港する港は、三宅島に3ヵ所ありす。どの港になるかは当日の朝にならないとわかりません。
幸い、昨日と同じ錆ヶ浜港だったので民宿さつきから歩いて行くことができましたが、これがもし真逆の三池港だったら、船の出発に間に合わなかったかもしれません・・・。東海汽船のHPに情報が載っているので、こればっかりはちゃんと確認した方が良いですね。
この旅で3回目の乗船となる橘丸に乗船。船内では、青ヶ島で知り合った方と再会!ちょうど八丈島から東京へ戻るところだったそうです。しばらく旅の話をしているうちに、最後の島となる伊豆大島に到着です。
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