ライトアップで輝く中国式庭園『福州園』(那覇市)

沖縄県

県庁前駅から徒歩10分ほどのところに広がる福州園は、中国・福州の伝統的な技法を用いて作られた中国式庭園。夜は鮮やかにライトアップされた姿で、来園者を出迎えます。なぜここに中国式庭園があるのかは、「クニンダ」という言葉がキーワードとなっていました。

訪問日:2025/12/13(土) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

貴重な夜間開園スポット

福州園は、1992年9月に開園した中国式庭園。那覇市の市制70周年および福建省の省都・福州市との友好都市締結10周年の記念事業して建設されました。設計から施工まで福州市の職人により、福州市の資材を使用して建設されたそうです。

日中はもちろんのこと、夜間も21:00まで開園しており、ライトアップされた幻想的な庭園を鑑賞することができます。沖縄では貴重な夜間も楽しめる観光スポット。国際通りから歩いて訪問できるので、沖縄到着日や他の観光地をめぐった後に訪ねることも可能。レストランもあるので、夕ご飯とセットで訪問もおすすめです!

ライトアップされた庭園

入口に立つのは大きな樹木が刻まれたレリーフ、照壁。この裏側が庭園のクライマックスなのですが、それは後ほど。

照壁の奥には欧冶池が広がっています。カラフルな照明は幻想的です。

赤くライトアップされた池。そびえ立つ2つの塔は、白塔・烏塔と名付けられております。

御影石で作られた八角形の七重塔であり、中に入ることもできます。内部もライトアップされており、てっぺんまで吹き抜けとなっていました。

鎮座する太湖石。中国・蘇州近郊の太湖が産地であり、石灰岩が湖水の浸食で穴があいたものをこのように呼びます。中国では観賞用として庭園に置かれるそうです。

飛虹橋と冶山

最初の照壁の裏側にまわると、シンボルとも呼べる岩場、冶山(やざん)が見えます。そこから流れ落ちる滝がダイナミックな景観を作り上げている。手前に架かる橋は飛虹橋といい、滝で虹ができることがその名の由来のようです。

入園してすぐにそびえ立つ照壁は、来園者を出迎えつつも、その奥のクライマックスを序盤には見せないようにしているのかもしれません。

岩山である冶山は、登ることができます。なかなか急な石段ですが、手は使わなくても大丈夫なレベル。

冶山の上に建つのは冶亭。ここからは園内を一望できます。

この冶山、岩の中に入ることもできます。薄暗い洞窟を進んでいくと、滝を裏側からみられるポイントに!これは裏見の滝ですね!!

小さな歴史ミュージアム

福州園にはクニンダテラスという施設が併設されており、一部がちょっとした歴史展示室となっております。無料で見学できるので、ここまできたら立ち寄りがオススメ。

クニンダとは、かつてのこのあたりの地名である「久米村」のこと。中国からの渡来人の子孫や国内外から集められた優秀な人材が暮らしており、琉球王国の外交を支えながらも、政治・経済・教育・文化など多方面でも活躍していたそうです。ここに福州園がつくられたのも、中国から訪れて人の集落があったのがその由来であるようです。

こちらの琉球交易すごろくは、かつての交易のルートをすごろくで楽しめる展示。「琉球→坊津→博多→堺→京都」といった日本ルートや、「福州→広州→ホイアン→アユタヤ」といった大陸ルートなど、遊びながら学ぶことができます。

象棋(チュンジー)は、沖縄県の伝統的な盤上遊戯。中国の「象棋(シャンチー)」が元になっており、琉球将棋・沖縄将棋とも呼ばれています。その名の通り、「象」など、将棋とは異なる駒があるのが独特です。

中華・沖縄レストラン

クニンダテラスには福州園Gardenというレストランが入っています。内装はおしゃれな中華カフェといった仕上がり。

メニューはルーローハン、タコライス、ゴーヤチャンプルーなど、中華・沖縄料理がそろっています。小籠包が気になっていたのですが、品切れとのことで福州園まんにしてみました。

カリッとした生地の中にはお肉がぎっしり!刺さっているハートは、ラブではなく酢醤油を注入するもの。

店員さんはみんな外国人でしたが、にこやかで良い雰囲気。なお、このレストランは2階が福州園とつながっております。こちらから入ればなんと無料!!もしレストランと福州園とクニンダテラスを利用するならば、クニンダテラス→レストラン→福州園の順番でめぐるのが一番効率が良いです。

アクセスと営業情報

ゆいレールの「県庁前駅」より徒歩10分。

開園時間 9:00~21:00
休館日 月曜
公式サイト https://www.fksn-okinawa.jp/

※掲載の情報は2025年12月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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