復元された姿が迫力満点!『心合寺山古墳』(八尾市)

大阪府

葺石が敷かれ、多数のハニワが並ぶ姿が復元された見ごたえのある古墳。すぐ側にはガイダンス施設もあり、出土品も展示されています。なかなかパンチのあるキャラクターもいますよ!

訪問日:2025/10/19(日) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

八尾市の大型古墳

大阪2日目、本日最初に向かうのは八尾市にある心合寺山古墳(しおんじやまこふん)。最寄り駅は近鉄信貴線の「服部川駅」ですが、そこから1.2kmほど離れているため歩くと少々時間がかかります。ということで、1つ手前の「河内山本駅」にて降りて、お馴染みのシェアサイクル「ハローサイクリング」を利用して向かいました!

心合寺山古墳は、古墳時代中期につくられた前方後円墳。その全長は160mと巨大な姿。濠は藻で緑色に染まっていますが、これはこれであざやかな色彩。

ちなみに「心合寺山」という名称はかつて「心合寺(しんごうじ)」というお寺が造られたいたことに由来しています。

埴輪と葺石で復元された姿

今回は後円部から墳丘へアクセス。ずらりと並ぶ円筒埴輪、そして墳丘上にそびえ立つ1本の樹木がかなり特徴的。

大きな木は「桐(キリ)」。木材や家紋としてはお馴染みの樹木です。5mくらいのものはたまに見かけますが、こんなに大きく育っているのは初めてみました!桐は枝いっぱいに薄紫の花を咲かせるので、春に訪れたらさぞかし美しいことでしょう。

前方部は墳丘上に石が並べられた「葺石(ふきいし)」が復元されています。ここもまた円筒埴輪と朝顔形埴輪がびっしり。この古墳は墳丘上の道が舗装されているのでとっても歩きやすいです。

古墳が多数残る大阪ですが、自然に包まれた姿であったり、天皇の陵墓に治定されているため立入禁止だったりするパターンが多め。こんな感じでばっちり復元されて自由に登れる古墳はけっこう珍しいです。

濠にせり出した部分は「造り出し」と呼ばれるポイント。埴輪を使った祭りの場であったと考えられています。「水の祭祀場の埴輪」も出土しているそうです。

墳丘上の埋葬施設

墳丘上にも登ることができます。ここもまた舗装されているので超快適。両サイドには円筒埴輪と蓋形埴輪がずらり。お出迎えされてる気分ですね。

後円部の墳頂には白い石で囲われている部分があります。3つの埋葬施設が確認された場所であり、左から「西槨(にしかく)」「中央槨(ちゅうおうかく)」「東槨(ひがしかく)」と名付けられています。西槨に納められていた組合式木棺からは、冑や勾玉、太刀などが出土しているようです。

前方部は「方形壇」という祭壇があり、ここにも埋葬施設があったようです。前方後円墳は後円部が埋葬施設、前方部が祭壇というケースが一般的。前方部に埋葬施設があるのはけっこうレア。

しおんじやま古墳学習館

墳丘の西側には八尾市立しおんじやま古墳学習館というガイダンス施設があります。内部には展示室もあり、240円にて見学可能。

展示室は撮影禁止。土師器・須恵器に加えて、円筒埴輪・盾形埴輪・蓋形(きぬがさがた)埴輪なども展示されています。再現された埋葬施設もあり、なかなか見ごたえあります。

さきほどの後円部で見かけた「西槨」や、造り出しで記載した「水の祭祀場埴輪」のレプリカも見ることができます。古墳からはニワトリをイメージした「鶏形埴輪」も出土しています。通常はここに展示されていますが、訪問時は八尾市立歴史民俗資料館に出張中でした。

個性的なキャラクター

古墳学習館で見かけた不思議なキャラクター、こちらは「ハニワこうてい」

2012年に登場したキャラクターで、古墳に置かれた「蓋形(きぬがさがた)埴輪」がモデルとなっています。

このキャラ、どうやら喋ることができるようで学芸員並みの解説を披露してくれるそう。ただし、かなり上から目線とのこと。だって皇帝という高貴な身分なんですもの。

なんとYouTubeチャンネルも解説されており、その名も「ハニワこうていの世界征服チャンネル」。物騒な名前ですが、かなりマジメに歴史を紹介されているみたいです。

ハニワこうていの世界征服チャンネル
ハニワ帝国の皇帝だ。古墳を造った人間に代わり、埴輪や古墳の魅力を伝えることで世界征服をめざしている。 大阪府八尾市にある「心合寺山(しおんじやま)古墳」と「八尾市立しおんじやま古墳学習館」が本拠地。普段はここで、古墳や埴輪の魅力を見学者に伝えている。上から目線だが、自ら学芸員並みの解説をしゃべって、地道に国民を増やして...

このあとは「八尾市立歴史民俗資料館」へ!心合寺山古墳に関する展示もあり、「水の祭祀場埴輪」と「鶏形埴輪」も登場しますよ!

アクセスと営業情報

古墳自体はおそらく自由に見学可能。北側の後円部はフェンスがありましたが、南側の前方部は自由に出入りできそうな雰囲気でした。

「八尾市立しおんじやま古墳学習館」については以下をご参考ください。

開館時間 9:00~17:00
休館日 毎週火曜、年末年始など
料金 240円
公式サイト https://racco-taiken.com/sionji/

※掲載の情報は2025年10月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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