国内有数の工場夜景スポットである四日市。光り輝く夜景を見るなら、四日市港ポートビル・うみてらす14がおすすめ!夜景観賞用に作られた展望室は、照明を落としてあったり、三脚・暗幕スペースが用意されていたりと、配慮が行き届いています。
工場地帯のシンボル
四日市コンビナートにそびえる四日市港ポートビル・うみてらす14は、14階建て、高さ100mの高層ビル。四日市港の開港100周年を記念して造られました。
港湾関係のオフィスや貸会議室などが入るビルですが、最上階が展示・展望室となっており、310円の入場料を払えば一般人でも立ち入り可能となっております。
ここに登れば、四日市工場夜景を高い位置から楽しむことができます。ただし、気を付けなくてはいけないのは開館時間。土日祝日は21:00までオープンしていますが、平日は17:00に閉館となってしまいます。夜景目的の方は、訪問日にはご注意ください。
四日市港を語る展示
展望室には、四日市港や海上保安庁などを解説するパネル、船の模型などが並びます。
中央には大きな円形のジオラマはナビゲーションシアター。伊勢湾岸自動車道や国道23号といった道路や駅名のボタンを押すと、そこが光る仕組みになってます。
ここでは四日市港の歴史を紹介するプログラムも見ることができます。平日は11:00, 13:00, 15:00の1日3回、土日祝は11:00, 13:00, 15:00, 17:00, 19:00の1日5回上映されています。
船の操縦が体験できる「あなたも船長」。効果音が思ったより大きく、静かな夜の展望室に響き渡ります。
夜景鑑賞専門ブース
フロアの一角には、夜景展望室が設置されています。ここだけ照明が暗くなっており、工場夜景を思う存分堪能できます。
工場夜景鑑賞スポットは日本各地にありますが、このように展望施設があるのは、川崎マリエンとここくらいではないでしょうか。
さらにこの夜景展望室、左側は三脚・暗幕スペース、右側が夜景展望スペースと別れています。本気で夜景撮影したい人と、軽く眺めたい人で棲み分けができるのはとても配慮が行き届いてます。
「三脚があって全然夜景が見えない」とか「人が多くてちゃんと撮影できない」といった問題が生まれないのは嬉しいです。
これが四日市の工場夜景!
これがうみてらすから見る工場夜景!うみてらす14の目の前には、暗闇の中でキラキラと輝くコンビナートが広がります。工場の対岸には四日市ドームなどの四日市市街の夜景も。奥にはうっすらと鈴鹿山脈の陰も見えます。
灯りが密集している部分をクローズアップすると、より眩い工場夜景フォトが撮影可能。スマートフォンのズームでも、これくらいの密度で撮ることができました。
無機質な工場が集まる姿は不思議な魅力。モクモクと煙を上げる煙突からはときおり炎が吹き上がり、眺めていると妙に気持ちが高まります。
日本五大工場夜景とは
この四日市工場夜景は、「日本五大工場夜景」の1つに数えられています。他の4ヶ所はどこでしょうか?気になったので調べてみたところ、以下の5ヶ所がリストアップされているよう。いずれも有名な工業地帯です。
・北海道室蘭市
・神奈川県川崎市
・三重県四日市市
・山口県周南市
・福岡県北九州市
これを定めたのは、全国工場夜景都市協議会が開催した工場夜景サミット。公式HPである工場夜景INFOには、他にも国内の工場夜景スポットが多く掲載されています。お住いの地域にも工場夜景観賞スポットが見つかるかもしれません。
アクセスと営業情報
JR関西本線の富田浜駅から徒歩15分。車の場合は伊勢湾岸自動車道・みえ川越ICから約10分。
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