牧志公設市場の2階に並ぶお食事処ツバメでは、レアなウミヘビグルメ「イラブー汁」を取り扱っています!もう不安しか感じないメニューですが、何事も挑戦ということでトライしてみることに。果たして、ちゃんと食べられるのでしょうか。
イラブーってなんだ
イラブーってご存知でしょうか!?
ブダイを表す「イラブチャー」ではありません。「イラブー」は琉球の言葉でウミヘビのこと。エラブウミヘビという、猛毒を持つヘビであり、万が一海で遭遇し咬まれるようなことがあれば命に関わるというかなりスリリングな生き物です。
沖縄では、そんな毒ヘビを汁にして食す文化があります!!
聖地として知られる久高島にある「食堂とくじん」は、そんなウミヘビメニュー「イラブー汁」を食べることができます。今回、那覇に宿泊するにあたり、「何か変わった食べ物はないかな」と調べてみたら、那覇にある食堂ツバメでもイラブー汁が食べられるとの情報を発見。ドキドキするメニューですが、ここは旅の勢いで行ってみることにしました!
公設市場2階のツバメ
ツバメがあるのは、牧志公設市場。沖縄らしい海産物が並ぶ、観光客も御用達の市場です。

2階は食堂が並んでおり、1階の市場で購入したサカナを捌いて調理してくれるお店なんかもあります。
そんな食堂街の角にあるのがツバメ。訪問した時は、中華系のお客さんでにぎわっていました!店員さんも外国の方が多い雰囲気。

メニューはソーキそば、タコライス、チャンプルー、海ぶどう丼、アバサー唐揚げ、グルクン唐揚げなどバリエーション豊か。沖縄料理がリーズナブルな価格で楽しめます。

ありました、イラブー汁!!!見た目は意外と大丈夫そうな予感。これ目当てで来ているので、悩むことなくイラブー汁定食を注文しました。2,800円はかなりイタイ出費ですが、ここも旅の勢いです!旅行中は無敵モードなんです!

鰹出汁の効いた汁物
食に関する好き嫌いが多いので、ちゃんと食べられるかな。見た瞬間に拒絶反応出てしまわないかな。運ばれてくるまでドキドキです。
きました!!運んできてくれた外国人の店員さん、心なしか笑顔です。

まずはお刺身から。マグロと貝、そして名前が紛らわしいのですがイラブチャーのお刺身も。さすが市場の食堂、刺身はめっちゃ美味しいです!

さあイラブー汁、まずはスープからいってみましょう!

味噌系かと思いきや、鰹出汁がめっちゃ効いてる!あっさりした風味でごくごく飲めるけど、不思議なコクがあります。
具材はテビチ、昆布、豆腐。コマツナみたいな葉っぱも入っております(野菜オンチ)。

えっ!早くウミヘビ食べろって!?
心の準備させてください!!!
気になるお味は
いよいよウミヘビいきます!!まずはお皿に取り出してみました!!

その姿、まるでゴムホース。とても食べ物には見えません。
そのままかじる勇気がないので、まずはお箸で解体します。ゴムみたいな皮は、意外と簡単に破けました。

グロテスクな見た目に反して、なんかめっちゃ香りが良いんですけど!!!
おそるおそる、1cmくらいの身を口に入れてみます。
あれ、意外とイケる!?
食感はサカナみたいで、鰹出汁の風味しかしません。クセはまったくなく、むしろなさすぎて絞りかすのような感じ。小骨はたくさんありますが、魚の骨よりも弱くて気にならないレベル。
これは全然食べられます!
ウミヘビ解体完了
食べ進めていると、黒いカタマリがでてきました。もしかして肝でしょうか?以前、マイワシの肝を食べて全身の毛が逆立った経験があるので、ウミヘビの肝なんて絶対無理!!でも、ここまで来て食べないのはなんか申し訳ない…。

がんばって一番小さい破片を口に入れます。
あれ、苦くない!!というか硬い!!
すみません、食べられずに出しました。
身の部分は全て食べ終わり、ここまで解体完了しました!

皮は食べられるですかと尋ねてみると、「食べられます」とのこと。外国人の店員さん、めっちゃ笑顔です!!
かなり時間がかかりましたが、背骨と肝(仮)以外はなんとか食べ終わりました。がんばったぞー!!
あとは汁を飲み干して食べ終わり・・・。
あれ、底にもうひとつウミヘビいました!!

〜再戦〜
一人でウミヘビをむさぼる私のもとに、店長さんらしきおじさんがでてきました。おじさん曰く「大事なのはスープ!鰹出汁とったあとの鰹節って、普通食べないでしょ?それと一緒!」とのこと。
〜終戦〜
ということでウミヘビは断念してスープはしっかり飲み干しました!!
そんなわけで意外と食べられるけど、どうしても抵抗感は残る不思議な食材でした。おじさんの例え「出汁をとったあとの鰹節」という表現が、味・触感ともにまさにぴったりなお味でした。
(本当に余談ですが、私にとっては、テビチ・昆布・コマツナの方が苦手で気合いで飲み込みました。)
滋養強壮の効果アリ
エラブウミヘビは、伝統的に神事に携わるノロ(女性の神官)だけが、産卵のために上陸したものを捕獲することが許されていたそう。
イラブー汁もかつては宮廷の高級料理であり、王様は頻繁に食べていたとのことです。滋養強壮の効果があり、そのおかげか「王様は疲れ知らずだった」らしいです。なんか意味深ですね。

疲労回復の効果は期待したいところですが、食べるのにめっちゃ疲れました!!
ほぐしたり、勇気を出して口に入れたりしてエネルギーを大量消費してしまった私にとっては、プラマイゼロかもしれません。
アクセスと営業情報
| 営業時間 | 10:00~21:00 |
|---|---|
| 定休日 | 第4日曜日、新暦1月1日~3日、旧暦1月1日・2日(旧正月)、旧盆 |
| 公式サイト | https://www.tsubame-shokudo.jp/ |
※掲載の情報は2025年12月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。


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