森林の中に広がる銀幕のビオトープ『白糸の滝』(軽井沢町)

長野県

軽井沢の定番スポット白糸の滝。名前の如く白い糸のような滝が幅70mという広範囲に渡って広がっています。美しく手入れされた自然空間と爽やかな水音で、清々しい気持ちになれる場所です。

訪問日:2018/9/23(日) ※掲載内容および写真は訪問時のものです

歩きやすい滝までの道のり

日本各地に大小様々なカタチで存在している白糸の滝。そんな中でも特に有名なのが今回ご紹介します長野県軽井沢町の白糸の滝

駐車場付近には出店やお土産物屋さんも並んでおり、観光地のにぎわいを見せる。いわな炭火焼きやきのこ汁など、山らしいメニューのお店が並んでいます。

これ何だと思いますか?

正解はわさび肉まん!あざやかな緑色をした、ちょっとだけピリッとする甘口肉まんでした。

駐車場から滝までは、沢沿いの道を進みます。未舗装ですが、道幅もありそんなに歩きにくくはありません。さすがメジャースポット、きちんと手入れされています。

落差よりも幅に注目

すぐに滝に到着!その名の通り、白い糸のように繊細な滝が姿を見せます。

きっとこの滝を見た多くの人が感じるのは「思ったよりも小さい・・・」。そう、この白糸の滝の落差はわずか3m。非常に小さな滝なのです。

このように書くとちょっとがっかりスポットに感じられるかもしれませんが、この白糸の滝で特筆すべきはその幅。なんと70mも広がっています。

辺りには爽やかな滝の音が鳴り響く。落差が小さいおかげで轟音とならず、心地よい水音となっています。余談ですが、大瀧詠一の代表作「NIAGARA MOON」の冒頭のサウンドは、この滝の音が使用されているそうです。ちなみに、実際に現地に行って録音したのは、製作を手伝っていた山下達郎らしい。

地下水が源流の滝

周辺は開けており、様々な角度から滝を見学することができます。少し引いて高い位置から見ると、その全貌が掴みやすいです。

来るときは先ばかり見ていて気がつきませんでしたが、白糸の滝の手前には段になった滝が続いています。

さらにその先にも続く滝。

この白糸の滝、上流に川はありません。浅間山の伏流水が地中を流れ、この白糸の滝にて地上に流れ出しているのです。このように地下水を源流とする滝のことを「潜流瀑(せんりゅうばく)」と呼びます。このような滝は、雨が降った後も水が濁りづらいという特徴があります。

実は人工の滝・・・?

滝の周辺はコケやシダなどの植物が生い茂っており、まるで完成されたビオトープ。なんとなく自然にしてはキレイ過ぎる気がしますね。

気になったので調べてみたところ、やっぱり周辺の自然には人の手が加えられているようです。植物だけでなく、滝が落ちる崖の部分も、水がきれいに落下するよう掘り込んでいるそう。というわけで、完全に人工の滝というわけではありませんが、加工された滝であるようです。

「人工=ニセモノ」みたいなイメージがまとわりつくため、こういった話をするとネガティブな印象になってしまうかもしれません。でも、何かと話題になる千葉県の濃溝の滝(亀岩の洞窟)は人の手によって掘られた洞窟だし、北海道美瑛の青い池も川を塞き止めた結果できてしまった水たまり。天然でも人工でも、ただ眺める分には全く関係のない話かと思います・・・!この美しい景観を維持している人の手に敬意を払いたいものです。

アクセスと営業情報

軽井沢の白糸の滝は、白糸ハイランドウェイという有料道路上にあります。

峰の茶屋からハイランドウェイに入り、白糸の滝へ行って戻ってくるには往復500円。わずか数kmの道でこのお値段は躊躇ってしまいそうですが、ここは雪国。冬場のメンテナンスなどコストがかかるのでしょう。白糸の滝は入場無料だし、駐車場も無料。そう考えると全然損した気分はしません!

開園時間 見学自由 ※白糸ハイランドウェイに通行時間が決められているため、実質日中しか訪問できません。
料金 無料 ※前述の通り白糸ハイランドウェイの通行料がかかります。
公式サイト https://www.town.karuizawa.lg.jp/www/contents/1001000000697/index.html

※掲載の情報は2022年12月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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