サメが泳ぐプールやカニがいる水飲み場!ユニーク過ぎるアクアリウム『むろと廃校水族館』(室戸市)

高知県

ユニークな水族館は数あれど、ここまで変わった水族館は他にありません!廃校をリノベーションした館内では、ここにしかない個性的な水槽が目白押しです。

営業時間:9:00〜17:00
休館日:年中無休
料金:600円
見学所要時間:30分〜
訪問日:2020/01/24(金)

小学校が水族館にチェンジ!

高知県の南東部、室戸にあるむろと廃校水族館は、文字通り学校を利用したリノベーション水族館。2006年に廃校となった室戸岬町にある椎名小学校を改修し、2018年に水族館としてオープンしました。

北海道新冠町にある「太陽の森ディマシオ美術館」や、新潟県十日町市にある「絵本と木の実の美術館」、群馬県中之条町にある「イサマムラ」など、アート施設として生まれ変わった廃校はいくつか存在しますが、水族館として利用しているのはおそらくここだけではないでしょうか。

普通なら「さかなの学校」とか「学校水族館」と名付けそうなものですが、あえて「廃校」と付けたあたりが凄いセンス。インパクトあって良いですね。

館内は、多くの水槽が並ぶ本格的な水族館。しかし、小学校の面影を随所に残しています。

ユニークすぎる水槽

その① 水飲み場

小学校ではよく見かける廊下に設置された水道。このシンク部分がまさかのタッチプール!そこにいるのはアサヒガニ。カニといえば横歩きのイメージが強いですが、このアサヒガニは縦歩きする不思議なカニです。

実際のところ縦歩きするカニも多いらしいですが、日本のカニは横歩きが多いのでとっても違和感があります。英語名は「Spanner Crab」。ハサミがスパナのようだから付いた名前だそう。

その② 跳び箱

跳び箱も水槽に早変わり!中に泳いでいるのはシチセンスズメダイ。

ロクセンスズメダイは水族館やビーチでよく見かけますが、シチセンもいるのですね。英語名は「Bonded Sergeant」。しましまの軍曹という意味です。気性が荒いため、他の魚との混泳は難しいそう。

その③ 本棚


小学校おなじみのスチール製の本棚。地図や辞典が似合う無骨な家具の中は、流木がインテリアされたシマヘビ水槽。カギはちゃんとかかっています。

おまけの雑巾


唐突に現れる雑巾。その横には「飼育員らくらくシステム」と書かれています。そこには「水槽についた水滴を飼育員の代わりにふいてください!お願いします!」という嘆願文が・・・。普通なら雑巾を置いておくだけで済むところにもいちいちユーモアがあふれています。

レアな生き物

比較的スタンダードなラインナップの水族館ですが、他ではあまり見かけないレアな生き物も。

リョウマエビ


イセエビのような外観ですが、オレンジ色をしたあざやかなエビ。初めて見つかったのが高知県だったため、坂本龍馬にちなんでこの名前がつけられました。空港(高知龍馬空港)だけでなく、海洋生物にまで冠してしまうなんて、龍馬愛の深さを感じます。

ご当地エビのような雰囲気ですが、高知県以外でも生息しています。ただし、飼育している水族館は少なく、同じく高知県の足摺海洋館、三重の鳥羽水族館くらい。

クロウミガメ


アオウミガメにそっくりなため、もともとは亜種と見られていたウミガメ。

この水槽内でアオウミガメとともに泳いでいます。2種はお腹が黒い点で見分けることができるのですが、なかなかおなかを見せてくれないため、どれがクロウミガメかははっきりとわからず・・・。写真中央のうみがめはアオウミガメな気がします。

ここ以外では、徳島の日和佐うみがめ博物館カレッタ、沖縄の美ら海水族館、兵庫の須磨海浜水族館、愛知の南知多ビーチランドで飼育されているとのウワサ。こうやって並べると多く感じるかもしれませんが、日本には水族館が100以上あるため、5施設のみというのはとってもレアなのです。

ムツエラエイ


モビルアーマーのような不思議な形をした生き物。その正体は、深海に住むエイの仲間。標本ですが、非常にレアな生物。捕獲されるのはダイオウイカよりも珍しく、国内で捕獲された個体は10に満たないと言われています。

なお、標本が展示されているのは廊下に置かれた学習机。ありふれた学校の光景に貴重な標本が並ぶという不思議な光景です。

まさかの大水槽

水族館の魅力の1つといえば大きな水槽。海水浴などでは見ることができない大きなサカナたちが悠々と泳ぐ様子を眺めるのは、水族館の醍醐味です。

館内を一周したのですが、さすがに校内に大水槽は見当たりません。小学校という構造上、新たに大きな水槽を設置するのは困難だったのではないでしょうか。

いえ、むろと廃校水族館に大水槽あります。それもなんと屋外に!!

小学校のプールがまるごと水槽となっているのです。しかもそこに泳いでいるのはブリやウミガメなど海水の生物。

シュモクザメもすいすいと泳いでいます。サメ映画のトラウマでプールに入れなくなった子供がいたという話を耳にしたことがありますが、この光景を見たら、もう回復不能なのではないでしょうか。

このプールは校舎から連絡通路が伸びており、上から眺められるように造られています。高い位置から見た方が、学校のプールに魚が泳ぐ違和感を楽しむことができます。


建物は大きく感じますが、水槽の数はそこまで多くないため30分ほどあれば一通り見てまわれます。

水槽だけでなく、図書やオルガン、人体模型などの小学校らしいモノもたくさん置いてあります。懐かしの学校備品に触れてノスタルジックな気持ちになれる場所でした。

次回も、引き続き室戸。ジオパークセンター・アクアファーム・青年大師像・御厨人窟と室戸の観光名所をさらっとまわります。

この記事を書いた人
chihiro

国内旅行が大好き!車中泊やLCCを駆使して、離島と水族館は100以上・神社仏閣は300以上訪問。都道府県はあとちょっとで3周完了。スケジュール詰め込みがち。実はプログレとソウルが好きなベーシスト。

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