笠岡諸島⑮ 高島 Part 1 金銀の亀と高須塚古墳(笠岡市)

笠岡諸島

長きに渡ってお送りしてきた笠岡諸島めぐりもついにラスト!7島目は、本土からいちばん近い高島。アクセスや島めぐり計画について書きつつ、島で見つけた古墳や謎の石を紹介しております!

訪問日:2025/5/6(火) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

高島ってどんな島?

岡山県笠岡市に属する高島(たかしま)。笠岡諸島の有人島の中で最北端に位置しており、本土に一番近い島です。

島内には「高島行宮遺阯碑(たかしま あんぐういしひ)」「眞名井の井戸」「高島神社」といった神武天皇伝説に関連のあるスポットが多数。古代より人々が暮らしていたことがわかっています。

そんな深い歴史に関するキャッチフレーズがつけられているのかと思いきや、『漁師とツツジの島』。ツツジの見頃は少し早く、4月上旬~中旬であるそう。

アクセスと訪島計画

高島へのアクセスは、笠岡駅から徒歩5分の笠岡住吉港から三洋汽船の定期船で26分。

白石島、北木島、真鍋島と同一の航路なので合わせての訪問がおすすめ!と言いたいところですが、8便のうち高島に立ち寄るのは4便だけ。そのため、途中下船すると島での滞在時間がのコントロールが難しくなります。ということで、高島だけ別日にして、笠岡から往復するかたちで訪問することに。

8:10 笠岡・住吉港
三洋汽船
8:36 高島
⑦高島(滞在時間:1時間16分)
9:52 高島
三洋汽船
10:18 笠岡・住吉港

もっと早い便もありますが、1便と2便は高島に寄港しないため、これが最も早く訪問するプランになります!

神浦を経て高島へ

もうおなじみの笠岡住吉港。最初は少し迷った券売機も、3日目ともなればもう迷いません。

運賃は530円。乗船するのは、こちらの「つむぎ」という船。

船内はとってもキレイ!各席にコンセントもついてます。一昨日乗った「ニューかさおか」も昨日乗った「しおじ」も、三洋汽船の船はいずれも乗り心地抜群です。

この航路は高島の前に神島・外浦港にも寄港しますが、こちらは離島ではなく本土のもうひとつの港。やっぱり船内アナウンスはありませんので、間違えて降りないようにご注意を。

この神島、実はもともとは離島でしたが、干拓によって地続きになったそうです。地図で見ても離島の面影はまったくありませんね!

ということで、高島の港に到着。天候はあいにくの雨でございます。

充実している高島港

港にはしっかりとした待合室が設置されており、少々年季入ってますが水洗トイレ(ウォシュレット付き)もあります。どうやら診療所も併設のようです。

そして、コカコーラの自動販売機もあります!貴重な自販機です!

まさかの顔ハメパネル!しかも神武天皇でございます!

港には観光マップもあります。島を一周する遊歩道があり、約2km・徒歩1時間程度とのこと。

今回の滞在時間は1時間16分と限られているため、高島行宮遺阯碑や眞名井の井戸のある「神卜山(かみうらやま)」まで行って戻ってくるルートに。

気になるのは雨ということ。山道の様子を見てもし厳しそうなら止めておこう。また、時間次第では山頂まで行かず引き返しましょう。船に乗り遅れたら大変です。

海辺を歩いて登山道へ

登山道を目指して、海辺の道を歩いていきます。防波堤には網が架けられており、まるで白く染めたような姿。

途中で見かけたのは御亀大明神。金色と銀色のカメが置かれています。きっと亀にまつわる伝説があるのでしょうが、詳しいことはわからずです。

御亀大明神の傍に置かれているのは、石灯籠の乗った謎の巨石。「樓石」と記載がありますが、これがどういう意味なのかさっぱりわからず。読み方もわからないし、検索しても情報がほとんど見つかりません。島の人に尋ねてみれば良かったのですが、雨のためほとんど人に会わず・・・。

小さい石が積み重なっているようなこちらは「天目石」との記載が。これもまた解説などは見当たらずです。

畑の中にある古墳

途中、高須塚古墳への案内が!せっかくなのでちょっと寄り道していきます。島内の名所には、このような案内板が設置されていてわかりやすいです。描かれている黒い鳥は、「八咫烏(やたがらす)」。神武天皇を導いた3本足のカラスです。

畑の中にこんもりとしたポイントが。一緒に船を降りた二人組が地元のおばちゃんに教えてもらっていたので、私も便乗させてもらいました!ノーヒントでは見つけられなかったかもしれません。

墳丘の形状はわかりませんが、立派な石室はしっかりと残っています。ちょっと亀みたいにも見えますね。

このあとは高島神社を経て、神卜山へと向かいますが長くなってきたのでまた次回にしますね!つづく。

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