笠岡諸島⑬ 大飛島 Part 2 灼熱のハチマキ道路ウォーキング(笠岡市)

笠岡諸島

大飛島にたどり着き、港近くにある古代祭祀遺跡を見に行ったのが前回までのお話。その後は、島を一周する「ハチマキ道路」へ!炎天下の中、ケムンパスを回避しながら島を徒歩で一周します。

訪問日:2025/5/5(月) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

島一周スタート

大飛島は一周道路が整備されており、ハチマキ道路と呼ばれています。距離にして約4km、徒歩だと1時間~1時間半程度で一周できるようです。

今回は島での滞在時間が3時間25分。時間はたっぷりあるので、一周歩いてみることにしました。港で買ったデカビタ(缶)を片手に出発です!

港から上り坂をすすみ、ハチマキ道路へ入ります。本当に何にもない道。日陰はほとんどないので、本当に日傘の持参がおすすめです。

ときおり木陰になっているポイントもありますが、5月はもれなく立体起動ケムンパスが垂れ下がっているので、あまり落ち着けません。

島内には600本のツバキが自生しているそう。5月上旬の訪問でも、まだぎりぎり花が残っていました。

ちなみにこの島にはイノシシが出ます!さきほど港のおじさんが、「昨日、島に猟友会が来てイノシシ3頭駆除した」と言っておりました。

イルドール と恋人岬

ぽつんぽつんと民家がある中、なんともおしゃれな建物が。こちらはカフェ&ゲストハウス Ile d’or(イルドール)。どんな宿なのかなとGoogle Mapを見て見ると、めっちゃクチコミ評価高い!!こんな辺境なのに、非常に人気な宿のようです。

イルドールのすぐ先にある恋人岬。鐘と流木のモニュメントが置かれています。

ここは広場になっており、屋根付きのベンチも。休憩にぴったり、と言いたいところですが、ここもまたケムンパスがたくさんいるので座れませんでした!

ということで、お気に入りのファミマのチョコクロワッサンを立ち食いでございます。

静かな佐場ビーチ

途中、ハチマキ道路から反れて、細い道を下っていくと佐場のビーチがあります。

波穏やかな砂浜で、海水は透明度が高くめっちゃきれい。石積みの桟橋がとっても絵になります。

ビーチに来るときに気がついていたことですが、ハチマキ道路まで戻るにはなかなか険しい上り道。炎天下の中で体力がどんどん奪われます。デカビタ(缶)も切れてしまいました。

港と反対にある集落

ハチマキ道路に戻りました。しばらく歩いてちょうど半分くらいに差し掛かると、大きめな集落が見えてきます。

立ち並ぶ民家に少し安心しますが、道は傾斜が多くなかなか険しいです。

島内には12:00を示すチャイムが鳴り響きます。おじさんが「ご苦労さんです!ここ過ぎたら少し楽になるよ」と教えてくれました。

このあたりで同じく島に降り立った二人組のお兄さんとすれ違います。どうやら逆周りで一周しているみたいです。

少し進んだ先にある広場。ここはサクラが生えています。絶対お花見する場所だと思います。

尻替集落と謎の神社

グリーンのビーチが目の前に広がる集落、ここは尻替集落

このあたりでケムンパスのいない日陰ポイントを見つけます。船の時間まではだいぶ余裕があるので、しばし休憩。やっぱり暑い中歩くと体力を奪われます。

薄紫色の花をつけているのはキリ。 木材や家紋としてはお馴染みの樹木ですが、花を見たのは初めてかもしれません。

少し進んだ先に、Google Mapで「神社」と登録されている場所が。行ってみると、小さな石の祠があります。どんな神様を祀っているか気になったのですが、クチコミによると島の人もわからないとの書き込みが・・・・。

港で過ごす時間

そのあとも歩き続けて、13:10に港に戻ってきました!あえてゆっくり歩いたので2時間ほどかかりましたが、それでもまだ船までは50分もあります。

待合室の縁側でゆったり。島のおじさんと話したり、逆回りで歩いて帰って来た2人組のお兄さんと話したり。

しばらくすると船がやってきました!あれ、時間よりだいぶ早いし、なぜかフェリー。この清笠丸という船は、笠岡市の貨物フェリー。島に着くと、次々とゴミ収集車が降りてきて、島内へ走って行きました。

あちらに見えるブルーシート、中に何が入ってるかわかりますか・・・?

お兄さんに教わったのですが、あの中にはイノシシの亡骸が入っているそうです。あ!さっきおじさんが昨日駆除があったと言ってましたね!

さあ、やってきた「しおじ」。本日でもう3回目の乗船です。運賃の210円を支払い、次の島「小飛島(こびしま)」へと向かいます!

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