笠岡諸島⑪ 六島 Part 2 意外とハードな大石山登山(笠岡諸島)

笠岡諸島

笠岡から六島(むしま)に到着し、集落を越えて灯台までたどりついたのが前回までのおはなし。そこから大石山の山頂を目指します!なかなかハードな島登山のはじまりです!

訪問日:2025/5/5(月) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

登山スタート

8:10
灯台の裏側へ進むと、「大石山近道」と記された案内板が。大石山は六島の中央にそびえる最高峰。「25分」という時間の表記も超ありがたいです。ということで、山登りスタート!

道中は少々わかりにくく、ちょっとだけ不安になるポイントも。落ち着いて辺りを見渡せば、ピンクテープ、ロープ、そしてブイアートがあるので大丈夫です。

途中、5月の風物詩である立体機動ケムンパス&ニャッキゾーンを越えて進んで行きます。やっぱり傘が非常に役立ちました。

8:25
どれくらい進んだだろう?そう思っていると、「12分」の表記。ちょうど半分くらいきたのでしょうか。ブイアートのくまちゃん(写真左下)も、気を紛らわしてくれます。

大石山の山頂

8:35
ついに山頂に到着!ほんとに灯台から25分でした。

ここはちょっとした広場になっております。ベンチなどはありませんが、巨石があるので、座って休むことも可能。

標高185mの山頂。木々が茂っているため爽快さはありませんが、木々の隙間から広がる青い海を見ていると疲れも吹き飛びます。

ハードな下山

8:45
10分ほど休んで下山開始。山頂からは道が分かれており、「湛江(たたえ)方面」に抜ける道か、前浦港に戻る「小学校方面」への道があります。

案内板によると湛江方面はヤブコギとのことですが、小学校方面は短くしっかりしているそう。ということで、こちらで下山することに。

下りはけっこう急斜面。随所に設置されたロープが救いです。

ピンクテープが見当たらず不安になりながら進みます。要所要所には、滑らないように段が作られているのでそれを目印に。ヒザを痛めないように注意しながら下っていきます。

5月で草木はだいぶ生い茂っており、軽めのヤブコギも。たかが草ですが、ずっと続くと体力と精神力を奪われます。下りなので気合いで進みましたが、もしこれが上りだったら挫けてたかもしれません。

もし登山に適した服装でない場合は、おとなしく灯台方面に戻って下山するのを強くおすすめします!!

たどりついた小学校

9:02
しばらく続くヤブコギ。道中には案内もなく、これちゃんと下山できるのかな・・・?不安になったあたりで、小学校への案内板が見えてきて一安心。

9:05
山頂から20分で小学校に到着しました。やっと山から出られます。

そう思ったのですが、ネットが張られていて先に進めません!!

おそらくイノシシ対策。人生で初めてイノシシの気持ちを体感しております。

ネットに沿って歩いていると、低いポイントがあったので、よいしょとまたぐことに成功。

ということでたどり着きました小学校!海が見えるブランコ、めっちゃ良いですね!!!

実はさきほどのネット手前のあたりは水仙郷。もともとは島内の東側に自生していた水仙ですが、平成5年(1993年)に島の小学生によって「水仙の小道」が整備されたそう。1月末~2月末頃に訪れたら、それは素敵な光景が見られることでしょう。

回し神輿の大鳥神社

小学校から集落内を進み、前浦港に帰ってきました。帰りの船は湛江港から乗船予定なので、湛江方面へ進みます。海沿いの平坦な道で快適です。

道中にあるのが大鳥神社。創建は元禄5年(1692年)。もともとは大鳥明神でしたが、明治4年(1871年)に大鳥神社と改称されました。独特な形状の門は、真鍋島の八幡神社と同じタイプです。

その先にあるのは木造の趣ある社殿。御祭神は日本武尊。東征の際に六島に立ち寄り、戦勝を祈願したという伝説が残されています。

社殿内にはお神輿が安置されていました。ここでは毎年10月の第二土曜日・日曜に例大祭が行われています。「よーまっせ!」の掛け声ととまに神輿を激しく揺り動かして回す「回し神輿」が見どころとのこと。

爽快な湛江展望ひろば

大鳥神社の近くにあるのが湛江展望ひろば。畑の中の細い道を登った先にある、開放感抜群な広場。

一本の木がとっても絵になり、湛江港を見渡すロケーションも抜群です。先ほど苦労して登った大石山の山頂よりもずっと爽快です。

10:00
乗船20分前に湛江港に到着。ここも待合室はありますが、自販機などはありません。

来るときに乗った船と同じ「しおじ」がきました!次の島、大飛島(おおびしま)へと向かいます!

コメント

タイトルとURLをコピーしました