笠岡諸島めぐり2日目は、六島からスタート!今回は島の簡単な紹介からアクセス、定期船の乗船記などから。静かな集落を歩いて、島のシンボルである灯台を目指します!
六島ってどんな島?
岡山県笠岡市に属する六島(むしま)は、笠岡諸島最南端の島であるとともに、岡山県の最南端でもある離島です。
そんな瀬戸内海のど真ん中にある島であるため、島内には灯台がそびえ立っており島のシンボルとしても知られています。岡山県で最初に灯台が設置された場所であるそう。
また、島内には多数の水仙が植えられており、1月から2月には真っ白な花景色を見ることができます。そんなわけで、キャッチフレーズは『灯台と水仙の島』です。
アクセスと訪島計画
六島へ向かう船は、笠岡駅から徒歩5分の笠岡住吉港から出ています。所要時間は45分~60分ほど。六島へ向かう「六島航路」は、小飛島・大飛島・六島と3つの島をめぐります。高島・白石島・北木島・真鍋島行きの「真鍋航路」とは異なっているのでお間違えのないように。体感ですが、六島航路の方がずっと利用者が少ない印象です。
また、六島は「前浦港」と「湛江(たたえ)港」、2つの港があります。この2港の距離は1kmほど。歩いても15~20分程度で移動できる距離なので、どちらで下船してもそれほど問題はありません。
ということで今回の訪島計画はこちら!
前浦港・湛江港どちらで下船するか迷ったのですが、目的である灯台に近い前浦港で下船することにしました。
早朝の笠岡住吉港
朝イチ6:30頃に笠岡住吉港へ。早朝はまだ人が少ないかと思いきや、たくさんの道具を抱えた釣り人さんが集まっていました。
笠岡から六島までの運賃は1,280円。自動券売機でチケットを購入したら、乗船開始までしばらく待機。
10分前である6:55くらいから乗船開始!今回乗る船はこちらの「しおじ」。
2019年就航の船で、船内はまだまだキレイ。各席にはコンセントもあるので、モバイルバッテリーだけでなく充電器の持参がおすすめです!
何もない前浦港
笠岡住吉港から40分、六島の前浦港に到着しました。この三洋汽船の定期船、船内アナウンスが無いので、下船場所を間違えないように。特に港が2つある島は、下船ミスが起こりそうです。
下船しようとすると、船に乗っていた方から「ここ六島ですよね?」と聞かれました。私は観光客に島民と間違われることがなぜかよくあります。
そんなわけで何もない前浦港。いきなり「おかえり」と言ってくれる島もめずらしいです。
ずらりと並ぶネコのブイアート。その奥にある白い建物が待合室。自動販売機はありませんでした。
港と集落さんぽ
港に立つのは、妙音院という天台宗の寺院。かなり立派なつくりです。
さらに先に進むと、古民家カフェのようなお店が。こちらは六島浜醸造所。クラフトビールを造っている施設です。ビール以外にもバターチキンカレーや各種ソフトドリンク、ひじき天などのメニューもあり島カフェ感のあるお店。時刻はまだ朝8:00、残念ながらオープン前でした。
六島浜醸造所の先へ進むと、陸に揚げられている大きな船が。こちらはなんと20億円のクルーザー!詳しいことはわかりませんが、外観の見学は自由な様子。
シンボルの灯台
さて、灯台はどうやって行くのでしょうか?先ほどの六島浜醸造所の隙間に、灯台を示す案内がありました。
道が細く複雑な集落ですが、ところどころブイアートと案内板があるので迷うことはありません。迷路のようなルートでわくわくしてきました!
集落を出ると、軽めの山道へ。未舗装ですが整備されていて歩きやすい。途中には、トトロが出現しそうな草のトンネルも。
港から歩くこと25分で六島灯台に到着しました!
地上からの高さを示す塔高はおよそ13m、平均海面からの高さを示す灯火標高はおよそ60m。大正11年(1922年)に岡山県で初めて設置された灯台であり、昭和59年(1984年)に改築されています。
灯台の前の原っぱは、瀬戸内海を眺める開放感あふれる広場。波穏やかな海を大きなタンカーがゆっくり進む様子は、まさに瀬戸内海の景色。1〜2月はスイセンがキレイに咲いているそうです。
さあ、ここから集落に戻ろうと思ったのですが、大石山へのルートを見つけたので、そちらに進んでみることに!つづく。
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