岡山県の離島、笠岡(かさおか)諸島。石の産地として知られており、日本遺産にも指定されました。今回は7つの有人島を2.5日でめぐる計画を立ててみました!
個性的な笠岡諸島
瀬戸内海に浮かぶ笠岡諸島は、大小31の島々からなる諸島。岡山県笠岡市に属しています。
定期航路のある有人島は、高島(たかしま)、白石島(しらいしじま)、北木島(きたぎしま)、真鍋島(まなべしま)、大飛島(おおびしま)、小飛島(こびしま)、六島(むしま)の7つ。
日本遺産「知ってる!?悠久の時が流れる石の島」の構成資産を多数擁しており、石の作り出す絶景が拝める島も。千鳥の大悟さんの生まれ故郷の島があったり、劇場版『トリリオンゲーム』の舞台でもあったりと話題性も高い離島群です。
ちなみに、それぞれの島にはキャッチフレーズがあります!こういうのあると、個性が際立って良いですね!
・白石島『祈りとマリンスポーツの島』
・北木島『石と流し雛の島』
・真鍋島『歴史と映画の島』
・飛島『潮待ちと椿の島』
・六島『灯台と水仙の島』
島へのアクセス
島へのアクセスは大きく2パターン!三洋汽船が運行している笠岡諸島への定期船。7つの島は航路が2つに分かれています。さらに、白石島と北木島にはフェリー金風呂丸・大福丸も運航。良い感じに島をめぐるならば、この3つの時刻表を見比べる必要があります!
三洋汽船
訪問島:高島、白石島、北木島、真鍋島
のりば:住吉港
※土曜のみ、真鍋島の先の佐柳島まで抜ける便があります
訪問島:大飛島、小飛島、六島
のりば:住吉港
フェリー
訪問島:白石島、北木島
のりば:伏越港
三洋汽船とフェリーでは、笠岡側の港が「住吉港」と「伏越港」と異なっているのが要注意。この2港は直線距離で1kmほど離れています。
また、この中で北木島・真鍋島・六島は港が複数あります。六島の「湛江港・前浦港」と、真鍋島の「岩坪港・本浦港」は徒歩移動可能な距離なのでそれほど気になりませんが、問題は北木島。三洋汽船の「楠港・大浦港」とフェリーの「豊浦港・金風呂港」とそれぞれ港2つずつあり、徒歩だと1時間以上かかってしまいます。
島めぐりプラン
旅程を組むうえで注意すべきは北木島。メインスポットである「石切りの渓谷展望台」はお昼時しか開いていないので、お昼には島にいられるように調整が必要。さらに食事処とミュージアムを備えた「K’s LABO」も土日のみのオープン。また、三洋汽船とフェリーどちらも寄港するのですが、前述の通りそれぞれ港が異なっています。今回はフェリーで金風呂港に到着後、三洋汽船のりばの楠港まで散策しながら歩いて移動することにしました。
悩みに悩んだ末に出した旅程がこちら。2.5日かけてめぐるコースで、各島でそれなりに滞在時間が持ててます!
7:25 笠岡・住吉港
↓三洋汽船
7:47 白石島
①白石島(滞在時間:2時間13分)
11:00 白石島
↓フェリー
11:25 北木島・金風呂港
②北木島(滞在時間:3時間9分)
14:34 北木島・楠港
↓三洋汽船
14:54 真鍋島・本浦港
③真鍋島(滞在時間:2時間34分)
17:28 真鍋島・本浦港
↓三洋汽船
18:12 笠岡・住吉港
7:05 笠岡・住吉港
↓三洋汽船
7:45 六島・前浦港
④六島(滞在時間:2時間35分)
10:20 六島・湛江港
↓三洋汽船
10:35 大飛島
⑤大飛島(滞在時間:3時間25分)
14:00 大飛島
↓三洋汽船
14:05 小飛島
⑥小飛島(滞在時間:25分)
14:30 小飛島
↓三洋汽船
15:15 笠岡・住吉港
この計画、1日目にして若干崩れることになりますがそれはまた後ほど。
笠岡住吉港
三洋汽船ののりばであるのが笠岡住吉港。笠岡駅から200mほどと、鉄道でもアクセスしやすい港です。
ターミナルの待合所「みなとこばなし」は、まだ新しくとってもキレイ!
館内は奥行きがあるため、見た目よりも広々。めっちゃキレイな屋内トイレや自販機も備えています。椅子もたくさんあるので、早めに到着してもゆったりと過ごせます。
乗船券は自動券売機で購入するタイプ。ここも「真鍋島航路」(真鍋島・北木島・白石島・高島)と「六島航路」(六島・大飛島・小飛島)に分かれています。
そして、「真鍋島航路」は、行き先の島だけでなく、普通船と高速船でボタンが分かれています。
最初、白石島のチケットを買おうとしたけどなぜか販売停止。こちらは白石島「普通船」であり、この時間は下部にある白石島「高速船」のボタンだけが有効になっていました。
ちなみにこの航路、島に到着した際も船内アナウンスなどはないので、しっかり時刻表と時計は見ておきましょうね。
おまけの駐車場情報
笠岡住吉港の周辺には観光用の駐車場が複数あります。無料で利用できるためとってもありがたいのですが、GWに訪れたところ朝7:00の時点でほぼ満車。
ターミナル目の前には500円、300m離れたところには200円の有料駐車場があり、こちらは空きがありました。
もし繁忙期に朝イチではない便で向かう場合、駐車場探しの時間を考慮して早めにつくのがおすすめです。
ということで、まずは白石島から島めぐりスタートです!
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