キレイな自然の中でお手軽リフレッシュ『神庭の滝』(真庭市)

岡山県

神庭(かんば)の滝は、西日本を代表する立派な滝。周辺は自然公園としてキレイに整備されているため、気軽に立ち寄りやすいのが嬉しいところ。ちょっとしたお散歩気分でダイナミックな滝を見ることができます。

訪問日:2022/5/7(土)

沢沿いを歩いて滝へ

駐車場から滝までは約500mほど歩きます。少々上り坂はありますが、整備されているためとっても歩きやすい。渓谷沿いに続いているため、爽やかな空気がとっても心地良い。

橋の下に見えるのは玉垂の滝。小規模ながらも、水晶の珠を連らねたような美しい姿が見どころです。

この神庭の滝周辺は「神庭の滝自然公園」として整備されています。そのため、滝を見るには入園料300円が必要。駐車場から200mくらいのところに受付があり、こちらで料金を支払います。

公園の中にある滝

受付の先も引き続き渓谷沿いの歩道が続きます。滝と聞くともっと山道みたいなルートをイメージしてましたが、公園という名の通り広々としてきれいな道。歩きにくい箇所は全く無く、お散歩気分で滝を目指すことができます。

すぐに大きな神庭の滝の姿が見えてきました!新緑のグリーンに包まれた真っ白な姿は、コントラストがあざやか。太陽の光を浴びてキラキラ輝く姿がまぶしいです!

神庭の滝は、高さ110m、幅20mと中国地方最大規模を誇る立派な滝。水量も多く、ダイナミックな景観が楽しめる滝です。

間近に望む段瀑の姿

遠くから見るなら特に難所はありませんが、滝に近づくには少々山道を越えていきます。といっても、スニーカーなどで充分。距離も短いです。

こちらが遊歩道の終着点。目の前には大迫力の滝の姿が!

遠くから見たときは、大きな一つの滝に見えていましたが、近くで見ると小さな滝がいくつも連なったタイプの滝であることがわかります。このような滝を「段瀑」と呼びます。

なお、他にも垂直落下する「直瀑」や広がるように流れる「分岐瀑」など、形状によっていくつかに分類することができます。ちなみに、最初のころに紹介した玉垂の滝は、岩盤から水がしみ出してできた「潜流瀑(伏流瀑)」というタイプでした。ひとことで滝といってもいろいろあるのですね~。

野生のサルの生息地

料金所に唐突に現れるのは「ただ今サルは公園内におりません」との看板。

この神庭の滝はニホンザルの生息地として知られており、200匹近い群れを見ることができるのです。看板の近くには、園内で撮影されたサル家族たちのフォトが掲示されていました。

真庭市のHPには「野猿の月別在園状況」が記載されています。パーセンテージで在園率が記載されているのですが、今回訪問した5月はなんと0%!!

3月が68%と一番高く、次いで7月の58%、8月の45%が高めとなっています。おサルさん狙いの方は、参考にしていみてはいかがでしょうか。

なお、サルにはさわらない、近寄らない、エサをあげないというルールがあります。また、紙袋などはエサと間違われるので持ち歩かないこと。ペットを連れての入園も不可となっているのでご注意くださいね。

閉鎖中の鬼の穴

神庭の滝の受付の近くには「鬼の穴」という洞窟へ続く道があり、往復30~40分ほどで訪問することができるそう。

・・・なのですが、落石の恐れがあるため2022年5月時点では閉鎖中。口コミなどを見る限り、2019~2020年くらいから閉鎖したままのようです。

長さ50mとそれほど大きな洞窟ではありませんが、鍾乳洞があったり、「オニメクラチビゴミムシ」という凄いのか凄くないのかよくわからない名前の虫が棲息しているそうです。

さらに、神庭の滝から車で15分ほどのところには、もう一つの鬼の穴「神代の鬼の穴」があります。この穴は神庭の鬼の穴とつながっているといわれているそうですが、真相は如何に・・・?

アクセスと営業情報

中国自動車道の落合ICから約40分、米子自動車道の久世ICおよび湯原ICから約30分。駐車場は無料で利用できます。情緒あふれる町並みが残る「勝山町並み保存地区」から車で10分ほどなので、合わせての訪問もおすすめです。

近くにバス停などは無いようで、最寄り駅の中国勝山駅から5kmほど。気合いで歩くならば1時間程度かかってしまいますが、中国勝山駅ではクロスバイクのレンタルも行っているようです・・・!自転車があればそれほど苦労せずにアクセスできそうですね。

開園時間 8:30~17:15
料金 300円
公式サイト https://www.city.maniwa.lg.jp/site/waterfall-kanba/index.html

※掲載の情報は2022年7月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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