琵琶湖のほとりのほんわか水族館『小さな水族館びわ湖ベース』(大津市)

滋賀県

琵琶湖の生きものをはじめ、様々な淡水生物に出会うことができるミニアクアリウム。タイミングが良いと、ヘビやカエルにもさわらせてもらえます。ということで、爬虫類・両棲類の写真が出ますので苦手な方はご注意ください!

訪問日:2025/2/23(日) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

琵琶湖のちいさな水族館

2022年にオープンしたびわこベースは、琵琶湖の西岸にあるちいさな水族館。

ログハウス風のかわいらしい外観。まるで雑貨屋さんみたいな佇まいです。訪問時は男性スタッフさんと女性スタッフさんがおり、すごくフレンドリーな雰囲気。

館内はほぼ一部屋で、ずらりと水槽が並んでいます。琵琶湖を中心に、日本各地や温帯域の淡水生物を常時100種以上展示しているそう。

ここは、工事などで住みかを追われた生き物たちの保護などを目的とした施設。琵琶湖博物館の飼育員、京都水族館の副館長を務めた自然写真家・関慎太郎さんが主催となりオープンしたとのこと。

琵琶湖に暮らすサカナたち

琵琶湖のサカナといえばビワコオオナマズ!大きくなると120cmにも及ぶ巨大なナマズですが、ここで見ることができるのは、10cmほどのこども。まだまだかわいらしい姿です。

イワトコナマズもいます。こちらもこどもサイズ。

壁にはりつくのはビワヨシノボリ。ハゼのなかまで、琵琶湖の固有種のサカナです。

各地の淡水生物

美しい模様のタメトモハゼは、最大30cmにもなる大型のハゼ。天保の乱に敗れた源為朝が沖縄に流れ着いた場所が、この魚の日本初記録の地であったそう。

海外に暮らす生物も飼育されています。こちらはアメリカ原産のヒメヌマサイレン。魚みたいですが、魚類ではなく両生類。でも、後ろ脚は退化、前脚もほぼないです。

隊列を組んでいるかのようなアフリカツメガエル。舌がないので前脚で書き込むようにエサを食べるそうです。アフリカ原産ですが、国内にも定着しているとのこと。

こちらはコウタイというサカナ。台湾、中国南部、ベトナム北部ですが、国内でも大阪の高槻で見つかっているそう。

両生類もたっぷり

ずらりと並んだ水槽、こちらは全てサンショウウオ!

ハコネサンショウウオ、セトウチサンショウウオ、トウキョウサンショウウオなど、ご当地サンショウウオがたっぷり!

奄美群島でしか見ることのできないアマミシリケンイモリも飼育されています。オレンジ味を帯びたお腹や、細長い尾が普通のアカハライモリとは異なる特徴です。

なんとオオサンショウウオもいます!訪問時はタイミング良くエサやりの瞬間に!スタッフさんが、サカナをちらつかせると少しづつ反応してバクっと一気に飲み込みます。

ちなみにエサやりは週に1回ほどとのこと。たまたまそんなタイミングに出会えるなんて、超ラッキーでした!!

おさわりOKな生き物も

この水族館、一部の生き物はさわっても大丈夫!スタッフさんが、水槽からシマヘビを渡してくれました。つぶらな瞳がとってもキュートなヘビです。

ゆっくりと動いて、腕に巻きついてきます。ひんやりスベスベとした体がなんとも良いさわり心地!爬虫類って臭いもないし、毛もつかないしで凄くきれいな感じがしますね。

ヒキガエルも持たせてくれました。腕にのせてみたところ、脚を伸ばした不思議な体勢で落ち着いてしまいました。

そろそろ閉館時間が近づいてきたので、このあたりで。ここでしか見られない生き物や、大きな生き物がいるわけではありませんが、じっくりと生き物と向き合える非常に満足度の高い水族館でした!

最後の1枚はこちら。

館内に飾られていたオオサンショウウオの鍋つかみ!熱に弱く、実際に使用するとイボイボが解けてしまうため、鍋はつかめないそうです。

アクセスと営業情報

JR湖西線の「志賀」駅から徒歩約14分、「蓬莱」駅から徒歩約19分

開館時間 10:00~17:00
開館日 金土日祝
料金 500円
公式サイト https://www.biwako-base.com/

※掲載の情報は2025年2月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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