喜界島 Part 6 茶屋で食べるカラジューリとヤギ料理(喜界町/奄美群島)

喜界島

喜界島の名物グルメといえばカラジューリ。島に来たならばぜひ食べておきたいレアな料理です。名前からはまったく想像がつきませんが、その正体とは・・・。

<前回>

喜界島 Part 5 源平・琉球・太平洋戦争 様々な歴史が残る島内(喜界町/奄美群島)
前回に続きレンタルバイクでめぐる喜界島。島の北東部をめぐり「平家上陸之地」「ミヤの跡」「サンゴ礁科学研究所」「震洋格納壕跡」を訪ねます。喜界島の様々な歴史を知ることができるスポットです。
訪問日:2024/9/25(水) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

カラジューリを探せ

沖縄や奄美群島など、南西諸島に行くとあちこちで見かける動物といえばヤギ!民家のそばや畑など、様々なところで出会うことがあります。

そんな地域でちらちら目にするのがヤギ肉を使用したメニュー。豚肉や羊肉とは異なる、独特の臭みがあるため、慣れていない人にはなかなかハード。観光客にとってはちょっとしたチャレンジメニューです。

ここ喜界島には、そんなヤギ肉料理の中でもインパクトが強いカラジューリという伝統料理があります。漢字では「唐料理」と書くそうですが、いったいどのような料理なのでしょうか?

ということで、カラジューリをメニューとして扱う茶屋というお店へ向かうことにしました。

川嶺集落の茶屋

茶屋は、集落から離れた畑の真ん中にあります。今回私はレンタルバイクに乗ってやってきました。ちなみに、雨にうたれすぎてきんきんに冷えております。

店内はけっこう広々。テーブル席、お座敷席、カウンターなど思ったより多くの席があります。お昼時ということもあり、店内は混雑。ほぼ満席の状態でした。(※写真は帰り際に撮ったので落ち着いてます)

メニューはバリエーション豊か。エビフライやとんかつも人気メニューとのことですが、目的はカラジューリ!!ですが、ヤギのカラジューリはなんと品切れ。ただし豚のカラジューリならあるとのこと。豚でも良いですよね・・・?

豚のカラジューリ

こちらが豚のカラジューリ。その正体は内臓を炒めたもの。色味は濃いですが、見た目は普通の炒め物。

このカラジューリという料理、ポイントは血液も一緒に炒めるということ。文字で見るとなかなかショッキングなメニューです。

その調理法と濃厚な見た目からさぞかし強烈な味・・・かと思いきや、意外と食べやすい!

濃い味の炒め物といった感じでご飯がすすみます。レバーよりもずっと食べやすくほとんど臭みもありません。かなり覚悟していましたが、ふつうに美味しいです!!

ちなみに、これ、豚のどの部位なのでしょうか?「からじゅうり(ホルモン炒め)」という記載も見かけたのでホルモンでしょうかね。

ヤギ肉のすき焼き風

ヤギのカラジューリはありませんでしたが、「ヤギ汁」や「ヤギ刺」などヤギ肉を扱ったメニューはいろいろそろっています。珍しいものとしては、こちらのヤギすき焼き

すき焼きというよりは汁だくな炒め物。味付けは甘口でタマネギやニンジンなどの野菜がとっても美味しいです。

気になるヤギ肉ですが、とろとろに煮込まれておりちょっぴり獣臭い牛すじといった感じ。全然食べにくくありません!脂身があるようですが、もしかしてこちらもホルモンなのでしょうか。

沖縄のヤギ汁は臭み消しのためにヨモギを入れていますが、ここではヨモギ不在。ウワサでは徳之島や喜界島の島ヤギは臭みが少ないそう。食べてるものが違ったりするのでしょうかね。


さてさて、食事も終わったのですが相変わらず雨はやみません。レンタルバイクを返却してレンタカーに切り替えようかと思い、各ショップに電話するも、レンタカーショップは全て空車ナシとのこと。レンタカーがすぐになくなってしまうのは、離島あるあるです。

少し雨足が弱まってきた気がするので、濡れながらバイクで島内観光を続けます!次は「ウフヤグチ鍾乳洞」と「埋蔵文化センター」に行ってみますね。

コメント

  1. […] […]

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