弥彦山の2つのアトラクション『パノラマタワー&クライミングカー』(弥彦村)

新潟県

車で弥彦山スカイラインを登り山頂へ着くと、目に入るのは2つのユニークなアトラクション。いずれも非常に年季が入っていますが、レトロな雰囲気が逆に新鮮です。合わせて山頂公園の先にある弥彦神社の奥の宮へも訪れました。

訪問日:2018/5/4(金) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

新潟の中心・弥彦山

弥彦村と長岡市の間にそびえる弥彦山。天香山命を祀る山として信仰されており、山全体が麓に鎮座する弥彦神社の神域でもあります。その標高は634mと、東京スカイツリーと全く同じ高さ。それほど高い山ではありませんが、越後平野に位置しているためその存在感は抜群です。

山頂へ行くにあたり、登山ルートが複数あります。弥彦神社から登るポピュラーな「表参道コース」ならば、上り90分・下り50分ほどでも登ることができます。また、弥彦神社の奥から「弥彦山ロープウェイ」も運行しており、乗車すれば5分ほどで山頂公園までアクセス可能。さらに、「弥彦山スカイライン」という車道が整備されているため、車でも簡単に山頂公園までアクセス可能。

今回は車中泊の旅の途中、弥彦山スカイラインを使用して車で山頂までアクセスしてみました。

回転上昇パノラマタワー

山頂の駐車場に停めると、目に入るのが高くそびえる塔。ただのポールにしか見えませんが、実はこちらはパノラマタワーという展望タワー。

どこに展望室があるのか不安になりますが、実はこちらは回転昇降式展望塔。展望室が回転しながら上昇していくというアトラクションタイプのタワーなのです。所要時間は約8分、訪問した際は15分間隔で運行しておりました。

搭乗時は窓の外は何も見えませんが、運転がはじまると一気に視界が広がります。スタートが閉鎖的なため、とても開放的な気分になります!

窓の外には標高600mのパノラマ。ガラスのように敷かれた越後平野の水田。5月の田んぼは水を張っていてキレイです。天気が良いと佐渡島も見えるらしい。

なお、強風の際は運行中止となることもあるため、雲行きがあやしいときは乗れるときに乗っておいた方が良いです。今回訪問した際、私が乗った30分後には運行中止になっていました・・・!

■他にもある回転昇降式展望塔
かつては日本各地に存在した回転昇降式展望塔ですが、現在はここ以外だと「瀬戸大橋タワー」「富士見天望塔(西武園ゆうえんち)」「レゴランドタワー」「シーパラダイスタワー(八景島シーパラダイス)」の5ヶ所しかありません。なお、弥彦山パノラマタワーは日本最古であるそうです。

斜面を登るクライミングカー

パノラマタワーのすぐ隣に設置されているのがクライミングカー。山頂駐車場から山頂公園へとアクセスするためには、こちらに乗車します。時刻表はなく、随時運行タイプ。

50度の勾配をえっちらと登るクライミングカー。所要時間はわずか1分程度と、あっという間です。特別何かが楽しめるというわけではありませんが、ユニークなカタチのケーブルカーなため妙にテンションが上がります。

登った先は山頂公園。展望レストランやお土産屋さん、こども遊園地、そしてロープウェイの山頂駅があります。

ということで、このクライミングカーを利用するのは、車で来た人がメイン。もしくは、ロープウェイで来た方がパノラマタワーに乗るには乗車する必要があります。

山道を抜けて弥彦神社奥宮へ

山頂公園の先には弥彦神社の奥の宮があるとのこと。道は舗装されておらず、前日などに雨が降るとぬかるむときもあります。私のようにサンダルで来ては行けません。

途中にはNHK送信所をはじめ、多数の電波塔があります。新潟県のほぼ中心に位置する弥彦山。県内のテレビはほぼ全てここから発信されているそうです。

山頂公園から歩くこと約10分で奥の宮こと御神廟に到着!弥彦神社の主祭神である天香山命と、その妃神である熟穂屋姫命を祀っています。

奥の宮周辺は整備されており、眺めが抜群。やっぱり目の前に広がるのは水鏡となった水田地帯。これぞ「米どころ」といった風格を感じました。

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