黒潮の大海原とオレンジルーム『スペインパビリオン』(大阪・関西万博パビリオン)

大阪・関西万博

巨大な階段状の建築が目を引くパビリオン。館内には深いブルーの海中世界が広がっています。多様な生き物や、交易など、様々な恵みをもたらす黒潮をテーマにした展示は見応えたっぷり。後半に登場するオレンジの部屋もインパクト抜群です!

訪問日:2025/9/9(火) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

インパクト抜群な大階段

スペインといえば何でしょう!?「フラメンコ」「闘牛」「サグラダ・ファミリア」など、日本にも非常に馴染み深い国。「マドリード」と「バルセロナ」という都市名はきっと一度は耳にしたことがあるはず。

そんなスペインのパビリオンは大きな階段が伸びる、神殿のような荘厳な仕上がり。見た目のインパクトはかなり高め。

この大階段は大海原を、そして階段の先の空洞は太陽を表しているそうです。日が暮れるとライトアップして、カラフルな姿に早変わり。

今回は9月9日(火)の20:25に訪問。パビリオンは21:00閉館であるため、ほとんどが20:30最終入場。最終に近いタイミングはすんなり入れる事が多く、ここも待ちなしで入場することができました!

(スペインと言えば「グラナダ」や「トリアーナ」といったバンドが有名ですが、私は「メズキータ」が好きでした!)

深い海の世界

館内に入ると、広いホール状の空間。真っ暗ななか、壁一面のスクリーンに映し出される海中の映像と地球を模した球体がブルーに輝きます。壁には「私たちを未来へ導く流れ」「海洋は癒す」「命を養う海洋」などのメッセージが流れ、神秘的な海中世界を表現。

スペインパビリオンのテーマは「黒潮」。大航海時代の利用や海賊物語、更には日本との交流まで、幅広く海を示した展示が続きます。

海の生き物も多数登場。ウミガメやウツボといった定番の海洋生物だけでなく、ポシドニアという海藻、イエローマウス・バラクーダ、シャンデリア・コーラルなど、日本では見かけない生物もたくさん。

テーブルサンゴみたいなフォトスポットもあります。手前部分に座れば、海中世界をバックにした写真を撮ることができます。

培養ポッドのようなものが並ぶ謎の研究室。海藻みたいなものが入っており、サイネージには「動物の飼料」「化粧品」といった表記が。これには解説が見当たらず、深い内容はわからずです。

日本との深いつながり

このパビリオンは読み物がけっこう多いです!まるで博物館のようで、じっくり読んで行くとかなりいろいろな知識を得ることができます。

気になったのは、1609年に座礁したスペイン船「サン・フランシスコ号」を御宿の人が助けたという話。これに恩義を感じたスペイン国王フェリペ3世は、徳川家康に多くの贈り物を感謝として届けたそうです。

さらには1613年に伊達政宗がスペインとローマに派遣した「慶長遣欧使節」に関する展示も。支倉常長をはじめ、政宗の家臣を乗せたガレオン船サン・ファン・バウティスタ号が出航。使節団を受け入れた町、「コリア・デル・リオ」には、そのままとどまった日本人もおり、今も日本を意味する「ハポン」という名前の人が多く暮らしているそう。

トルコパビリオンの「エルトゥールル号」でも感じましたが、大昔の恩に関する展示を行ってくれるなんて、なんと義理堅いのでしょうか。

オレンジの部屋

深い海の世界を抜けた先はびっくり!!床も天井も壁も照明も、すべてがオレンジに染まった空間が続きます。薄暗いブルーから来ると、コントラストが強すぎて物凄く眩しく感じますね。

壁に掛けられたディスプレイでは、「創造性」「味覚」「現代性」など様々なテーマの映像が流れます。

対面の壁に並ぶのはポストカード!こちらもディスプレイと同様のテーマの様々な写真が映されていました。

ゆっくり見ていたら、このあたりでパビリオン最後の客になってしまいました!ということで、ささっと退館します!

カフェのチュロス

出口にあるのはショップ。スペイン産のワインや、おしゃれな青いボトルに入った水「ソラン・デ・カブラス」などを販売。

レストランもあり、スペインらしいメニューがそろったコース料理を食べることができます。

レストランはもうラストオーダーが過ぎていましたが、併設のカフェはまだまだ営業中!サングリア、ビール、ワイン、コーヒーなど各種ドリンクが並んでいます。

カフェにてチュロスを発見してしまいました!!実は最近水族館などで売ってるチュロスにだだハマり中。知らなかったのですが、チュロスってスペイン発祥なんですね!

チュロスそのものには砂糖はかかっておらず、ホットチョコレートにディップして食べます。ミルク感が強くココアみたいなクリームは甘さも控えめで絶品でした!

 


 

ということで、このスペインが本日最後のパビリオン。人が少なくなった大屋根リングを歩いて、東ゲートへと向かいます!

21:10に東ゲートを出て、阿部寛に到着したのは21:35。25分ほどでした!明日がほんとのほんとに万博最終日!万博の記事もあと5本くらいでおしまいになる予定ですー。

大阪・関西万博の記事一覧
2025年4月13日(日)から10月13日(月)の期間で開催となった大阪・関西万博。6/28(土)~6/30(月)の3日間、そして9/8(月)~9/10(水)の3日間、合計6日間でめぐった各パビリオンの紹介記事を書いております!パビリオンの記事書くのめっちゃ楽しい!

コメント

タイトルとURLをコピーしました