南大東島 Part 10 コウモリの森に佇む島神社『大東神社』(大東諸島)

大東諸島

生い茂る森に包まれた神秘的な空気が漂うスポット。島の開拓団が入植時に建立した神社であるため、島における人の営みを最初から見守ってきた神社なのです。夜はダイトウオオコウモリを観察できるスポットでもあるようです!

念願の『北大東島・南大東島』へ!困難の事前計画編(大東諸島)
島好きならば一度は訪ねてみたい沖縄のはじっこの離島「大東諸島」。絶海の孤島であるため、そのアクセスはなかなかハード。今回の記事では、試行錯誤した計画や、宿や移動手段の予約など、事前準備をまとめています。「三角航路」が廃止となった今、2島をめぐるのはけっこうタイヘンな予感がします。
訪問日:2025/11/14(金) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

開拓時に建立された神社

南大東島を代表する神社が大東神社。明治33年(1900年)、玉置半右衛門を開拓主とした開拓団が島の開拓をスタート。その際に天照大神を祀る神社として建立されました。

きれいに整備された参道。敷かれた白い石はサンゴのようにも見えます。

参道の先にあるのが石の鳥居。円柱のみで構成された鳥居は、堂々とした姿で鎮座しています。

その先にある石段は、両サイドに石灯籠がずらりと並んでいます。荘厳な雰囲気が出てますね!

森に包まれた社殿

石段を上り切ると、屋根のついた鳥居のようなものが見えます。賽銭箱が設置されているのでおそらくここが拝所。

目につくのは真っ赤に染められた「蟇股(かえるまた)」。通常は2本の水平材を上下に繋ぐ部分ですが、ここでは上側が繋がっておりません。何らかの理由で木材を失ってしまったのかと思いきや、そのような跡も見当たらず。まるで後から載せたように見えますが、詳細は不明。謎は残ります。

直ぐ側に生えるガジュマルはかなり立派な姿。ガジュマルは枝から垂れ下がる縄のような「気根」が地面につくと、そこから幹へと成長していきます。もともとの幹はやがて腐ってしまうため、移動する樹木なのです。このまま進むと、いずれ神社と一体化してしまいそうですね。

急な石段の先には真っ赤な扉。その奥に、赤い社殿が見えます。拝所より先へ進むのが躊躇われたのでここまでにしておきます。

向かって左には末社として金刀比羅宮が祀られています。南大東島では、ここ以外に西港の近くにも金比羅神社があります。

相撲が奉納される豊年祭

毎年9月23日に開催されるのが「南大東村豊年祭」。神輿が島中を練り歩くという、沖縄らしからぬお祭です。この神社の境内には立派な土俵があり、「江戸相撲」と「沖縄角力」が奉納されるそう。

この2つはどう違うのかなと思ったので調べてみたところ、一般的な相撲である江戸相撲に対して、「沖縄角力」は最初から組み合った状態からはじめ、張り手などは禁止、投げ技と掛け技が中心となるそうです。

他にも沖縄民謡や大東太鼓も奉納され。沖縄と八丈島の文化が融合した「大東文化」を体感できる内容とのこと。

「ふるさと文化センター」で見かけた島の行事の本によると、子供たちが「乞食箱」と呼ばれる箱を担いで集落の家々でお菓子をねだる行事もあるそう。まるでハロウィンみたいですね!

ダイトウオオコウモリの生息地

境内にはガジュマルがそびえる広場があります。そこに建つ石碑に刻まれているのは「天然記念物ダイトウオオコウモリ」の文字。

ダイトウオオコウモリは、南北大東島にのみ生息する動物。絶滅危惧種IA類にも指定されています。この森は、そんなダイトウオオコウモリの生息地。夜間に訪れると、多数のコウモリが飛び交う様子を観察できるそう。

昼間は木の枝にぶら下がり寝ているとのこと。目を凝らして探してみるも、全く見つけられませんでした!

ちなみに、11月の訪問でしたが蚊がたっぷりと暮らしていました。あっという間にたくさん刺されてしまったので、虫除け対策が超おすすめ。特に、夜間にコウモリ探しをするならば、ほぼ必須だと思います。

ダイトウオオコウモリ見たいけど集落から離れている夜の神社はちょっとコワイし虫よけも持ってない・・・悩んでいたところ、もっと気軽にコウモリが見られるポイントを発見してしまいました!ということで、続きは次回。

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