なんといっても極薄のワンタンがインパクトある酒田ラーメン。店名に月の字を含むことから「月系」と呼ばれる店舗の一つ、花鳥風月へ。営業時間が長いので夕食にもおすすめです。
酒田といえばワンタンメン
ラーメン好きが多いことで知られる山形県。県内には、「赤湯ラーメン」や「冷やしラーメン」、「鳥中華」など、特徴的なラーメンが多数存在しています。
庄内地方である酒田にも「酒田ラーメン」というご当地ラーメンがあるそう。煮干しやトビウオ、昆布などの魚介出汁と、豚コツや鶏ガラ等の動物系出汁の旨味とコクを合わせたスープ、自家製麺がその特徴です。
そして、最大の特徴といえば「ワンタン」。酒田のラーメンを全国的に広めるために結成された「酒田のラーメンを考える会」において、見た目が普通の醤油ラーメンではインパクトに欠けるため、ワンタンメンを売りにすることに。
このように書くとつい最近生み出されたのかと思いがちですが、ワンタンメン自体の歴史は古く、有名店である「満月」においては昭和35年創業当時から人気メニューであったそうです。
なお、酒田のラーメンは、2023年に開催された第1回 日本ご当地ラーメン総選挙にて、なんと優勝を果たしています!日本一はすごいですね!
人気な月系のラーメン店
酒田市内にある有名店と言えば、「新月」「三日月軒」と、名前に「月」の字が含まれていることが多いです。前述の有名店である「満月」から派生した店であり、「月系」とも呼ばれています。
今回酒田に来ることができたのですが、日中は飛島という離島に渡っていたため、市街地に入ったのは夕方。夕食はラーメン!と思ったのですが、お昼しかやっていないお店ばかり。
そんな中、平日でも夜間営業していたのが「花鳥風月 酒田本店」。年中無休で11:00~(20:00)20:30と長い営業時間で、とっても利用しやすいお店です。
鶴岡店、山形北町店、山形南店と展開しており、「照月」も系列店です。
活気あふれる店内
店内はカウンター9席、4名テーブル3席、2名テーブル2席。お昼時は行列との口コミが多数。GW中の訪問であったので、ピークをずらして夕方17:00過ぎくらいに訪問したところ並ばずに入ることができました。
案内してくれたおじさんはとっても丁寧で物腰柔らか。実は直前に電話で営業時間と混雑状況を確認したのですが、そのときも丁寧な対応でとっても好印象でした。
注文は食券制なので、先に目星はつけておくのが良さげです。
メニューはワンタンメンがメイン。「ワンタンメン」、「海老ワンタンメン」、「つけワンタンメン」など。夏季限定で「冷やし海老ワンタンメン」、冬季限定で「辛みそ海老ワンタンメン」といったシーズナリティメニューも。どちらも山形らしいメニューです。サイドメニューはライスとチャーシュー丼だけというシンプルなスタイル。
花鳥風月ラーメン
初めてなので、一番人気の「花鳥風月ラーメン」にしてみました。「海老ワンタン」と「肉ワンタン」が両方のったお得感あふれるメニューです。
他には、玉子、メンマ、チャーシュー、ネギといったトッピングが乗っております。
麺は細ちぢれ面。やわやわに見えますが、思ったよりも歯ごたえがあります。
気になるお味
スープはすっきり。出汁とほんのり甘さも感じます。味が薄いときは卓上の醤油ダレで調整も可能。
ワンタンは向こう側が透けて見えるほど極薄。ズルっとすすると、ふわふわトロトロの食感が口の中に広がります。
実はチャーシューも独特で、焼き目がつくほどしっかり焼かれています。チャーシューといえば煮込みのイメージが強いですが、焼いた豚肉といった香ばしいタイプ。
ボリュームはほどほどなので、少食気味な私でもあっという間に食べ終わってしまいました。お店を出るころには、10人ほどの列ができていました!やはり夕食時は混雑必至ですね。
あ!最後にひとつ、ラーメンと合わせてインパクトがあったのが、席に置かれている謎の液体。
お酢のようにも見えますが、これは濃縮ジャスミン茶。お冷に入れることで、爽やかなジャスミン茶に変化させることができるのです。ラーメンのあとのお口直しにもぴったりです!
アクセスと営業情報
JR酒田駅からは徒歩35分、JR東酒田駅からは徒歩20分ほど。駐車場は店舗の前に17台ほど備えています。
営業時間 | 11:00~20:30(L.O. 20:00) |
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定休日 | 年中無休 |
公式サイト | https://kachou.jp/ |
※掲載の情報は2024年5月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。
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