実際の草木が植えられたジャングルが広がるパビリオン。影絵のモチーフや神聖な武器など伝統を感じる展示に加えて、移転予定の新首都のジオラマやプロジェクションマッピングなど未来を感じる展示も。スタッフさんのおもてなし精神も嬉しいポイントです。
あふれるおもてなし精神
東南アジアにある島国、インドネシア。リゾート地として知られるバリ島をはじめ、ジャワ島やスマトラ島など、多数の島で構成されています。実は、インド・中国・アメリカに次ぐ世界4位の人口を誇ります。
そんなインドネシアのパビリオンは、大屋根リングの北側にあります。船をイメージした姿は、絶えず前進・成長していくことを象徴しているそうです。
多くの海外パビリオンがそうであるように、ここも予約不要のパビリオン。訪問日はトップクラスの入場者数を記録した日でしたが、20分くらいで入ることができました。
列に並ぶ際も、スタッフのお姉さんがハンディファンで風を送ってくれたり、待機中も一口サイズの紙コップでコーヒーを提供してくれたりと、サービス精神が旺盛でほっこり。「おもてなしナンバーワン」との呼び声も。
パビリオンの前にはアウトドアステージも。ちょうど終わったところですが、タイミングが良いと待機中も楽器演奏などを楽しむことができます。
ホンモノの熱帯雨林
パビリオンの中に足を踏み入れると、そこに広がるのは熱帯雨林!イメージした模造ではなく、植えられているのは実際の樹木。スタッフさんが「インドネシアノショクブツハホンモノデス!」とカタコトの日本語で来場者に呼び掛けています。
ヘゴやオオタニワタリなど、熱帯ならではの植物は雰囲気抜群。ときおりカラフルなライトアップも行われ、幻想的な雰囲気に。
温室だと完全にサウナ状態かと思いきや、噴き出すミストで意外とひんやりするポイントも。天候にもよりますが、外にいるよりは涼しく感じました。
ジャングルに潜むモノ
熱帯雨林を歩いていると、スマトラゾウに遭遇しました!さすがに動物はホンモノではありませんが、伝統的な影絵人形芝居「ワヤン・チャランガン」のシルエットを用いているそう。
スマトラトラは真鍮と銅の彫刻作品。躍動感のあるポージングと鋭いキバがリアルな作品です。
カラフルな怪人に見えるこちらは楽園の鳥。アクリル糸・コットン・ポリエステルでできた極楽鳥を表現した作品です。
コモドドラゴンもいました!インドネシアにしか分布していない世界最大のトカゲ。ここでは彫刻の姿で来館者を出迎えています。
不思議なデザインの武器
通路に展示されているのは、なんと武器!伝統的な武器は一般的な剣やナイフとは異なる独特なデザイン。不思議な形のトンバックは、地域により様々なデザインが存在しています。
伝統的なジャワの武器ドゥイスラ・マタラム。二又の短い槍であり、ただの武器ではなく神秘的な力を持つ神聖な宝物として崇拝されています。
西ジャワのスンダ人の伝統的な武器、クジャン。もともとは農作業の道具であり、そこから身を護るための武器へと変化したそう。
リアルに感じるインドネシア
デジタルコンテンツもしっかり備えています。熱帯雨林の先の部屋では、360度の壁と床に映し出されるマッピング。海の中や森の中の滝など、インドネシアの豊かな自然を体感することができます。
未来の都市のジオラマもプロジェクションマッピングであざやか。壁には格言のようなコトバが並んでいます。この街、実は現在のジャカルタに変わる首都として計画されているヌサンタラ。正確な移転年は決まっていないようですが、2030年頃には完了するとのウワサ。
最後の部屋は大きなスクリーンを備えたシアター。伝統的な影絵をはじめとした映像が上映されており、リアルなインドネシアを体感することができました。
カフェとショップ
展示を抜けるとカフェとショップ。パビリオンの展示を抜けた先にあるため、比較的混雑しにくい飲食スペース。名産のコーヒーや、鶏肉スープ料理「ソト・アヤム」など、インドネシアらしいメニューがそろっています。
さてさて、最後にこちらのずらりと並ぶ仮面。エントランスに飾られており、パビリオンに入ると一番最初に目にする展示です。
ユニークな表情のものが多数ある中で、「お笑い怪獣」を見つけてしまいました!!!
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