ヒンドゥー教の神様を模した工芸品や色鮮やかな調度品がずらりと並ぶパビリオン。QRコードの解説を読み込めば、博物館のような楽しみ方ができます。海外旅行に来たような気持ちになれるショップも面白いです!
蓮の花のパビリオン
ブラジルパビリオンの次は、近くのクウェートや中国が気になっていたのですが、どちらも2時間待ちの大行列。大屋根リングの北側へ移動するも、アゼルバイジャン、モナコ、スペイン、オーストラリア、サウジアラビアといずれも1時間以上待ちな様子。暑さに負けそうなので、なるべく早く室内に入りたいところ。そんな私を救ってくれたのがインドパビリオン。たまたま列規制解除のタイミングにあたり、待ちなしで入ることができました!
蓮の花をモチーフした外観は、洗練された印象です。
パビリオンの前には手のモニュメントも。合掌した姿は、インドらしさが全開です。スピーカーからは陽気な音楽が流れ出し、インド映画の如く今にも踊りだしそうな雰囲気も。
なお、インドパビリオンの別名は「バーラト館」。あまりなじみがありませんが、「バーラト」というのはヒンディー語でインドのことを指すコトバ。「ジャパン」と「日本」みたいな感じかな。
館内に進むと、いきなりカウンターが登場!まるでホテルのロビーみたいですが、チェックインは不要でございます。
QRコードで学べる展示
仏像など様々な置物があちこちに置かれています。すごいものな気がしますが、それぞれ解説はないためぜんぜんわかりません!
と思いきや、よく見るとさりげなくQRコードが置かれています。アクセスしてみると、解説が見れました!
全編英語です!!!
と思いきや、ちゃんと言語切り替え機能があり、日本語でも読むことができました!
ちなみに先程の写真は「パンチャムキ・ガネーシャ」。パンチャムキというのは顔が5つある「五面」を意味しているそう。それぞれの顔が土、水、火、風、そしてエーテルという5つの要素を象徴しています。
インドらしさが詰まった空間
続く展示室も、法螺貝のガネーシャ、木製の孔雀などが並んでおり、これぞインドといった雰囲気。天井に描かれたゾウは、まるで寺院の天井画のようです。
壁にびっしりと並ぶのは多数のツボとレリーフ。こちらは「土の絆」と題されています。このオブジェは、インドの各州と連邦直轄領から集めたもの。土を通して国の団結を示しているそう。
壁一面に並ぶのは、タペストリーなどの工芸品。それぞれが鮮やかなのはもちろん、配置にもセンスを感じます。
国鳥であるクジャクがモチーフのキャラクター「マユール」もお出迎え。動物園のマスコット、もしくはCGアニメ映画のキャラみたいです。
先端技術の紹介
館内を進んで行くと、高速鉄道や人工衛星、AIスキルなど先端技術の紹介もあります。こちらはインディアンレイルウェイズの模型。インドでは国内初となる高速鉄道の開業へ向けて、様々な計画が建てられているそうです。
月面探査機のチャンドラヤーン3の模型も展示されています。QRコードの解説によると、「2023年8月23日に月の南極への軟着陸を成功させることを明確な目標としています」とのこと。2年も前の話ですが、結果はどうなったのでしょうか?Wikipediaによると「8月23日、月の南極付近にあるマンチヌス・クレーターの南東部に世界で初めて降り立った。」とのこと。無事成功したのですね!
展示室終盤には映像作品も。インドの都市と世界の都市の映像が交互に流れていきます。
ショップとテイクアウト
館内の一部屋はショップになっており、指輪やスカーフ、工芸品などを販売しています。
いきなりスタッフのおじさんに手招きされ、手を出すように言われました。そして指輪を嵌められました!
金属アクセは身に着けないのですが、うっかり買ってしまいそうに。これぞインクレディブルインディア!!でも、こういう店員さんとのやりとりも海外旅行してる気分で楽しかったりします。
出口付近にはテイクアウトカフェがあり、「ビリヤニ」「サモサ」「チキンティッカ」などのインドらしいメニューを販売。「パニプリ」という、自分で穴を開けて具を詰めて汁を入れる不思議な食べ物も。
通常万博のパビリオンは21:00閉館ですが、テイクアウトカフェは21:10頃まで営業しております。最後は値引きされたテイクアウトメニューが購入できるとのウワサも。
気になりますが、少々列が伸びていたので、すぐ近くにあるORA外食パビリオン『宴~UTAGE~』へ。様々な飲食店が入るフードコートのようなパビリオンで、食に関連する展示もあります。ただし座席はないので、テイクアウトして外のベンチなどで食べる感じです。
ここで食べたのは、象印のおにぎり!夢洲駅構内の巨大阿部寛でおなじみの象印。お米も海苔も激うまでした!
少し休憩したあとは、オマーンパビリオンへと向かいます!超水属性なパビリオンです!

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