日生諸島めぐり、最初に向かったのは架橋された離島である鹿久居島と頭島。船に乗らず、車で気軽にアクセスできますが、離島の雰囲気は存分に感じ取れる島です。
車でアクセスできる島
日生諸島に属する鹿久居島(かくいじま)と頭島(かしらじま)。2004年に頭島と鹿久居島を結ぶ「頭島大橋」が開通、さらに2015年に鹿久居島と本土を結ぶ「備前♡日生大橋」が開通したことで、車で気軽にアクセスすることができるようになりました。
気になる「備前♡日生大橋」のネーミングは、一般公募により決められたそうです。ちなみに「♡」は特に読み方は決まっていないため、自由に読んでいいそう。自由にと言われても、ハート以外に呼び方が思いつきません!
・・・「きゅん」とか?「びぜんきゅんひなせおおはし」と呼んでも良いのかな?
ほぼ山地な鹿久居島
ということで、最初に渡った鹿久居島。周囲28kmと、日生諸島最大、そして岡山県最大の島でもあります。島内は平地が少なくほとんどが山地であるため住んでいる人は少ないです。
江戸時代には岡山藩の馬牧場となり、その後は流刑地となったり、藩の御林となったりと様々な歴史を歩んで行きます。現在はキャンプ場や農園、予約制の体験施設「古代体験の郷まほろば」などがあり、自然を体感するような雰囲気の島。
島内には果物の直売所がいくつかあります。立ち寄った山本農園直売所はまだ営業前。もも、栗、柿、ミカンなど様々な果物に加えて、スムージーやフルーツアイスと取り扱っているそうです。
橋を渡って頭島へ
鹿久居島から頭島大橋を渡り、頭島へ。周囲約4kmと小さな島ですが、日生諸島の中では最も人口が多い島であるそう。
港には白いテントがずらりと並んでいます。島のメイン産業は牡蠣の養殖。テントの中では明るいアジア系の人たちが貝を割る作業をしていました。
集落の奥に鎮座するのは頭島神社。御祭神や由緒などの情報は一切見つからず、唯一見つけたクチコミによると八幡宮であり、応神天皇・神功皇后・仲哀天皇を祀っているそう。
そしてこちらが頭島港。ここから船に乗れば、大多府島、鴻島、そして日生港まで向かうことができます。
高台に立つたぬき山展望台
標高55mという島の最高地点付近に立つのはたぬき山展望台。白と水色のかわいいカラーリングの展望台です。
入り口にはタヌキがいます。手前のザルはお賽銭入れでしょうかね。
螺旋階段を登ると、長島、鴻島、大多府島、さらには小豆島まで見渡せます。遮るもののないパノラマは爽快です!!
なお、この展望台には駐車スペースはなく、路肩のわずかな膨らみのみ。軽自動車でないと、車でのアクセスは難しそうです。
渚の交番ひなせうみラボ
ひなせうみラボは、「日本の海洋文化と伝統を守る要」をコンセプトに誕生した渚の交番。1階にはインフォメーション、物販コーナーがあります。
2階には「キッチン星の」というカフェが入っておりますが、Googleマップを見ると閉業に。ところが、いざ現地に行ってみると新たに「Sato Umi てらす はぁとす」というお店が入り、現在も営業している様子。
お店の前に置かれたボードには、「SatoUmi丼」「カキフライプレート」「SatoUmiサンデー」「こいけさん家の島オレンジジュース」など、個性的なメニューがずらり。
訪問したのが朝なのでまだ営業前でした!!事前に分かっていればお昼時に調整したりもできたのですが・・・。調査不足でございました。
なお、このうみラボの周りにはアート作品がたくさん!ちょっとしたフォトスポット感覚での立ち寄りも良さそうです。
こちらのサカナ、よく見るとカヤックを利用しています。装飾に利用されているのは、プラスチックや空き缶などのおそらく海洋ゴミ。ここでは、海洋ごみ回収活動も行っているようです。
さあ、お次は鴻島へと向かいます!車で日生港まで向かいます〜。
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