アートとガラスのスパイラル『チェコパビリオン』(大阪・関西万博パビリオン)

大阪・関西万博

ガラスや絵画などのアート作品が並ぶ芸術性の高いパビリオン。デジタル要素はほぼゼロという、他とは一線を画す展示は逆に潔さすら感じます。屋上の展望台は眺めが抜群で、開放的な気持ちになれます!

訪問日:2025/9/10(水) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

ガラスと木材のスパイラル

9月の万博3日目、通算6日目!今日で私の万博はおしまい。気合い入れていきます!まずは停まっていたホステルをチェックアウト、そして本町駅のクロネコヤマトに荷物を預けます。6月にも利用したこちら、なんとスタッフのお姉さんが私のことをおぼえていてくれました!そんな雑談とかもしてないのに、嬉しすぎます。

しっかりと睡眠確保したので、夢洲駅到着は10:22と遅め。10:33に並び始め、11:00に入ることがでしました。今日も平日ですが、なかなかの混雑具合。

そんな中で最初に向かったのは、比較的混雑が控えめなチェコパビリオン。チェコといえば首都プラハの旧市街地や、ビールが有名な国ですね!

一見すると「港の交流センター」みたいにも見えますが、上部に行くほど広がる螺旋構造という、変わった建築をしています。木材部分は「CLTパネル」という強度の高い合板、ガラス部分阿はチェコの伝統工芸「ボヘミアン・クリスタルガラス」で仕上げられています。

9月10日水曜日、11:20頃に並び、15分ほどで入ることができました。だいたい40人くらいずつ案内されている感じです。

(チェコといえば、ドヴォルザークやスメタナといった作曲家は世界的に有名ですね!私はチェコスロバキア時代のアングラサイケバンド「The Plastic People of the Universe」や、アヴァンギャルドな「Uz Jsme Doma」が好きでした!)

まるでアートミュージアム

まずはお兄さんが日本語で解説。建築や展示の案内をしてくれます。ひとしきり説明を終えた後、最後にひとこと「知らんけど」。まさかのオチに大爆笑です。

チェコパビリオンは中央部分がコンサートやイベントが開かれるホール。展示は、ホールのまわりの螺旋スロープ部分に並んでいます。今回はイベントのない時間での訪問だったので、螺旋スロープを進んで行きます!

壁面にはカラフルな現代アートが次々と登場。美術館の回廊のような展示室です。

吊り下がるのはガラス作品。クリアでとっても美しいですが、よく見ると「ナン」みたいな形をしています。

終盤にはまるで落書きコーナーのようなパートも。よく見ると、姫路市長や万博大臣のサインが。さらに、大阪府知事・吉村洋文や、内閣総理大臣・石橋茂のサイン、オバQのイラストも!

スロープに並ぶ美術品

アール・ヌーヴォーの画家、アルフォンス・ミュシャの《岩に座る裸婦》。日本でも頻繁に展覧会が開催されるミュシャは、チェコ出身なのです。

その隣にあるのはレネー・ロウビーチェク《Reneのガラス彫刻》。何をモチーフにしてるのかわからない、不思議なデザインの作品です。奇妙な地球外生命体のようです。

こちらの木製のおもちゃは、マリオネット。刀を持ったサムライは、下にある紐で操ることができます。そういえば、チェコは人形劇も盛んでしたね!

天井から下がるのは、黄緑色をしたガラスの薔薇。この色合いは、チェコ発祥とされるウランガラスを使用しているそう。独特の質感と色彩は、吸い込まれそうな魅力を放ちます。

不思議なレネちゃん

不思議なグリーンのキャラクター。こちらはチェコパビリオンのマスコットキャラクター「レネ」

展示室の最後にはファンアート置き場が設けられており、イラストやぬいぐるみ、立体造形など様々な作品が並んでいます。

パビリオン外にあるショップにも、大量のレネちゃんグッズが。ぬいぐるみ、ピンバッジ、絵本、キャップなど、ラインナップは豊か。

あれ、このキャラのデザイン、どこかで見たような・・・・あ!!さきほど見た《Reneのガラス彫刻》ですね!!あの作品をキャラクターにしてしまうなんて、チェコのセンスに驚きを隠せません。

屋上の眺めとチェコビール

螺旋スロープを上り詰めると、最後は屋上に到着。レストランがあり、屋外席もあります。チェコビールなどのドリンクを買って、ひと休みするのにちょうど良いポイント。

ビールは、泡の量を3段階から選ぶことができます。普通のビールくらいの「ハラディンカ」、半分くらいが泡の「シュニット」、ほとんどが泡の「ミルコ」。ミルコはマイルドで甘く感じるそうです。このビールは、屋上でなくてもパビリオン入り口近くのカウンターでも販売。そっちのほうがお値段が安く見えました!

ここは大屋根リングの南側やシグネチャーゾーン見渡す展望スポット。タイミングが良いと、昼の「水と空気のシンフォニー」や、夜の「アオと夜の虹のパレード」といった水上ショーを見ることができるそう。

お次は、大屋根リングの北側へ移動してタイパビリオンへ!

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2025年4月13日(日)から10月13日(月)の期間で開催となった大阪・関西万博。6/28(土)~6/30(月)の3日間、そして9/8(月)~9/10(水)の3日間、合計6日間でめぐった各パビリオンの紹介記事を書いております!パビリオンの記事書くのめっちゃ楽しい!

 

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