大爆笑している赤い球体がインパクト抜群なパビリオン。ネギをはじめとした摩訶不思議なアート作品の展示と、1日に数回ステージで開催されるプログラムが見どころです。夜に開催されるカラオケ盆踊りは、よく分からないけど盛り上がります!
赤い球体パビリオン
大屋根リングの西側に鎮座する、シンガポールパビリオンとそっくりな赤い球体。こちらは吉本興業による企業パビリオン「よしもとwaraii myraii館」。
口がハートの笑顔が記されており、「タマ―」という名前が付けられています。実は吉本興業のロゴマークデザインでもあり、それが立体化した姿。
タマーの周りは芝生広場。斜面は自由に腰かけてくつろいでOK!!屋根はないため日中は日差しがきついかと思いきや、タマーが陰を作ってくれるポイントも。
直ぐ側の大屋根リング下にも大量のベンチがありますが、それすらも空いていない状況が続く9月の万博。ここはちょっとした憩いの場のような雰囲気です。周辺には「よしもとカレーパン」や「よしもとWクリームーパン」のキッチンカーも営業しており、ひと休みにも良さそうです。
鎮座する巨大ネギ
このタマー、球体そのもには入れませんが、その下部は展示スペースとなっております。
9月8日(月)の夕方頃に訪問したところ、まさかの列が!「よしもとはわざわざ並んで見るものではない」と、Xで見かけたので、少し時間を置いてから再訪しました。
内部はちょっとした展示スペース。室内ではなく、風が吹き抜ける、実質屋外なパビリオンです。
そんな空間に突然現れるのが巨大なネギ!!約4mはあるかというネギのオブジェ。切られているので、正確には8m級の超大型ネギです。
こちらは現代アーティストMASARU OZAKI氏の作品《問いかけられるネギ》。自由に腰掛けて写真撮影も可能!ネギに座って写真を撮るなんて、他所ではできない体験でごさいます。
ゲームアート作品
ネギ以外には、アーケードゲームの筐体が置かれています。《リミナル》と題されたこちらはボタンがひとつ。そこに記されているのは「ボタンヲオサナイデクダサイ」のメッセージ。「押すな、押すなよ!」的なフリかと思い躊躇いなく押してしまったのですが、ひたすらメッセージが出るだけで何かが始まることはありません。
隣にある《インタースティス》は、レバーもボタンすらもない筐体。「Insert Coin」や文字が表示されていますが、コイン投入口すらありません。故障中の張り紙が付けられていますが、それすらも演出のようです。
《ドリップ・ドロップ》は赤と青の2つのボタンがあります。押すと、天井から伸びる土管より、光のひらがなが降り注ぐ。これだけですが、これまでと違ってしっかりしたアクションがあるので、ひと安心。
説明もタイトルも見当たらない巨大な赤いボタン。ここはスタッフさんが常駐しており、心を込めて押してくださいとのアドバイス。複数人で押すと、天井が輝きファンファーレが流れました!
これらの不思議なゲームアート作品は、ネギと同じくMASARU OZAKI氏によるもの。楽しいような、難解なような独自の世界を展開していました。
盛り上がるカラオケ盆踊り
よしもとパビリオンのメインは、この展示スペースを抜けた先。
タマ―の前にはアシタ広場というステージが設置されており、様々なプログラムを上演。パビリオンに入らずとも誰でも自由に閲覧可能です。
訪問した際は、夜に開催される「カラオケ盆踊り」がはじまるところ。希望した一般人がステージに上がり、得意の一曲をカラオケで披露。それに合わせて芸人さんや集まった一般人が盆踊りを踊って盛り上がるという、唯一無二なイベントです。
遠目に見ていると、歌詞の「君」を「ミャクミャク」に変えて歌ってる方もいたりして、会場が沸いていました!さらに、前日の阪神優勝を受けて「六甲おろし」も。ウワサにきく曲、実は初めて聴きました!
ちなみにこの日は「シャンプーハット 恋さん」「ザ・プラン9 ヤナギブソン」「ジャングルポケット」が登場。昨日はなんと「明石家さんま」が登場したらしいです!好きな芸人に会えたらラッキーですね!
夕暮れに佇むタマー。そのまわりには、いつのまにかたくさんの人々が!ひと休みしながらもステージを楽しめる、ある意味究極の癒しスポットでございました。

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