食玩やフィギュアでおなじみ海洋堂プレゼンツのミュージアム。館内には様々なフィギュアが盛りだくさん!ただフィギュアが並ぶだけでなく、独創的なジオラマ造りも魅力です。見たことあるキャラクターや知っている生物、もしかしたら「昔持っていた!」なんてフィギュアにも出会えるかもしれません。
フィギュアのミュージアム
海洋堂は、フィギュアの造形企画製作・販売を行う会社。チョコエッグなどの食玩やカプセルトイ等、幅広く手掛けているので、その名を耳にしたことがある方も多いハズ。
滋賀県長浜には、そんな海洋堂のフィギュアミュージアムがあります。人気の観光地「黒壁スクエア」にあるため、観光に組み込みやすいのもポイント。
来館者を出迎えるのは「北斗の拳」のケンシロウ、ユリア、ラオウ。ほぼ等身大であるかというビッグサイズな造形は、まるで寺院の仁王像のように立ちはだかります。
入館者はコインが1枚もらえます。これを使って、フィギュアか缶バッジのガチャガチャを1回楽しむことができるのです。ウェルカムドリンクならぬ、まさかのウェルカムガチャです!
ラインナップは時期によって変わりますが、今回はウルトラマン、ゴジラ、エヴァンゲリオンの缶バッジなど。なんとなくウルトラマンにしたら、カネゴン引き当てました!なんか金運アップしそうな予感です。
海洋堂のヒストリー
1964年に大阪府守口市にて一坪半のプラモデル屋として開業した海洋堂。高知生まれの館長・宮脇修が海が好きだったことからこのような名前でスタートしました。(※一本の木刀が開業の決め手となったのですが、それはコチラの記事にて)
山積みされているのは、海洋堂の造形スピリッツの原点でもある「ガレージキット」。既製品だけでなく、自社オリジナルの造形を作成し、販売開始しました。
年表とともに展示されている様々な品々。プラモデルに芸術的要素を加える「アートプラ」という概念、チョコエッグをはじめとする「食玩」、可動域の広いアクションフィギュア「リボルテック」など、様々なワードが歴史を物語っています。
進んでいくと、造形を作り上げる「原型師」の紹介も。それぞれ解説パネルともに、その人が手がけた実際の作品も並んでいます。「見るものをその世界に引き込む圧倒的な魅力」「稼働フィギュアの新しい世界を拓いた」など、書かれているコトバも引き込まれる内容です。
リアルな古代の生物
チョコエッグでは、動物や鳥など様々な生き物の造形を製作していた海洋堂。館内には、実在する生き物や、かつて実在した生き物などリアルな作品が多数並んでいます。中でも、目を引くのは絶滅してしまった古生物!アノマロカリスやハルキゲニアなど、バージェス動物群が海中で暮らす様子が再現されています。
「海の支配者」と題されたジオラマでは、長い首のエラスモサウルスが海上と海中で描かれており、躍動感たっぷり。周りにはイクチオサウルスやプテラノドンの姿も。背景セットとともにジオラマとして仕上げられているのがイメージしやすくて良いです。
イクチオステガの上陸シーン。地上に進出する最初期の両生類であり、恐竜図鑑でもおなじみのシーンです。えっ、全然おなじみじゃないですか・・・?
夢があるジオラマセット
リアルなジオラマは見応え抜群ですが、それだけではありません。
これ見てください!
こちらは恐竜が動物園のように展示されているという、ジュラシックパークのようなロマンを感じるシーン。こんな感じで現実にはあり得ない世界を見ることができるのです。
食卓に並ぶのは干物のフィギュア。この時点でもユニークですが、奥の冷蔵庫の中身はなんと水族館になっています!日常に溶け込むファンタジーって、わくわくしませんか?
こちらは「昔話オールスター」。桃太郎、金太郎、浦島太郎、一寸法師、こぶとり爺さん、舌切り雀、鶴の恩返しという定番の昔話キャラクターが一堂に会する夢がある作品。各所にて様々なドラマが繰り広げられています。
キャラクターフィギュア
キャラクターフィギュアもたっぷりと展示されています。エヴァンゲリオン、ゴジラ、ウルトラマンなど誰もが知っている作品から、なかなかマニアックなアニメまで、誰でも知っているものが必ず見つかるはず。
ということで、最後はそんなキャラクターフィギュアをいくつかご紹介させていただきます!
まずはこの怪獣、ご存知でしょうか!
こちらはゴジラ映画に登場するビオランテという怪獣。バラとゴジラと人間の細胞からなるバイオ怪獣です。実は最近、平成ゴジラを一気見したので個人的にめっちゃタイムリー。このビオランテ、悪いこと何もしてないんですよ!
お次はこちらのキャラクター!
どれくらいの方が知っているのか、ちょっとマニアックな存在です。
正解は『風の谷のナウシカ』に登場する蟲使い。アニメ映画には登場しないため、原作漫画を読んでいる人しかわからないキャラクターです。なかなかインパクトがあるので、一度でも読んた方は覚えているのでは。
最後はこちら。
スーツ姿のOLさんですが、縮尺がおかしいことになっています。
こちらは『シン・ウルトラマン』の浅見弘子。長澤まさみさんが演じるキャラクターであり、メフィラスのプレゼンテーションの一環で巨大にされてしまったシーンを再現しています。実は初代ウルトラマンのオマージュシーンでもあるのですよね!
そんなわけで、私の怪獣好きがにじみ出てきてしまったので、このあたりで終わりにしようと思います!長浜に訪れた際にはぜひ立ち寄って、いろんな思い出にたっぷり浸ってみてくださいね!
アクセスと営業情報
JR北陸本線「長浜」駅から徒歩6分。
開館時間 | 10:00~17:00 |
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休館日 | 不定休 |
料金 | 1,000円 |
公式サイト | https://www.ryuyukan.net/ |
※掲載の情報は2025年2月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。



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