与論島 Part 4 セルフスタイルの地下空間『赤崎鍾乳洞』(与論町/奄美群島)

与論島

有料の鍾乳洞でありながらもほぼ無人スタイルという、島ならではの鍾乳洞。薄暗い洞窟には個性的な鍾乳石がたっぷり。ユニークなネーミングセンスも魅力です。

訪問日:2024/9/21(土) ※掲載の写真・情報は訪問時のものです

セルフスタイルの鍾乳洞

与論島の南東部に位置する赤崎鍾乳洞。長い年月をかけてできた鍾乳洞であり、観光スポットとして整備されています。

受付には誰もおらず、ホワイトボードに「本日は所用で外出しております。」の記載。もしかして本日はクローズでは・・・そう思ったのですが、よく見ると入場料を置いておけば見学OKとの記載が。

ということで、セルフでお金を置いて入場券を取ります。既に何人もの人が訪れたのか、それともお釣り用なのか定かではありませんが、受付には普通にお金が積まれております。都会では考えられない、これぞ島ならでは・・・といいたいところですが、ここまで普通にお金が積まれているのはさすがに初めてです。

写真付きのわかりやすいマップも置かれています。洞内に案内は少な目なので、持っていくのがおすすめ。

ダークな洞窟内部

階段を降りて洞窟内部へ。それほどひんやりしておらず、じめじめした空気です。

足元が濡れていたり、天井から水が垂れてくることもあるので、動きやすく汚れても良い服装がよさそうです。といっても起伏はほとんどなく、身体を擦るような狭い箇所もありません。距離も120mほどと短めなので気軽に散策できます。

照明は控えめで薄暗い雰囲気。ときおり排水装置らしき機械音が鳴り響くので、ちょっとびっくりします。これ、一人だとけっこうコワイかもしれません・・・!

様々な姿の鍾乳石

洞内で見られる鍾乳石は様々なカタチをしており、一部には名前も付けられています。こちらは「千枚田テーブル」。こまかい網目のような模様が形成されており、たしかに千枚田のような姿。

天井にびっしりと並んでいる鍾乳石は「針天井」。もし落ちてきたら、と考えるとちょっとコワイですが、これくらいのサイズなら致命傷は防げる気がします。

針天井をさらに進化させたような姿の「剣の間」。天井から生えたたくさんの剣、これが落ちてきたらさすがにアブナイです。

赤い鳥居は昇龍神社。800年前の人骨が発見されたことから、守り神として建立されたものとのこと。無病息災を願ってお参りするそうです。

ユニークなネーミング

そんな鍾乳石ですが、中には非常に個性的な名前が付けられているものも。

こちらの写真に映る、地面から付き上がるような大きな鍾乳石。いったい何に見えますか?

とうもろこし?たけのこ?いいえ、正解は「ジャンボソフトクリーム」。ただのソフトクリームでなく、ジャンボと付くところが非常に良いです。

地面に散らばるような丸っこい鍾乳石。こちらは「エイリアンの卵」。何かと思って検索してみたところ、SF映画『エイリアン』に登場する卵のことであるそう。画像と照らしてみたら、めっちゃそっくりでした!

昇龍神社のそばにある「幸福の門」。「きっと幸せが参りますようにと祈りながら通り抜けてください」。とのこと。「きっと」というのがちょっと謙虚な感じがしますね。

最深部まで進むと、見えてくるのは地上へとつながる穴。光が射し込む中で聴こえてくるのは木々のざわめきと水の音。神秘的な光景です。

ここが出口ではないので、折り返して出口へと向かいます。見学所要時間はゆっくり見ても20分ほど。サクッとめぐることができる鍾乳洞でした!

アクセスと営業情報

百合ヶ浜行きの船が出る「大金久海岸」や「与論民俗村」から近いので合わせての訪問がおすすめです。

営業時間 10:00~16:00
定休日 不明
料金 1,000円

※掲載の情報は2024年10月時点のものです。最新情報は公式HPにてご確認ください。

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